失敗しない服作りの方法 (2)

パタピッ スタイル magazine
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二つ目の課題

(2) 生地とデザインは合っていますか? ・・・ についてお話しします。

雑誌をめくりながら、「この服作りたいな~」と目に止まると、「生地の種類は何だろう?」と素材に目が行きます。

右例の様に表記したものもあります。 「麻とレーヨンの混紡か、、、じゃあ、それを探しに行こう」、、、そう思って探しますか?

素材(生地)の種類はそれはそれは数え切れないほどあります。
「ポリエステル」「レーヨン」「綿」「麻」「ウール」等の一般的なものから聞き慣れないものまで。 織りや加工の分類では、「カツラギ」「サージ」「ジャガード」「ツイード」「フラノ」などなど、、、双方合わせると数百は優に超えます。

さあ、記述通りの生地を探そうとすると、、、大変です。

更に自分が好む色、、、となると、、、ますます大変。

、、、ならば、素材の表記がなければどうでしょうか?
「生地の表記がないから、何を選んだら良いのか分からない」と生地選びすら行動に移せない人がいます。


それでは前に進めません。
自由に柔軟に考えてください。 生地の種類にこだわる必要なないのです。
自分が好きな色、好きな柄、好きな材質、、、それを選べば良いのです。
既製服を選ぶ時、着る時、、、触った感覚、着心地で選びますね? 生地選びもその感覚でよいのです。

仮に、服の表記に「ポリエステル」とか「ウール」とか書いてあっても、作る素材はポリエステルである必要はありません、ウールである必要はありません。 デザインの形が表現できる生地であれば何でも良いのです。 柔らかさを表現したデザインであれば、柔らかい生地、張りのある硬さが必要なデザインであれば、生地を触ってみて、同じ表現になるかを触れた感覚で判断します。
種類を限定せず選択範囲を広げてください。 自由に柔軟に選んでください。




生地選びでよく失敗することは、
指示書通りの生地、写真通りの柄や色を探して、肝心の質や柔らかさ(又は硬さ)への注意が欠けることです。




例えば、ギャザーを思い浮かべてください。 
左の二つのギャザーは、明らかに生地の柔らかさ(硬さ)が異なります。


ギャザーやドレープ、フレアなどは生地の性質が大きく影響します。

服作りの経験の多い人は実感することと思いますが、一例として、手元にギャザースカートの型紙があると想定しましょう。 その型紙を使って異なる性質の生地で作るとどうでしょうか? 硬い生地はギャザーが膨れボリュームが出ます。 柔らかい生地は、膨れずすとんと下に落ち、ボリュームが出ません。 まったく違う製品(スカート)に仕上がります。

フレアスカートでも同じことが起きます。 同じ型紙で柔らかい生地と硬い生地の双方を作ると、同じ型紙とは思えないほどフレアのボリュームは変わるものです。

ニット地(伸びる性質)と布帛(伸びない性質)についても想像してみましょう。
一例として、スリムデザインのTシャツの型紙があるとします。 ニット地で作ると丁度ピタッとフィットして良い具合にでき上がりました。 同じ型紙で布帛の生地で作るとどうでしょうか? 想像してみましょう。 多分窮屈で着脱もできない服に仕上がってしまうでしょう。

もう一つ想像してみましょう。 先のTシャツの型紙を使って、よーく伸びるニット地で作るとどうでしょうか? 同じ型紙なのに、ニットの伸びの具合が異なりますから、着心地は大きく変化します。 後者を着た時の感覚は、きっと前者のTシャツより大きく感じるでしょう。

もう少し細かく見てみましょう。
ストレッチが効いた(伸縮性のある)生地で作られたスリムタイプのジャケットを既製服では良く見かけます。 或いは、ピタッとフィットしたストレッチパンツもよく見かけます。 或いは、ボディコンの様なタイトスカートやタイトワンピース。 どれもストレッチ生地を使用しています。

同じ様にピタッとフィットしたデザインですが、ストレッチ生地を使用しない服も沢山あります。 両者は型紙が微妙に違います。 前者は伸びを考慮した型紙、後者は、伸びない生地でもスリム性を表現した型紙。 

型紙の話は、この後の項目でお話しますが、結構この微妙な違いが、でき上がった服の恰好や着心地の良し悪しに影響します。


生地の性質ででき上がった服の表情は様々に変わります。

最初に質問した「生地とデザインは合っていますか?」はその意味です。

生地を選ぶ時に大事なことは、表現したいデザインに生地の性質が合っているか? 生地の材質より生地の性質が大事です。

ここは経験がものを言うところですから、初心者には難しい事柄ではありますが、まずシンプルなデザインから経験を積み上げていきましょう。
デザインに生地を載せて想像する時、想像がしやすいデザイン、今の力量で安易に想像できるものから作ってみましょう。 必ず成功するはずです。

 


 

生地の選択は合っているのに、、、 なぜか期待通りに仕上がらない、、、

形に納得がいかないのはなぜ?


こんな失敗の場合は、服の形(設計図)である「製図」を疑ってみましょう。

次の項目(3)で解説します。
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