PassionCool

奈良のお水取りが終わらない
と暖かくならない と おぼえています。

康安隊長に殿に

2016-08-15 10:31:11 | 日記

練兵場に戻るとトクマンが槍を持って待っていた
「何だ、鍛錬は済んだのか?」
「イェ、済みました。先程、テマンに会いましたが、大護軍から何か書状が届いたと…」
トクマンに書状の話をしおったのか…
面倒な奴に知れた、さて何と言うか…
「急ぎの書状ですか?」
「いや、急ぎでは無い。そもそも、ウダルチに関する事では無い。」
本当の事だ。
「では、何故わざわざこの様に早くテマンが持って来るのですか?急ぎではdermes 激光脫毛無いのなら、書状など要らぬでしょうに。」
久し振りに痛い所を付いて来るな。
「俺へ個人的に書状だ。本当に気にするな。」
「テジャンへ個人的に見合いでもするのですか?」

…たまにこのトクマンの物言いは恐ろしく的を得る時が有る。
実は千里眼でも持って居るのではないかと本気で思ってしまう。
「見合いなどせん。朝の軍議を始めるぞ、お前もさっさと来い。」
ぶっきらぼうにそう言うと、納得行かない顔でトクマンが付いて来る


昼餉の頃、トクマンはプジャンとして王様の警護に当たる為向かっていると何やらこそこそと話す声がする。

どうやら禁軍の兵士の様だが、警備の最中に私語とは…
どれ、注意をと思い近づくと話の内容がつぶさに聞こえてまいります
「なんだと?我らが隊長とウダルチテジャンが女の取り合いだと?真か?それは?」
禁軍の兵士がもう一人の兵士に話している
「軽はずみな事を申すでないぞ?」
「本当だ、我らが隊長は今日の午後休みをとってその娘の家に行くと副話實德金融 呃人されたのを俺はこの耳でしっかと聞いた!」

は?テジャンと禁軍隊長と女の取り合い?まさか!
あ!今日のテジャン宛ての書状と云うのは、その事の話なのか?
???
でも、何故大護軍がその娘とテジャンの間に入っている?
そっちの方が不思議でならん。

禁軍兵士は話し終わったのかいつの間にかいなくなっていた。
「これは、テジャンに聞かねば!」
妙な義務感に駆られトクマンはまずは任務を終えねばと王様の元へ駆けだした

この部屋に有る限りは誰の目にも触れないとは思うのだが、その辺に置いておくと要らぬやつが要らぬ事をして、この書状を読むかもしれぬ…
それは、何が何でも避けたい。
また、その書状を開いて覗く

あの方の名はソヒョン、とてもいい名だと思う。
あの方によう似おうておられる。
一度でいいお互いの名を呼び合う事が出来たなら、とても嬉しいのだろうと思う。
一度でいい…

すると突然隊長室の扉を激しく叩く者がいる
ハッとして扉の方を見る
「トクマンです。入ります」

例の書状を開ききった状態で持っている為なかなか丸める事が出来ない
「ま!待て!」
と言ったが、トクマンは既に入って来ていてその書状をじっと見ている。
「テジャン、先程禁軍の兵士が言うておりましたが、禁軍隊長とその、女子を取dermes 激光脫毛りおうておられると云うのは本当ですか?」
そう、とんでもない事を口走るトクマンの物言いに慌てて持っていたその書状を取り落としてしまった。
有ろう事か、丸めてあるその書状はトクマンの足元へ…


を言わされるかもう

2016-08-08 12:23:26 | 日記


貴方は私の事も全部自分で決めて勝手に話を進めて…
私と貴方の事なのに、一緒に王様の処に行って話そうじゃなくて、何時も自分だけで考えて…

それに怒ってるんだ私。

「…違う。」
貴方は座ったままで振り向いて私を見る
きっと酷い顔してる。
だって、怒ってるんだもの、仕方が無いわ。

「何が違うの?貴方だけが何で痛い思いしたり、嫌な事言われたりしなく水解蛋白ちゃいけないの?貴方と私の事でしょう?私だって意見もある。何で一緒に行こうって言わないの。」
するとこの人の右手の親指が私の頬を撫でる

「泣くな。」
私泣いてた。
もう、昨日から泣いてばっかり。
こんなに私泣かないのに、なんでこんなに悲しくて泣けてくるのよ…
「泣いて無い。」
見たら判る嘘だけど、言ってやった。

「貴女が今度一緒に行って話をする赦しを請うてきたんだ。ただ、その場に王妃様も同席された故に色々聞かれて…長引いただけだ。」



「俺の話は貴女と似たようなものだ。ただ、貴女と話したのち俺は王様に話さなきゃならん。」
「…は?王様と?話す?」
訳が分からない。
王様と一体何を話すのかしら…

「貴女には昨日言ってありませんでしたが、王様と王妃様は俺と貴女が夫婦に母乳餵哺なる事を秘かに願っておられます。お忘れですか?俺と王様二人だけで貴女の事を話したと言っただろう?」
あぁ、云ってた。
何を二人で話したんだか…って私そう思っていた。
そんな事、私が居ない所で話してたの?

「め、夫婦って…」
「貴女が天に戻らず俺とこの高麗で暮らす事を願っていらっしゃるらしいです。叔母上からそう聞いております。」
そうだったの…。
急に夫婦なんて言葉がこの人の口から出て来たものだからまた頬を赤らめてしまった。
こんなにこの人が言う言葉で反応して…恥ずかしい…

「しかし、先程貴女に天の国への帰るとお聞きしましたので、その旨王様、王妃様にお伝え致しますが、宜しいですね?」
「…駄目って言っても言うんでしょ?」
そんな事になってるなんて知らなかったから…言っちゃったし。

「まぁ、そうですね。それに最初から決まっていた事だ。変える事は出来ぬ。」
そう言う貴方の融通のきかない所嫌いよ。
でも、信念を通す所は本当に好き。
 
本当はずっと隣で見てたいなって最近良く思う。
でも貴方は決めた事は通す人だから、きっと私を元の世界に戻しちゃうんだろうなって…
「話ってそれだけ?」
「はい、それだけです。他愛も無い話です」
そう言って貴方はまた燈火をじっと見てる

貴方は一体そうやって何を見てるの?
私の姿は見えて無い、でも何かを見てる。

「ねぇ、聞いて良い?」
「何ですか?」
溜息交じりに言う
「貴方、何で私を抱いたの?どうせ、居なくなる女よ?」
「さっきも話しました。俺を…」
「忘れない様に身体に覚えさすだったかしら?そう言う事じゃなくて、」

何だ?とその目が云ってる。
「私の事好きで抱いた?」
「は?」
は?って何よ、は?って…

「あのね、私誰にでも身体を預ける様な事しないのよ?分かる?」
この人の眉がだんだん眉間に寄って来る
何よ、そんなに言うの嫌なの?
「折角共寝もしたんだから、云ってく水解蛋白れても言葉は減らないのに」
「何の話だか全く分からん。」
そう言ってこの人は席を立つ

鬼剣をその手に持って部屋を出て行こうとする
「ちょ、ちょっと!もう、行くの?」
「これ以上此処に居たら何、戻ります。」
本当に帰るつもりだわ。

何時もの大股で歩く癖じっと見ちゃう
勝手にやって来て、勝手に帰って行く。
どちらも止められない勝手な人。