フラメンコ超緩色系

月刊パセオフラメンコの社長ブログ

しゃちょ日記バックナンバー/2017年05月

2017年05月05日 | しゃちょ日記

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2017年5月26日(金)その2835◆軌道修復

「演奏活動を続けてゆくための試金石のような存在。
 バッハは、私にとって特別なものです」

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ヒラリー・ハーン(1979年~合衆国出身)はそう語る。
2010年にリリースされたバッハのヴァイオリン協奏曲集。
近寄りがたい雰囲気のジャケットだが演奏は抜群。
柔軟なアメリカ的聴きやすさは、
深く鋭いドイツ的本格性に支えられている。
なるほど、彼女はドイツ系アメリカ人。
    
このひと月あまり、毎朝パセオに到着すると同時にこのCDをかける。
雑用を片付けながらのルーティンだが、
ほぼ毎朝ひとつふたつの発見はある。
はちゃめちゃに生きる私には、
どうしたって不可欠な軌道修復音楽のひとつ。

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2017年5月25日(木)その2834◆エロス

「エロス」。
ギリシャ神話における愛の神、あるいは官能の愛とか。
ローマ語では「アモール」か。なるほどねえ。

アートを、仮に官能の模倣とするならば、
私にとってのベストはセゴビアのギター。
大好きなストリップさえ超えてしまうところが凄い、
という私の思い込み、センス。
人それぞれのセンスが、もろに反映されるリトマス問題かも。

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2017年5月24日(水)その2833◆満員御礼

六回連続超満員御礼パセオフラメンコライヴその56
http://www.paseo-flamenco.com/daily/2017/05/3_2.php#005977
明日木曜20時、高円寺エスペランサ
大塚友美バイレソロライヴ!

【出演】
大塚友美(バイレ)
川島桂子(カンテ)
水落麻里(カンテ)
長谷川暖(ギター)
(賛助出演)小菅理恵/鈴木旗江/三原孝美

【プログラム】
1. Guajira y Colombiana
2. Cante y guitarra
3. Bambera
4. Cante y guitarra
5. Tanguillo de Cádiz
6. Bulería

立ち見席(←座れる)若干あり!
現場主任は渡邉悦子エスペランサ店長、照明はオーナー社長の田代淳、
公演忘備録執筆(パセオ8月号)は哲人・白井盛雄、フロントはライター若林作絵、
バックに小倉泉弥編集長、そしてイケメンドアボーイ(←現在廃止検討中!)は
このわたくし(←現在絶賛解雇通告中!)。

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2017年5月23日(火)その2832◆なぜへレス?

なぜヘレス?
答えはここ(↓)!!!

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2017年5月22日(月)その2831◆深化するバイラオーラ

パセオフラメンコライヴVol.56
大塚由美ソロライヴ 
【日時】2017年5月25日(木)
【会場】高円寺エスペランサ
【開演】20時(19時半開場 ※終演は21時10分頃の予定)
【料金】4,500円1ドリンク付(税込)
【予約】立見席のみ数席あり
 電話予約:昼(セルバ)☎03-3383-0246
      夜(エスペランサ)☎03-3316-9493
 メール予約:selva@tablaoesperanza.com
【出演】
大塚由美(バイレ)
川島桂子(カンテ)
水落麻理(カンテ) 
長谷川暖(ギター)

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 今から26年前の日本フラメンコ協会・第一回新人公演。そこでぶっち切りの奨励賞に輝いたのが大塚友美さんだった。あの折の生き活きと切れ味鋭い彼女のバイレ、そして第一回目の奨励賞選考会の模様は四半世紀経った今でも、ありありと想い出すことができる。そう彼女は、記録にも記憶にも残る踊り手。
          
 現在は地元浜松で公演・教授活動に大忙しの友美さんだが昨年4月の初パセオライヴでは、久々に彼女だけに可能なフラメンコを堪能させてもらった。あの感動的なステージの模様をパセオライターいしいともこは本誌忘備録にこう記している。
          
「踊り始めるとすっと風が吹いたような、土のにおいがしたような、そんな錯覚を覚えます。肝っ玉の据わった真っすぐな踊り、近所中の子供たちが路地で遊び大人たちはどの子も隔てなく気にかけ叱っていた私たち世代の子供時代がよみがえる感覚。まさに生活の中から生まれ出たフラメンコ、作り込んだ風でなくきれいなだけでなく生き様を見せつけられる踊り......」
             
