京都 洛北の時計師 修理日記

時計修理工房「ヌーベル・パスティーシュ」京都の洛北に展開する時計修理物語。
工房は京都市北区紫竹下竹殿町16だよ!

時計師の京都時間「京の踏み絵」

2017-06-20 09:24:10 | 時計修理

6月20日火曜日。今日は「三隣亡」なのじゃ~ヨロズ気を付ける日。

京の踏み絵で京都で学生生活を送った者がわかる。
MKタクシーの青木氏、餃子の王将大東氏、天下一品の木村氏。この三名のひとたちにお世話になった京都の学生は踏み絵でわかる。尊敬を込めた目線になってしまいます。
今日のような「さんりんぼう」の危ない日は安心安全な京都必須アイテムで無難にまとめたい。

時計にも踏み絵のようなアイテムがあります。時折、写真のようなオマージュモデルがやって来る。天国と地獄は紙一重。
一触即発の危機が昨日発生、一さわり数万円のロスになるところでした。

預かったのがシチズンクロノキャリバー67-9119.
ストップウオッチの切り替え装置にコラム方式とレバー方式があります。
ゼニス、T・HEUERなどの高級機種は金属疲労がすくないコラム、国産時計はレバーが多い。昨日のシチズン67はレバー方式。まだレバーが折れていない流石に名機だけのことはあると感心。
お預かりした時は動いていました。名機へのオマージュで見積もりを出すために状況を見る。
何となくなぜか不安で気持ち悪い。
強いキズミで機械を見るとなんとレバー抑えの個所が摩耗で抜ける寸前でした。地雷を踏むところです。
分解掃除のためにいったんバラしてしまうと元には戻らない。クワバラクラバラ!
時計師は予感が大事。預かる際に集中力が必要だ。レバー、バネは作れないのだ!

先日17日もショパールがウラブタが開いたまま持ち込まれてやって来た。これもキズミでガラスをよく見るかすかにひびが入っていました。
うかつに触るとガラスが簡単に割れる。私の責任になるところでした。ひっかけ問題のようです。冷や汗がどっと吹き出る瞬間でした。
時計師の天国と地獄は紙一重。天国には部品が残っている。地獄では部品がない。

時計師の踏み絵ではスーパーコピー品の見分け。よく持ち込まれますが触った瞬間ぞっ~とすることが条件。ほぼ100%で「これはコピーですか?」と聞いて確かめます。
コピー品は説明できないぞーっとする感覚で触れてはいけないものを第六感でわかるのでしょう。

シチズン・キャリバー67.当時は憧れの機種でした。ゼンマイ巻き上げ機構と調測度機構は完璧だったことを証明した。
数十年ぶりの久しぶりの出会いの67はかなりおじいちゃんになっていましたがレマニアのキャリバーに引けを取らない美しいモデルでした。
明日水曜日は工房の定休日ですがいつものように10時には開店で早めの18時に閉店。
6月7月はお祭りなど行事の関係で不規則な営業時間になります。
ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いいたします。




ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 時計師の京都時間「京のロイ... | トップ | 時計師の京都時間「京のいら... »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
  • 30日以上前の記事に対するトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • このブログへのリンクがない記事からのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。