京都 洛北の時計師 修理日記

時計修理工房「ヌーベル・パスティーシュ」京都の洛北に展開する時計修理物語。
工房は京都市北区紫竹下竹殿町16だよ!

時計師の京都時間「京の分岐点」

2017-04-20 09:31:33 | 時計修理

4月20日木曜日「穀雨」
穀雨は24節気の一つ。清明から15日目でいよいよ今日が穀雨。
春も終わり京は夏に衣替え。
 春の桜餅は食べ納めの日です。来年までさようならである。

栗菓子で有名な「若菜屋」さんの店先には早くも銘菓アユが並んでいました。穀雨が過ぎると柏餅を出すという。いつの間にか五月の節句も近いのにびっくりします。

昔、このお店は西陣の狭い路地にポツンとある本店だけでした。西陣住民の御用達のようなお店に季節ごとなにかと足しげく通いました。
今では下京区の四条西洞院にも店があるので自宅に近く便利になりました。
最近お菓子処が集まる上京区からの出店が増えましたね~。

若菜屋さんは女性に人気なお菓子なので間違いなし。店頭では購入したお菓子をゆっくり座って味見をさせてくれるので先方へ贈るお菓子の味を確認出来る心配りがうれしい。
西陣の伝統の味をお試しくだされ~!

京都のお座敷で出されたお菓子は食べない。半紙にくるんで必ず持ち帰ります。
自宅でほっとして落ち着いていただくのが美味しい。
18日は吉田神社祭に合わせての境内にある菓祖神社ではお菓子屋さんの行事がありました。

また、私が出張に行っている間の日曜日には西陣称念寺で「猫まつり」があったはず。
「野良猫はん、屋根から落ちはったえ~!」猫にまで敬語を使う京ことば。猫まつりがあってもおかしくない。
京町家では屋根の上から子猫がよく落ちてきます。親猫は子猫をくわえて運んでいる最中にうっかり落とす。親を慕ってニャンニャン鳴くのがかわいそう。
これはほっておけないので坪庭の隙間に落ちた子猫の救出作戦が始まります。
人の臭いをつけないで親猫に渡すのがコツ!一苦労です。
猫が大好きなマタタビで誘い出して捕まえる。その後屋根の上にもどして親猫がもどって連れて行ってくれるまでハラハラドキドキなのだ。
こんなことで西陣ではマタタビはすぐに手に入る。
野良猫さんは「八割れ」「白足袋」などその後名前を付けられ晴れて西陣の住民になるのです。めでたしめでたし。

「雀子と声鳴きかわす鼠の巣」芭蕉。
京の時間は明日から夏!
時計師は手汗にお気をつけて作業にかかりましょうね~。ストーブも扇風機に衣替え!
ネズミの巣のように小さい工房も初夏を迎えました。






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