 奨励賞受賞のころの大塚友美のフラメンコはむしろ、シャープかつダイナミックで青春を謳歌するようなカッコいい踊りだった。そして永い歳月を経て彼女の踊りは変貌を遂げた。
 はち切れんばかりのエンタテインメントはその面影を残しつも、人と人との自然で親密な関係性に深く踏み込む境地に達したように想える。年齢や芸歴とともにフラメンコは無限に深まりゆく。大塚友美はそんな感慨をもたらしてくれるバイラオーラなのである。
  (月刊パセオフラメンコ2017年5月号より~小山雄二)
                            
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2017年5月21日(日)その2830◆講座の用心棒

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さあ、これからジェー(講座用心棒)とパセオ出勤。
        
13時より徳永兄弟のパセオフラメンコ講座「タブラオの現場~ソレア編」で、
その設営準備とパセオ7月号原稿整理で、今日は何かと忙しい。
12時から1階スタジオの席数を決めて並べ始めるので、
いきなり当日参加の方は、遅くも11時半までに
honbu@paseo-flamenco.com に参加メールを入れといてね。
        
ゲスト・バイラオーラにあの梶山彩沙、そしてカンタオーラ小松美保も参加。
人気プロ同士がすぐ目前で会話を交わしながら、
タブラオ・フラメンコ出演のノウハウをさくさく解明!

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2017年5月20日(土)その2829◆そういう燃焼

「とにかく具体的に動いてみなよ」
           
みたいな内容のポスターが永らくわが家の洗面所に貼ってあった。
連れ合いの大のお気に入りで、おそらくは相田みつをさんが原典。
親愛なる先人たちも皆同じようなニュアンスの感想を残しているし、
ドン詰まった時にはこうした突破口しかないと若い頃から私も決めている。
自らはじっと動かず他者に頼る、一見安全そうに見えるルートが、
永い人生、実は最も危ない選択肢なのである。

囲碁や将棋なんかだと深い先読み無くして前へは進めないものだが、
人の暮らしの場合だと、自ら具体的に動けば、
必ず具体的な改善策や現実味のある希望が視えてくるものだ。
逆に頭でっかちにこねくり回して安楽そうな保険を掛ければ、
実はすぐそばにある出口さえ見失うのが人間なのである。

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さて他方、有名な「犬も歩けば棒にあたる」の解釈には、
出しゃばると思わぬ災難に遭うという説と、それとはまったく逆に、
何でもいいからやってみれば思わぬ幸運に出逢うという説とがある。
私は根っからのコテコテ後者なのだが、
実績的には前者の江戸っ子代表みてえな人なので(汗)、
この件に関してはもっぱら「結果よりも動機とプロセス!」なんだよと、
人間らしい潔さを力説する立場を採っている(冷や汗)

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2017年5月19日(金)その2828◆タブラオの現場

「タブラオの現場で出演者たちは、事前にどう打ち合わせするのか?」

具体的にどうヌメロを創り上げていくか、今回はソレアを素材に実践レクチャー。
トラディショナルな構成の流れとは?
それぞれのシーンごとに踊り手はギタリストに何をどう伝えればよいのか?
バイレ、ギター、カンテが事前に共有しておくべき約束事は何なのか?・・・

あさって日曜午後、そういう画期的レクチャーが実現する。
ゲスト・バイラオーラは驚くなかれあの梶山彩沙さん、
そしてカンタオーラ小松美保さんも登場。
人気プロフェッショナル同士が目の前で会話を交わしながら、
タブラオ・フラメンコ出演のプロセスを創り上げる!

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90分1本勝負、絶対に血となり肉となる、
溢れるほどに贅沢なこの徳永兄弟スーパー実践講座。現在五席ほど残あり。
メール予約は honbu@paseo-flamenco.com 日曜朝10時までに。
いっぱいになっても椅子は何とかするので、
この大大大チャンスにどうぞご参加あれっ! 
今さら聴けない質問も受け付けるよ(笑)

パセオフラメンコ講座「タブラオの現場(ソレア編)」
初級者~プロまで、バイレ・カンテ・ギター・観る聴く専門すべて対象。
若手プロは特に対象!
講師◆徳永健太郎/徳永康次郎(フラメンコギター)
日時◆5月21日(日)13時~14時半(12時半開場)
受講料◆90分/3,000円(当日受付にて)
備考◆独習のための録音のみ可
会場◆スタジオ・アルソル(丸の内線「東高円寺」徒歩6分、JR・東西線「中野駅」徒歩10分)

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2017年5月18日(木)その2827◆そういう燃焼

自由奔放と思いきや、意外にもがっしりした骨格。
伝統をなぞるのでなく、今そこで生まれたかの如き即興性。
過酷な闘いの最中、時おり現れる美しいエロス。
終局を迎える瞬間、何処からか立ち昇る希望。

