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PE廃止

2017年06月18日 | 社会派らぼ
ニューヨークタイムズ誌が、パブリックエディターを廃止し、今後はAIを駆使してネット経由の読者分析などを利用すると発表しました。

元々、パブリックエディターは、若手記者による記事の盗用・ねつ造事件を受けて、社内の監視役として設けられました。が、NYTの経営陣は、パブリックエディターという生身の人間ではなく、SNSなどで飛び交うユーザーの議論を分析した方が、より効率的であるという判断を下したようです。「SNSとネット読者たちは大きな集合体となる事で、『一人の人間』より説得力のある存在だ」と説明されているようです。同時に、記事をチェックしたり見出しをつけたりするデスクや編集者を対象として、早期退職者も募っています。紙メディアの新聞が経済的に苦しい事が、どうやら理由のようですが、新聞のあり方が変わらざるを得ない変革のように思われます。

日本でのパブリックエディターは、つい最近(2年ほど前?)、朝日が米NYTをお手本として導入したばかりです。編集・論説部門から独立し、読者代表として紙面上で報道内容を点検するという風に発表されていました。今回のNYTの決定が、今後の方向性に影響を与える事は必至です。

電子版が好調といわれています。逆を言えば、紙媒体版は低迷しています。このご時世では、毎朝、物理的に届けられなければならない新聞よりも、ネットから情報を得ることの方がはるかに簡単で歓迎されるようなのです。制作や輸送などにコストのかからない電子媒体の方が、経済効率が良いのは最初から分かっています。何人もの人間がかかわって、より「正確な」情報を読者に届ける仕組みを見限って、スピードや合理性を優先させた体制へのかじ取りは、時代の流れとは言うものの、果たしてそれで良いのだろうか?との思いも消えません。

往々にして、ネット上の集合体は無責任で感情的です。それぞれが自分軸を基準に判断していますから、それだけ多くの意見を吸い上げるとも言えますが、すべての人が感想をコメントするわけではありません。どちらかというと扇情的な声だけがクローズアップされ、大きな波になり、背丈をも越して炎上する…という経緯をたどる事もしばしばです。ネット上の声…というのが、より「正しく」内容をチェックできるかどうかが疑問なのです。同時に、現在NYTでは、コメント投稿できる記事が限られているようですが、今後は大半の記事にコメント投稿を可能にするとも発表しています。それでも、コメント欄からの指摘を「公正に」受け止めて対処できるかどうかは、会社内部の姿勢にのみ委ねられることになります。

一人の人間は確かに、偏ったものの見方しかできないかも知れません。但し「職業」として誇りと誠意をもって、真剣に取り組んでいる事は間違いありません。安易に「チョット手を出す」事は誰にでもできるのですが、本当に「責任と誇りを持って事に当たる」事は、誰しもが避けている事でもあります。

世の中の方向は、確実に「責任と誇り」を持つ事から、「安易にひらめく」方へと移り進んで行っている気がします。そしてそれは、真に考える人ではなく、安易に批判する人を量産していくようなチョットした恐ろしさを感じています。


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