失敗しない服作りの方法 (4)

パタピッ スタイル magazine
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四つ目の課題

(4) 縫い方は正しいですか? ・・・ についてお話しします。


 縫い方、、、と言っても、特に決まった方法がある訳ではありません。
○○式、△△式等、流派を看板に上げた学校や講座がありますが、基本的には、日々移り変わるファッションですから、縫い方にも自由があって良いと考えます。

 

とは言え、基本的な部分、例えば、各パーツを正しく縫合して組み立てる、芯地の必要な部分(襟や見返し等)には適切な芯を選んで貼る、襟をきれいに仕上げる、袖をきれいに縫う、、ファスナーをきれいに付ける、アイロンを上手にかける、、、などは最低限必要で、正しく行われなければいけません。

その工程は、作り手によって多少の違いはありますが、最終的には「服」がきれいに仕上がれば良いのです。

相対的な評価という点でいえば、
① 型崩れしない、着くずれしない、洗濯やクリーニングに耐える丈夫さ
② 着心地が良い
③ おしゃれで美しい ・・・ などを満たす服を目指します。

また、製作者が感じる主観的な評価として、「きれいに仕上がった! これは自信作!」と満足できるか、「なんだか素人作りで野暮ったいな」とがっかりするか、、、この製作者(着用者)の満足度がとても重要です。 何しろ、気持ちよく人前に出られるか? 恥かしくて人の目を避けるか? は大事なことです。 自信をもって外に出たいものです。

着用者が「自分」の場合は、自分が満足すれば良く、他人の評価は問題ではないのですが、製作者が自分で着用者が「他の人」の場合は、誰の目にも「素敵な仕上がり 申し分ない」と太鼓判を押されたいものです。 特に、お客様に服を提供する仕事の場合は、相対的な評価は高ければ高いほど自信につながります。 競争が激しいファッション業界です。 自社の服に人気を集めたいものです。

 


さて、少し基準を定めて考えていきましょう。

 

今や既製服が主流の時代です。
世間の見る目も既製服を当たり前として捉えています。

ならば、作る側も、既製服に相当する仕上がりで製作するのが時代の流れでしょう。

既製服と言ってもピンキリありますので、評価の低い服に基準を置くのではなく、できれば、人気のあるブランドに並び、価格も安物ではなく高く見える仕上がりにしたいものです。

その「縫い方」を一言で言葉で説明することができませんが、先にも言いましたがその工程に決まりはありません。 一通りの基本的な縫い方(洋裁)が分かれば、後は柔軟に、、、。

手本としては やはり「既製服」を見て学びましょう。 ウインドショッピングで、素敵な既製服を見つけたら、外から裏からよ~く眺めてみましょう。(あまり商品に触るのは失礼ですから、適度にお願いします。)

作る姿勢は「柔軟に・・・」が大切です。
作り方に厳密な決まりはありません。 相対的評価として先に書いた①②③が満たされれば良いとおおらかに考えてください。
最終的に自分が表現したい服になり、満足するでき上がりになれば良いのです。
服を芸術と考えましょう。 芸術は自由です。 自由に考えて良いのです。

洋裁を習う人の姿勢として、一つマイナス面がよく見られます。
それは、「先生に教えてもらったことが正しい」と固執されて崩せないことです。
中には、昔ながらの方法で、丁寧に教えてくださる教室もありますが、服を作る一連の工程は学んでも、そこに崩す柔軟性が必要かと思います。 丁寧に仕上げすぎて野暮ったくなる、、、ということはよく起こります。 既製服は、余分な工程を省略してすっきりと仕上がっています。 その表現は現在の服には必要でしょう。 (省略しすぎて型崩れ、着くずれがあってはいけませんが)

丁寧過ぎる必要がないと聞いて、自由で良いと知って 肩の荷が下りたことでしょう。

先の3要素を満たし、襟をきれいに、袖をきれいに、、、といっても、初めて服を作る人にはさっぱり方法が分からないかと思いますが、当ソーイングMagazineというページでは、動画をふんだんに使って分かり易く説明しています。 初心者にも分かり易く、プロを目指す人も、大切なポイントを説明していますので、参考に是非ご覧ください。

文章解説を含めたすべての工程は、当ソフト(パタピッ 又はCAD)のユーザーへのサービスとして無料でご覧いただけますが、動画の部分はユーチューブで誰でも見ることができますので、宜しかったら して動画だけでも是非ご覧ください。

今まで何着作っても、「野暮ったいわ」とがっかりしていた人、 まず型紙が正しいことは大事な条件ですが、縫い方については、ソーイングMagazineを参考にしていただければ、格段と仕上がりの良い服になります。

人と対面した時、襟や袖付けは目線に近い為、襟や袖がきれいでない場合は、きれいでない部分(不自然に映る部分)に目が行きますから、「作ったの?」とばれてしまいます。 そこが肝心です。 襟や袖だけでもきれいであれば、人の目に自然に映りますから、「買った服」と認識してくれます。 自然に映る部分には人の目は行きません。

これが既製服らしい仕上がりです。 決して難しいことではなく、「こつ」がありますので、そこだけでもつかんでください。  ソーイングMagazineはその意味でも、役立てていただけることでしょう。

 

まとめますと、、、
「縫い方は正しいか?」
・・・ 正しいと決められた縫い方は特にありませんが、服として先にあげた3条件が満たされ、人の評価の高い服が理想でしょう。 人の評価と言っても基準はそれぞれでしょうが、少なくとも着る人が満足する、、、ここが到達点でしょう。 そこに到達する工程は自由であって良いと思います。


近頃の洋裁事情をもう少し考えてみたいと思います。
教室がなかなか見つからない。 本屋で何を選んだら良いか分からない。。。等

 

次の項目(5)で解説します。
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