音楽、文学、呑み屋、落語、将棋、商店街、
ボクシング、舞踊、映画、写真、絵画・・・
そしてフラメンコ、さらには人。
そうか。昔も今も、そういう燃焼をおれは好きだったんだと、
今さら気づく。遅っ

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2017年5月17日(水)その2826◆きっとこう云う

現代日本のフラメンコシーン。
もしも夏目漱石や小林秀雄がその頂点に触れるならば、
両マエストロはきっとこう云う。

「野卑だが、人間の本質を突いている」

ああ、おふたりを今宵パセオライヴにお連れしたい。

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2017年5月17日(水)その2825◆フラメンコ論

「自信というのは、いわば雪の様に音もなく、
 幾時の間に積った様なものでなければ駄目だ」

高校・現国の教科書で知った小林秀雄の『モオツァルト』。
凄えおっさんだと思った。
日本の音楽評論の在り方に革新をもたらしたのも、
また、日本にモーツァルト人気を定着させたのも、
この『モオツァルト』という文学だった。

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冒頭の断言は近ごろ全集を読んで知ったが、
こっちもそこそこ老いぼれたからこそ、
マエストロの真意と自負が分かってくる。
その場の決意なんぞでは生ぬるく、今日一日をどう過ごすか、
そのことの積み上げのみが好ましい未来を引き寄せるのだと、
冷や汗もんの結論を突きつけてくる(冷や汗)。
世紀の傑作『モオツァルト』も日々の絶え間なき挑戦の結晶であるわけだし、
同時にこりゃ、けっこう立派なフラメンコ論でもあるじゃんねえ。

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2017年5月16日(火)その2824◆カリスマ登場!

立ち見席あり、いよいよ明晩!
  
パセオフラメンコライヴVol.055
大沼由紀 ソロライヴ
2017年5月17日(水)20時03分スタート
高円寺エスペランサ

【出演】
Ⓑ 大沼 由紀
Ⓖ 山内 裕之
Ⓖ あいしま なおき
Ⓒ 西 容子
ⓟ 近藤 尚

【プログラム】
1, El vito エル・ビト
2, Siguiriya シギリージャ
3, Solo de guitarra(Tiento y Tango)
 ギターソロ(ティエント・イ・タンゴ)
4, Nana ナナ
5, Alegrías アレグリアス
6, Fin de fiesta フィン・デ・フィエスタ

(↑)例によって演目のフライング公開。
忘備録執筆(パセオ8月号)はさとうみちこ、フロントは御子柴明子、
バックに小倉編集長、縁の下にはおれ。
以下は、由紀さんのプログラム・メッセージ。

本日はお忙しい中ご来場いただきありがとうございました。
2015年の公演「Sonora-音の行方」で発表したEl vito
(サビーカスとエスクデロのギターデュオバージョン!)
を再び本日の幕開けとし、
薄日が差し込む中から闇、そして光、
日向と日陰が交錯するような時間を
皆さまと共有出来たらと思っています。
また、終演後ご意見ご感想など
お聞かせいただけましたら幸いです。
どうぞよろしくお願い致します。 
                 大沼 由紀

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2017年5月16日(火)その2823◆相性

誰にとっても、テンポやリズムが合う人というのは確かにいる。
もっと云うならセンスも。
合わせるのではなく、自然と合ってしまう。
それはおそらく、同じ方向を見つめているから。
ムダに停滞せず、やりとりそのものが快感となる。
それが相性というものなのだろう。

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2017年5月16日(火)その2822◆笑う鬼

「充分な準備期間が欲しい」という出演者側の要望。
そして、何かと多忙でライヴプロデュースには
役割全体の二割程の時間しか割けない私にも
サクサクと早めの設営を進める必要がある。
そんなんで、来年上半期のライヴスケジュールも
ぼちぼちラインナップ出来つつある。
まあ、鬼に笑われるぐらいは仕方あるめえと想うのだ。

パセオフラメンコライヴ/2018年スケジュール
01/11(木)Ⓑ藤井かおる&ブラシェ小夜音
01/17(水)Ⓑ稲田進
01/25(木)Ⓒエル・プラテアオ
02/08(木)Ⓑ小林伴子
02/14(水)Ⓑ青木愛子&ヴォダルツ・クララ
03/21(水)Ⓑ松下幸恵
03/22(木)Ⓑ高野美智子
04/12(木)Ⓒ石塚隆充
04/18(水)Ⓑ屋良有子
04/26(木)Ⓑ渡部純子
05/10(木)ⒷⒸ鈴木眞澄

