京都 洛北の時計師 修理日記

時計修理工房「ヌーベル・パスティーシュ」京都の洛北に展開する時計修理物語。
夜久野高原で営業再開しました。

時計師の京都時間「震える京時間」

2016-12-08 09:26:29 | 時計修理

12月8日。「空寒く冬となる」昨日が大雪。京の震える時間。
左京区針神社では針供養の日。
私は毎日家庭で針のむしろの日々。今まで好き勝手に仕事をしてきたつけが回っています。
時計業界にとっても大切な針です。供養が必要ですね~。
時計針のむしろは私にとってありがたい!スペード、ベンツ、ペンシル、ロスコフ、プレゲ、ランス、ライン、リーフ、サーペンタインなどなど思いつくだけでもこれだけある。
これを800度でオレンジ色になった炎で焼く。これを繰り返してカルティエのブルースティール針が出来上がる。針だけのことで話題が尽きないほど奥が深いのです。

火曜日、綾小路高倉上がる居酒屋「スプーン」に行きました。
京都大丸さんを南へ20メートルほど歩くと迷うほど名店が並んでいます。
ここのおすすめは鴨のあぶり焼き。これは当然メニューにも書いてあるので誰でも注文する。是非呑み助の皆さんにおすすめなのが釜飯!絶品でした。出来上がりまで時間がかかるので早めに注文するのがコツ!
居酒屋さんなのでタバコOK!仲間に喫煙者がいる場合ありがたいお店です。換気がいいので私は気にならなかった。
5名で2万円弱の費用はありがたい。

京都は昔から一人旅を楽しむ観光客が多い。お店の周辺でも「おひとり様歓迎!」の張り紙を見かけます。宿は四条烏丸界隈がいい!
スプーンの姉妹店に燻製料理を出すお店があります。カウンター席なのでおひとり様歓迎!それも京都で貴重な燻製料理。ここではエイひれの燻製がおすすめ。もちろんチーズ、ウインナーの燻製は当たり前においしい。自宅に帰ってしばらく桜のチップの香りがほのかに残っているのもいい。
自宅から徒歩5分の場所にある便利なお店です。
今まで10数年西陣に住んでいたので四条烏丸界隈を発掘中!

「京都で消費税を取らないお店で万札を出すな!」は常識です。
気を付けましょう。バス、タクシーは刷り込みされているようですが意外と手作り市などで高額紙幣を無邪気にだす客が多い。
近所の飲食店はランチタイム800円前後が標準価格です。1000札で200円のおつり。この値ごろ感があるほのかな設定なのだ。そこに万札を出すとうんざり!空気が変わる。

工房も電池交換料金は内税の1000円。クリーニング店と同じ両替手数料を省く為にお客様にお願いするPOPを張り出しています。
今週4日間連続で万札が来た!両替準備金3万円があっという間に尽きてしまいました。両替準備金は死に金です!
次回消費税が上がる際にも10%の値上げは避けたいのだ。
銀行の両替機が使える時間はいつも工房にいるので万札がたまると困る。コンビニでビールを買って帰るしかない。必要のないビールが冷蔵庫を占領して嫁さんからクレームが来る。
昨日はアサヒの黒ビールを買った!ショットバーにも万札では行けない。

こんな時は心を振るわせながら放哉伝記「海も暮れきる」吉村昭著を読んで心を静めるのでした。孤独に合掌!



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