京都 洛北の時計師 修理日記

時計修理工房「ヌーベル・パスティーシュ」京都の洛北に展開する時計修理物語。
工房は京都市北区紫竹下竹殿町16だよ!

時計師の京都時間「宇治金時時間」

2016-10-15 09:19:44 | 時計修理

10月15日土曜日快晴の朝になりました。絶好の百万遍の「手作り市」の日。
今日はどこへ行っても楽しい一日になりそうです。
今日のテーマは宇治!
10円玉の風景でおなじみ平等院鳳凰堂は秋がおすすめ。
また三室戸寺はアジサイで有名ですが秋もいい。街をめぐる散策コースも一日シッカリと楽しめます。
中途半端に放り出されて時間を持て余すことはない。
ということは源氏物語の終焉の舞台だったり宇治拾遺集など独自の文化を持つ地域なのだ。
近くに京都があるので影に隠れて観光客が見過ごすのはもったいない。
嫁さんと娘が「ちょっとお茶を戴きに宇治まで~!」とちょくちょく行く。本来の目的はスイーツなのだ。これが魅力らしい!

「宇治金時餅」の言葉があります。
「あのおっさん 宇治金時やで~!」と友人が集まった居酒屋で話題になった。
宇治に住む金と時間を持て余している実にうらやましいオヤジの意。
なんとなく宇治の人の性格は穏やかで人懐こい、京都人を比べ温厚な人が多い。要するに「金持ち喧嘩せず!」なのでしょう。

裕福な街なのだ。京都より寒くない気候風土もいいし通勤通学もJR,京阪、近鉄など交通の便がいいのでストレスがたまらない。
また地元には立命館宇治高校、公立莵道高校など有名進学校がある。
主要産業はお茶!繊維産業で潤っています。付加価値が高い産業が成功しているのでしょう。裾物の安い京番茶(煎り番茶)でも宇治のお茶に限る。
京都へ移住希望の皆さんは宇治も候補入りしてみましょう。

先日読んだ内館牧子「終わった人」の中にも同じような言葉の「金時餅」が出ていました。
この話では「後妻業」などに狙われるぼんくらじいさんの意味でした。
「図書館予約で早く貸出可能になる本は期待するな!」が金時無しオヤジの鉄則なのだ。
がっかりすることが多い。
この本も早く回ってきた。
現実のビジネス社会では非現実的な内容なので私のように実際に会社が倒産した、解雇されたなどなど日常のリスクに遭った人にはお勧めしません。
トップは逃げ足が速い生き物なのだ。ネズミと社長さんは危なくなると真っ先に逃げる。最期まで責任を取るような貧乏くじは引かない。

写真はウブロ。金・時餅の時計。金も時間もある貴族のユーザーのために作られた時計。
定期的にウレタンベルトの交換は必要です。実によくできている時計です。軽くて強いケースは鍛造、18金とのコラボ構造です。
シッカリした時計師がいる条件なら最高です。

「貴族がつけている時計ならそれを仕入れろ!」というのがバイヤー時代のおやくそく。
カルティエ、エルメス、ブルガリなどなど在庫が残ることがない。
「本物の庶民パリっ子はカルティエなど高い時計はつけていないよ!」と貧乏雑誌が紹介しているがこれを無条件に信じると失敗するのだよ~ん。
コンサートの後などに招待されたパーティで時計貧乏雑誌記者をぶん殴りたくなったことがある。それほど彼らが身に着けた時計達にビックリする。カルティエなどもともとオーダーメイドの会社だったことを再認識するのでした。

宇治のオヤジ達にもそんなにおいがします。
宇治観光では宇治金時餅さんたちの「ゆとり」を感じに行きましょうね~。




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