京都 洛北の時計師 修理日記

時計修理工房「ヌーベル・パスティーシュ」京都の洛北に展開する時計修理物語。
工房は京都市北区紫竹下竹殿町16だよ!

時計師の京都時間「京の裏時間」

2017-07-13 09:12:16 | 時計修理

7月13日木曜日。今日は朝から油天神山の組み立てが始まりました。
油小路通りは通止め。一年で一番安心して歩く楽しみが味わえます。
作業を横目に工房へやって来た。

昨日は水曜日定休日にかかわらずお客様が普段通り来てくれます。
ありがたいことですが時計の中にはコピー商品も混ざっているので休めばよかった!と思う瞬間もある。
コピーの次に困るのが構造不良のムーブもケーシングも中国品です。バイヤー時代にはあまりに不良品が多く出るので仕入れを中止したスポーツブランドがある。これがしつこくやって来る。
殆どが電池交換の依頼ですがまともに動くことはまれです。
人気ブランドなので売上を確保できるため店舗の担当者は仕入れを希望するが頑として断った経緯がある。
店頭に置いている限り安全な商品をそろえるのがバイヤーの基本です。
この不良状況を公表すると訴訟沙汰になりかねないのであえて社内メールを流す。
受け取った担当者が無断で競合店に情報を流すお店もあるので「流してくれ~!リークしてくれ~!」情報が伝わる事を祈る気持ちで店舗へ送った記憶がある。

その中国時計が昨日もやって来た。
電池を入れても動かないのでそのままお返しする。電池も時間も無駄になるうんざりタイムなのです。
特にレフェリーウオッチが基盤むき出しでひどい!

次に電池交換だけで数万円程請求するメーカーも出てきた。
一般では購入する際にどのメーカーでもメンテナンスコストは公表しない。また購入する人は聞いてこない!
私もロレックスを販売する場合必ずオーバーホールの料金を説明するようマニュアルを作ったがそれ以外は無関心でした。

購入後2~3年で時計が止まったのでブティックにもっていくと10万円超の料金を請求されたお客さんがいる。
工房では一律1000円なのでその差額に逆にこちらが疑われてしまうことになる。困るのが「おかしな電池を入れていないでしょうね~?」と疑われることです。
裏事情を公表するとこちらが訴えられる!

文科省の文書を公表したら訴えられるぞ!これを潰したら昇格するぞ!
壊れている腕時計を見てあの籠池事件で守り切って階段を一つ上った佐川さんを思い出す。
さぁ~今日もすれすれで頑張りましょうね~。
写真の裏蓋の時計すべて電池交換1000円ですよ~ん。










ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 時計師の京都時間「京の質問」 | トップ | 時計師の京都時間「京のヘロ... »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
  • 30日以上前の記事に対するトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • このブログへのリンクがない記事からのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。