保坂展人氏のどこどこ日記によれば「犯罪による収益の移転防止に関する法律案=犯罪の疑いのある取引の密告義務法」(通称ゲートキーパー法(密告義務法))が、民主党の賛成もあっさり成立とのこと。ネットでも共謀罪ほどは話題になっていあにように思えるし、ましてやマスコミ(テレビ、新聞では)でこの内容や成立を伝えたものがあるのかどうかというぐらい。
個人情報の保護に関しては個人情報保護法というのがあるが、このゲートキーパー法によって、「個人情報保護法で守ってくれるはずの国が一番個人情報を保護していないことになる」(
情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士さんによる)と。
しかもこの「密告義務」を負うのが38業種22万社とのこと(
競馬場から見た風景さん)。
情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士さんによれば
<以下引用>
例えば、所得税や消費税の免脱も対象犯罪となってくる。すると、依頼者が、店構えの割に羽振りがいい取引先と取引をした場合、その取引についても報告する義務を負う可能性があるのです。
しかし、
組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律の規定する「犯罪収益」が、共謀罪関連法案によって、共謀罪同様に「長期4年以上の懲役・禁固刑が定められている犯罪」とされてしまうことはあまり知られていないかもしれません。
限定されているとはいえ、その数は200以上であり、それ自体過剰だが、少なくとも現状では300以下とされている。ところが、共謀罪関連法案が成立したら、こちらも619の犯罪が前提となる。
<引用終わり>
とのこと。
もう1つ懸念されるのが安倍氏がごり押し成立指せよとしている国民投票法案=改憲簡略化法案。
変更するには、
現行憲法:衆参両議院の2/3以上の議員の賛成で国民に諮り、国民(有権者)の過半 数以上の賛成
この法案:「有効投票」の過半数以上の賛成、最低投票率制度の規定なし(国民の 15〜20%の賛成で改変される可能性あり)
その他項目ごとにそれぞれ賛成か反対かの意思表示ではなく、まとめて賛成か反対かの表示なので正確な意思の反映にならない可能性がある。
これについて多数の方が書いておられるが、たとえばこちら
津久井進の弁護士ノートさんがわかりやすいと思う。
本来憲法は国を縛るものだが、どれにも「公共の福祉に反しない限り」という文言を付け加えることによって国民の主権が制限される可能性がある。
国民の自由意思の発露による憲法改訂ならいざしらず国という「権力の頂点」に立つ安倍氏が憲法の変更を言い出すのはそれそも憲法違反ではないか。
密告義務法、共謀罪法案(未成立だが)、改憲を行って安倍氏は戦後レジュームを脱却し、戦前レジュームに戻し、やり直しと称してまた国民を戦争に巻き込みたいのだろうか。