京都 洛北の時計師 修理日記

時計修理工房「ヌーベル・パスティーシュ」京都の洛北に展開する時計修理物語。
夜久野高原で営業再開しました。

時計師の京都時間「昭和の時間」

2017-02-11 09:43:58 | 時計修理

2月11日建国記念日なのにもったいない土曜日。一日お休みを損した気分です。
今朝は雪景色の洛北風になりました。
ここは京都でも北の国。「今出川を上がるとそこは雪国でした!」
凍てついた交差点で信号が赤に代わるたびにスリップしています。京都のドライバーは怖い。東北の雪道の怖さを知っているでけにスピード感の違いがよくわかります。

旧暦でも今日は小正月。それにちなんで伏見・城南宮では七草がゆがふるまわれます。旧暦気分でのんびりしましょ!

写真はなぜか昭和の香りが漂うタグ・ホイヤーF1.
文字盤の全面にトリチウム蛍光塗料が塗られているので夜になると今でもその実力が解かる。多量に放射性物質が使われていた懐かしい時代です。おまけに200メーター防水の表記。なんちゃって防水時計はPL法以前の緩い時代が懐かしい。
まだ日本のマリンスポーツが発展途上中、日本ではサーフィンができない!と信じられていたころでした。

リューズロックされているわけでもないので潜ると簡単に水が入る。当時それほど大きなクレームもなかった。今思うとぞっとしますね~。
 タグ・ホイヤーの初期のF1モデルが出たころは会社の販促モデルとしてF1レース場で販売されていたもの。
平成にはいる前後いつの間にか市場から消えました。スイス時計に馴染みがなかったころの昭和の香りがする時計でした。
また復活してほしいがトリチウム蛍光塗料表記は消えて防水表記も20気圧防水に変えられるとカレラのように「がっかり復活モデル」になるので記憶遺産で残しておきましょう。

今日は紫竹エコフェスタ!物々交換の日。わらしべ長者が続々と出てくる日なので雪はそろそろやんでほしい。
私は雪の悪天候のおかげで売上不振の金欠病で病んでいます。それでも生きているのじゃ~!
時計師の金欠病は死に至る病です。そろそろ頑張らないと嫁さんから殴り殺される病気なのだ!
雪はやんでほしい~。

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