京都 洛北の時計師 修理日記

時計修理工房「ヌーベル・パスティーシュ」京都の洛北に展開する時計修理物語。
夜久野高原で営業再開しました。

時計師の京都時間「京の思い出」

2017-06-15 09:22:01 | 時計修理

今月のお休み。6月18日日曜日。6月26㈪~28㈬。毎週水曜日は6時までの営業になります。6月、7月はお祭りなどの影響でお休みします。営業日に気を付けてご来店ください。

昨日の14日は紫竹小学校2年生の子供たちが校外学習で工房に来てくれました。
毎年恒例になっているこの行事。お客さんが少ない工房の定休日に来てもらいます。
この地区の宝物でもある子供たちなので迎える側も気を使う。
見学に来てくれたスミレちゃん、まいやちゃん、ゆうたろうちゃん、あつしちゃんの可愛い4名。
健やかな時間を送れますようにお祈りします。

私はよそさん。彼らと同じくらいの年齢では長崎県高島炭鉱の小学生でした。私の兄が校舎から投げ落とされたり私も桟橋で釣りをしている最中に海へ落されたりとサバイバル人生の幕開けのような想い出がある。
其の後、危険を察知して逃げ方だけは得意だ。会社が倒産する前の微妙な空気を読んで逃げた!
また炭鉱町では国籍はバラバラ、やくざ屋さんの怖いレベルの地位も低い。
戦前まで合法だったので覚せい剤が使われていました。時折中毒者が暴れるので変なナショナリズムや差別には無関心で育ちます。
力が強いもの、逃げ足が速いものが生き残ります。
京都のように小さな声が話し合いで反映されることはない。自然と声や態度が大きくなっていく。
世界一安全都市を目指す京都市!それだけにここで育つ幸せな環境を守りたいものです。

 安全な京都の代表的なのが京都MKタクシーでしょう。
先日創設者の青木氏がお亡くなりになりました。合掌!立命館大学法学部中退なので私の先輩にあたる。
私達よそさんが京都で貢献して受け入れられた代表的な存在でもある。
MKタクシーのサービスによって京都全体のタクシー業界のレベルが上がった。
今では修学旅行生にとってタクシー利用が一番費用対効果が高い乗り物になりました。

ところが京都のタクシーサービスに慣れてしまうと金沢、北陸など普通の地域では予備知識がないと大変な苦労をすることになる。
金沢駅から香林坊までの嫌がる短い距離利用で運転手は無言のサービスが付く。
「ありがとうございました」のあいさつ抜きで静かな時間が過ぎていきます。
冬場は雪掻きあとの重い雪が残った大和百貨店の前で降ろされる。転勤者は一応にこの雪に足を突っ込み革靴びしょびしょサービスで歓迎されます。
この瞬間、京都MKタクシーのありがたさと青い空のありがたさ思い知らされます。京都人は安全とおいしい水は無料だと思っています。

「女の子一人深夜にタクシーで自宅まで120%の確率で無事に帰れる」こんな地域は世界中で京都くらいなものか?
安全慣れしないような教育も子供たちには必要かも?かわいい子供たちを見送りながらそう思いました。

写真はオメガのフラッグシップ、コンステレーション。18金・クオーツ。
使用後は軽くの汗を拭くことがコツ!青サビがまだらにつきます。
ベゼルについた錆は落としてお渡しするのですがロゴ部分にはどうしてもサビが残ります。
両サイドは「シルベックス」磨き粉を使い、ベゼルはロゴに触れないように仕上げていきます。
電池交換20分で1000円で終了。
とにかくスイス勢の時計が電池切れを起こしたら即電池交換をしましょう。これから暑い日が続きますが電池からの液漏れが起こりやすくなります。
安全に電池交換ができるのも京都の特徴でしょう。
祇園祭の間には電池交換が忙しくなるのも最近の事情。
ちょっとお休みが増えますが休日に気を付けてお越しください。





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