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著作権

2017年07月14日 | 社会派らぼ
京大の山極総長が4月に行われた入学式の式辞で、ノーベル文学賞を受賞したボブディランの歌を引用し全文をネットに掲載した事に対し、JASRAC(日本楽譜著作権協会)が掲載使用料を請求する書類を送った事が問題になりました。式辞ではディランの「答えは風に吹かれている」という一節を取り上げ、大学は答えのない問いで満ちており、それらの風に舞う答えをつかみとらねばならないと、新入生を鼓舞しました。

JASRACとは、音楽に発生する著作権を集中管理する団体です。音楽ではその歌詞とメロディが著作権の対象になりますが、本来著作権を持っている作詞家や作曲家の多くが、権利譲渡などの形でJASRACに信託しています。作詞家や作曲家に代わり、JASRACが曲の利用許可を出したり、使用料を徴収しているので、今回も総長が引用した歌詞に対して著作権が発生するとしたもののようです。これに対して、世論は大きく反発しましたが、JASRACは大学への連絡は請求ではなく、事実関係確認のための問い合わせだったと弁明し、式辞に関しては引用として判断し、使用料の請求は行わないことが発表されています。

京大の入学式式辞については解決しましたが、JASRACはピアノ教室などで演奏する場合、受講料の一部を徴収する方針を発表しており、こちらも大きな問題になっています。以前、社交ダンス教室で流す音楽について著作権使用料を求めた裁判でJASRACは勝訴しており、今回の音楽教室に関しても強気だということです。対して「音楽教育を守る会」が教室での演奏は聞かせるためでなく、練習や指導の手段に過ぎないとして反発しているようです。

著作権というのは、明確な形を持たない書物や音楽、絵画、建築…などについての財産権で、クリエイティブな内容についての作者の権利を守ろうとするものです。発表手段の1つとしてWebが非常に手軽になった上に、様々な分野で「コピー」が容易になり過ぎたため、権利の侵害がいとも簡単になりました。著作者の権利は護られなければならないと思います。その一方で、どのような形で護るのか、今のままではガイドラインがあまりにも曖昧で、護らねばならない権利の形が明確に見えていないところに最大の問題があるようです。

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