京都 洛北の時計師 修理日記

時計修理工房「ヌーベル・パスティーシュ」京都の洛北に展開する時計修理物語。
工房は京都市北区紫竹下竹殿町16だよ!

時計師の京都時間「京の葵時間」

2017-05-15 09:32:00 | 時計修理

5月15日葵祭の時間の始まりです。
10時30分に京都御所を出発、15時30分に上賀茂神社に到着。五時間の旅です。
総勢511名 馬36頭、牛4頭、牛車2基、先頭から最後尾まで1キロ。沿道にへなちょこ時計師がボーっと見とれる壮麗なお祭りです。
終点に近い御園橋付近では「あとすこしや!がんばれ~!」とマラソン競技のような声援が飛ぶこともある。今井食堂の鯖煮定食、神馬堂ヤキモチがまっておるぞ~!

「から衣 きつつねれにし つましあれば はるばるきぬる たびをしぞ思う」
在原業平が三河の国で旅の心を詠んだ涙をさそう旅愁の一首。カキツバタがそれぞれの頭についています。
私も三河の国で働いていたころ京都の葵祭を想っていつに日かもどれるかな~?と淋しく日々を送っていたころを思い出します。
やはり京都のお祭りは遠く離れて想うのもいい。

昨日は今宮神社の神輿も街を練り歩きました。
紫野周辺では艶やかな都の風情でしたね~。「紫野」は名前の通り皇室の管理地、歴史があるのです。
圧巻は祭りの後です。夕暮れの中、神輿が乗っていた台車を名残惜しそうに引っ張っていた数名の担ぎ手とそれを取り巻く男衆の姿に感激しました。同時に私が神輿担ぎは無理な年代に入った寂しさにグッ~ときます。

さて平安時代から続く「賀茂祭」です。列の運行時間は何で時間を計ったのか?不思議だ。
素襖という行列の先払いを先頭にのんびり歩いたのでしょう。馬が歩くスピードは意外と正確なものだそうです。うまくいく?
旧暦15日のお祭りなので明治以前の空には満月。
多少遅れても御所への帰り路は明るかったのでしょう。時間を気にしないでのんびり過ごせた時代でした。

時間を現代に戻し今朝の通学風景。衣装も半袖に変わり左腕が目立ちます。
気になるのが男の子の左腕が空いてる。まもなく社会人になるのだから時計はつけましょ!
ビジネスシーンでは時間の管理が重要です。
時計を指先で叩くと「急げ!アレ~!」という合図。
ちらちら見る動作は「いい加減に切り上げてくれ!」
 ポケットに入れる、腕から外して机に置くなら「時間はいっぱいあるぞ!」のお知らせ。これから長い説教の時間の始まり。

テーブルの前の女性がカルティエを文字盤を見せたらデートはおしまいの時間。
仲良くしたいなら女性の真正面には座らないのがコツ!横顔を見ながらだと時間のストレスを和らげます。
時間は敵!いい時間はすぐに過ぎていきます。それをうまく管理するのがビジネスマンの大事なスキルでしょう。

今日はお祭り。時間が経つのを忘れて楽しむ日。時計師は暇な一日になります。
年間通してこんなのどかな日はめったにないので日ざしのなかへ飛び出したくなるが私はアレルギー。
今日は危険日!PM2,5やら黄砂が飛び交っています。バスの車内でも激しく咳き込む人が目立ちます。そこで上賀茂神社では「やすらい祭り」でもある。花の精を鎮める一日なので工房でぼ~っとすごしたほうがいいのじゃ~。
「はよ~おかえりやす~!」と言われ出てきた。千本の居酒屋神馬は14,15日とお休み。まっすぐ帰る日なのだ。










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