京都 洛北の時計師 修理日記

時計修理工房「ヌーベル・パスティーシュ」京都の洛北に展開する時計修理物語。
工房は京都市北区紫竹下竹殿町16だよ!

時計師の京都時間「隔靴掻痒時間」

2016-10-18 09:42:24 | 時計修理

10月18日火曜日。
朝一番で今月も市バスの定期9240円を買ってきた。
また来月もバス通勤が決定しました。やれやれ~。

昨夜は地域再生「足立基浩」氏の後援会に行ってきた。7時から9時までの二時間。靴の上からかゆい足を搔いているような二時間でした。
講師は講演現場の紫竹(シチク)の漢字が読めない。たぶん太秦も読めないでしょう。不吉な予感!「今日は先勝だ。午後からの運勢は悪くなる日だ」
「こいつ字が読めんのかいな~?」と30人ほどの聴衆ため息が聞こえそうだ。私の講師時代なら講演の地名、出席者団体名などは必須!明らかに準備不足だ。

そのへんからがっかりスタートになった。
現代の背景、京都市や大阪市など大型小売り業の店舗数は増加、売り上げは減少していますね~。
さらに一般の小売業は店舗数も売り上げも急減中。これを何とかしましょう!というお話。

資料に並んだ数字の中にアマゾン、ヤフーなどネット販売の数字は見つからない。
10年程前から大規模店舗、中小の小売業者の売り上げ減少の要因はアマゾンに喰われっぱなしになる!と予測していたがその通販の売上数値が記載されていない。

書籍、衣料品など物販部門の売上不振の要因を無視しては現在の経済状況を把握できないところにきている。「物販部門は今後ネットにくわれて苦戦しますよ~。飲食、サービス業を強化しましょう!」と商店会を盛り上げる手法の話を期待していました。

そのあとに商店会の成功事例の紹介が続く。
和歌山大学経済学部ゼミで大学生によるカフェの経営を取りあげていました。
黒字の収支報告の数字も堂々と発表。10年間続いているそうです。
「商店会活性化の一つの方法」なのだ。よかったね~。

私にはとっさにブラック・アルバイト、アカハラを連想する。
要するに人件費は無料、おまけに大学生なので4年でいなくなるので常に元気のいい従業員を限りなく使える。10年間続いた店舗は従業員も30歳代に突入しているはずだ。

これはブラックアルバイトと紙一重のお店なのだとおもう。
また、ゼミなので単位が取れないと卒業できないので嫌な客にわさびを入れる従業員もいないし毒入りカレー事件の不安もない。

岡山市・表町商店会での店長をやっていた時に当然大学生のアルバイトを人件費の30%程度の比率で入れていました。
ある日、台風が岡山市を直撃した。商店会の基幹店・天満屋さんが閉店するのを待っていました。ところが19時通常通りの営業時間で終わった。
後日談でこの百貨店ではバスセンターを隣接しているので閉店してしまうと乗客の退避場所がなくなるのだ。そこでバスが運行を再開するまで我慢して営業する地域密着型のお店だ。
また岡山市内は地形上台風の被害は歴史的にほとんどない。

私は台風が離れるまでの二時間、みんなで食事をとりながらミーティングしましょ!宴会しましょ~!ということにした。
ところが大失敗!危なくクビになるところでした。
地方から来ていたアルバイトの女子大学生の親御さんから本部へ大クレームが来ていました。
「親は大学へ通学させるのに年間200万円を出している。当然時給800円での労働は無駄でしかありえない。さらに危険な台風の日に働かせるリスクを考えない店長は無能だ!」ごもっともです。

「台風接近の間最中に女子大生を連れて飲み歩く店長はクビにしろ~!」当時私は社長のお気に入り!多少予算を使っても大丈夫でした。ところが社内の役員にも敵はいたのでこの際に首にしてしまえ!と話しは進む。
結局本部に呼び出されて親御さんに謝罪することになる。その際、飲食店のレジジャーナルを持っていく。19時20分入店、20時30分に12名様の会計の記録が打ち込んでいる。便利なもので注文した料理の内容もある。ほとんど食事だ。
親御さんは夜半まで娘と連絡が取れなかったというが誤解が解けて逆に謝罪された。

面談は無事に終わりクビはつながる。
社長室に報告したところ「もう一度ジャーナルを見せろ!」と笑っていう。
一目見てばれた!これは隣の席にいた自動車販売店の社員たちの会食レシートでした。

「君の店に女性が半数もいるのに中にサラダがないのはおかしいだろ!」
「お前はあほか!本物のジャーナルを出せ!こんなことがわからんで社長が務まるか!」と一括された。
民間の会社が学生アルバイトを雇用する際にはクビ覚悟で望みましょうね~。恩が必ず仇で帰る世の中じゃ~。

昨夜の講演では私は貝になった。
商店会は面白い!
ただ、京都の商店主たちが学生ボランティアに関心が少ないのはひとたび事故が起きるとお店はつぶれるリスクがあるのです。隔靴掻痒!
もどかしい一日でした。











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