京都 洛北の時計師 修理日記

時計修理工房「ヌーベル・パスティーシュ」京都の洛北に展開する時計修理物語。
工房は京都市北区紫竹下竹殿町16だよ!

時計師の京都時間「京のロイヤルティ」

2017-06-19 09:21:47 | 時計修理

6月19日月曜日。大安!明日は勇壮な鞍馬の竹伐会式(たけきりえ)
自宅周辺の山鉾町では祇園祭の粽造りの真っ最中!
会所からコンチキチンのお囃子が聞こえてきます。練習始まりののどかな日曜日。
21日水曜日は早くも夏至。
夏真っ盛りでいよいよ耳には早くも祇園祭の季節がやって来ました。

京都に住んでいると自然と地元愛というか京都へのロイヤルティが芽生えてくる。
街中で見かける伝統工芸士の作品を見ていると「ここでこんな半端なことをしてはいけない!」と思う。竹の生垣のに結ばれている組みひも一つ見ても油断のなさに感激してしまいます。
京都はよくエベレストの山頂にたとえられる。
山頂にとどまれるのはほんの一握りの人間だけ。京都もそれぞれの分野にそれぞれ少数のプロだけが生き残る街なのだといいます。

例えばこれからの季節鱧寿司を食べる。よそさんが京都のお寿司屋さんで鱧寿司を注文する際は気を付けましょう。鱧寿司1本7000円はする。これが高いか安いかで京都人の資格保持者と認識されます。
私はまだまだよそさん。高いと思うので寿司屋さんでは鱧寿司は食べない。
いつも大丸さんのいづうのおねえさんから買う。葵祭は鯖寿司、祇園祭では鱧寿司が無難なマストシリーズなのです。
それでも頑張って買うほど高価なのでばか舌の友人への東京土産には向いていないようです。仲間たちは学生時代を京都で過ごしたが貧乏学生には鱧寿司、鯖寿司を食べた記憶がないのだ。
一人だけ同志社卒の友人のお土産に持っていく。いつもびっくりしてくれるのでうれしい。
やはり同志社大学は一味違うんやな~とちょっと悔しいが育ちの良さには納得する。

「今の時代にも京都でコピー品を喜んで着ける人がいるんや~!」と驚く。
写真はカルティエのコピー。これから海外旅行が増える季節にやって来る。
先日電池交換にやって来た客に「コピー品は触れないので捨ててください!」とお願いするとあっさり処分を頼まれた。

この話を友人にこの話をすると今の時代に偽物を使う勇気に驚くという。
京都では普段着けているものが偽物だと解かると即座にすべての人格すべてが否定される。特に時計は目立つので品格下げアイテムになる。
祇園の南座やらお茶屋さんに紹介者が消えて入れなく危険性が出るという。
特に祇園のお店は紹介制が殆どなので一度は入れても二度目の偽者さんはお断りになってその紹介者も「いっぱいです!」と断られる悲しい運命共同体になってしまう。
特に入ったすぐ待たされるカウンター席では手元の時計がはっきりとわかるのですぐにばれます。
昨日、私の装いの例で午前中はセイコークレドール18金無垢革ベルト。午後は仕事でロレックスGMT。夜の会食はダンヒルエリート5列バントと誰が見ても嫌味にならないよう連れに迷惑をかけないように無難におさめました。

時計師なら一億円もらってもコピー品をつけて人前で出ることはないでしょう。
今までの生き方そのものが時計に現れてしまうので怖いものです。時計業界へ対するロイヤルティでは死ぬまで時計師なのでしょう。
明日の鞍馬竹伐会に連れていくならシチズン・カンパネラがいいか?
夏の始まりでもありますね~。










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