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エスカレーター事故

2017年07月12日 | 社会派らぼ
高松市の商業施設で女性が死亡する事故があったと報道されています。女性は2階から3階に上がるエスカレーターを利用していましたが、すぐ前に妻の車いすを押す81歳の男性がいたそうです。エレベータがほぼ上がりきったあたりで車いすを押していた男性が後ろに転倒、夫婦と共に後ろの女性が巻き込まれたと言います。車椅子夫婦もそれぞれ怪我を負いましたが、後ろの女性は死亡したということです。

何か他人事と思えない事故です。駅や商業施設でエスカレーターは良く利用します。疲れていたり荷物が重かったりすると、階段ではなくエスカレーターを探してしまいます。上層階まで一気に行きたい時や極端に荷物量が多い場合はエスカレーターではなくエレベーターを探しますが、多くの場合エレベーターはエスカレーターのすぐ横には無く、駅ならホームを歩いてわざわざ探しに行かなければなりません。ベビーカーなどで移動していても、ツイエスカレーターを利用してしまうことがあります。恐らく今回の車いす利用者と同じです。

車椅子やベビーカーを押しながらエスカレーターを利用しようとすると、介護者と車体とが別の段になりますから、水平を保つために介護者は無理な姿勢を保つことになります。昇りの場合は前輪が一段高い状態ですから、後輪部分を宙に押し上げて車体を水平にしなくてはなりませんし、下りの場合はその逆で前輪を宙に浮かせて水平を保ちます。ですから、昇り降りの瞬間に浮いた車輪を同じ位置に戻すとともにエスカレーターを離れなければならないため、バランスを崩す場合があると思います。そのために、今回の商業施設もそうですが、ベビーカーや車椅子でのエスカレーター利用を禁じています。…が、上述のようにすぐ近くにエレベーターがあるわけではなく、エレベーターはエスカレーターのようにすぐに乗れるわけでなく籠がその階に到着するまで待たなければならない事もあって、無理してエスカレーターということになりがちなのです。

車椅子に乗せた母を連れて駅を移動したことがありますが、車椅子介助に慣れていないせいでエスカレーターを利用しようなどとは夢にも思いませんでした。多分、常時利用している「慣れ」が油断を招いたことは明らかです。

恐らくこのご夫婦は、自分たちの軽率な行動が他人の命を奪った事に心を痛め、これからの日々を苦しみながら過ごされる事になるのではと想像します。いつも利用しているという「慣れ」が、恐らくエスカレーターに車椅子を乗せる事の躊躇を奪ったのだと思います。ご夫婦を批判することは簡単ですが、改めて町の仕組みを考える一助にすべきです。

昔私たちが暮らした国は、日本のように土地が狭くなく、どこも土地がおおらかに利用できました。デパートやスーパーなどに階段やエスカレーターが無く、幅の広いスロープが場所を取っていたことを思い出します。(イケアやコストコで利用された方も多いのでは?)場所が広いですので、スロープはなだらかでベビーカーを押しながらでもユックリ歩くことができましたし、階段の上り下りのように体に負担もありませんでした。これらの設備は特に障害者や高齢者のために設けられていて、他の人は階段などを利用するというわけでなく、すべての人を対象に設けられていました。

本当の意味でのノーマライゼーションなのだと思われます。それは土地が広くとれるからできる事。と片づける事は簡単です。日本ではそうは行かないのだ…と。ですが考え方を逆転させ、こうした設備の為のスペースは必要な領域であり、それらが場所を取るから店舗部分の面積はその分少なくなっても仕方がないと思えば、どんな施設でも設備を整える事は可能です。一般家屋も同じで、間取りをゆったりと取ろうとすればするほど、階段の傾斜が急こう配になったり…。

「禁止」することは簡単です。一方でルールを守るマナーも大切です。でもできるなら、誰もが使いやすい施設を目指すことも考えていただきたいと思います。無理…ではあるでしょうけれど、被害に遭われた女性のご冥福を祈りながら、ご夫婦が心穏やかに過ごされますように。

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