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2017年5月15日(月)その2821◆大沼由紀ソロライヴ

気合が入ってないとか、やる気が無いとか、そういうわけではないのですが、
最近、フラメンコを踊ることにおいて、自分がよく踊れる時って、
よく聞こえてる時なんだなーってことが分かって来て、
それはすごく細かいレベルの聞こえ方なのですけれど、
そこまで聞こえる時は、いい具合になれるのだなーと。

どういう時にそこまで聞こえて来て、
どういう時は表面しか聞こえて来ないのかっていうのは、
色々あるんですけれど、もちろん、聞こえにくい歌とギターもあります。

でも、私側の問題もあって、踊りを磨くという鍛錬はし続けるわけですけれど、
その「聞こえる」状態を保つコントロール術というか、そこかなーと。
漠然としていてすみません。
そこに入れると、これから聞こえるであろう音も、
先に聞こえて来たりするので、踊りやすいんです。

まだパセオライヴで何をしたいか、分かりません。
でも、自分なりの踊る方法みたいなものが、
少しずつ形になって来ている気がするので、
その時に踊りたいものを踊ろうと思っています。

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 http://www.paseo-flamenco.com/daily/2017/05/3_1.php#005976

この二月のヘレス・フェスティバルのオフフェスに出演し
帰国されたばかりの由紀さんにメール・インタビューをすると
こんな答えが返ってきた。
そう、建前やおざなりではなく、
彼女のこういう想いを私は聴きたかった。
およそ予定調和とはかけ離れた世界で、いつも想像を絶する
快力を発揮するカリスマ・バイラオーラ大沼由紀。
断片ながらその正体を垣間見られるこの発信を記すことで、
待望の5・17ライヴの予告プロモーションとしたい。
(月刊パセオフラメンコ2017年5月号より~小山雄二)

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2017年5月14日(日)その2820◆それから

「みだりに過去に執着するなかれ、
 いたずらに将来に望を属するなかれ。
 渾身の力を込めて現在に働けというのが私の主義なのである」

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・・・いいこと云ーよね。
意外にもあまり盛り上がらないが、去年は没後100周年、
今年は生誕150周年を迎えた夏目漱石(1867~ 1916年)。
坂口安吾「堕落論」系の青春を歩んだ私ら世代には、
漱石は緩慢に思えたものだが、
ようやくその遠達性の確かさ鋭さに気づける年齢に達したみたい。
写真は松田優作さんが主演した名作『それから』。
十回は観たなあ。

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2017年5月13日(土)その2819◆秘めたる心

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近ごろの朝の情景。
私の背を見つめているのではなく、
裏庭から外に脱走するスキを計っている。

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2017年5月12日(金)その2818◆満月の光を浴びた白い椿

まあ、人並みに日々いろんな屈託を抱えながら生きるわけだが、
フラメンコの現場に足を踏み入れる瞬間、
生ぬるさを断ち切るような異次元スイッチが入る。
今宵はセクシーダイナマイト、本間静香ソロライヴ。
                
パセオや私を縁の下からずっと支えてくださったなき本間三郎師匠のひとり娘である。
遠い親戚の小うるさいオジさんというのが私の立ち位置。
静香は三日前に美味いコロッケを持って打ち合わせにやってきた。
ふだんは静かなる情熱という風情を醸す静香だが、
そのフラメンコは華麗にエキサイティング。立ち見席のみ若干有。
                    
「本当に魅力的なものは、しばしば大きな欠点も有する」
火曜の晩、例によって焼き鳥大吉で新聞の切り抜き将棋欄に目を通す最中、
そんな一節に目が止まり、なぜか二日後の静香ライヴを連想する。
潔く修羅場へと飛び込み、自らケリをつける逞しさ。
まだまだ若い彼女のフラメンコだが、
希望に充ちた魅力が生ぬるい屈託を吹き飛ばす・・ってフライング忘備録かよ。

てなことを昨日フェイスブックにアップし、迎えた本番当夜、
前回初登場から約一年、本間静香の飛躍的な成長・深化は観客席のド肝を抜いた。
フリーで来場されたパセオライター関範子さん(=その容姿は往年の大女優、
またはオーメンの大女優と仲間内ではもっぱらの評判!)が、
ライヴ終了後、早速に以下のようなコメントを送ってくれた。

いやはや、若いっていうのはスゴいもんだ、と心底清々しく思いました。
華奢なカラダ、なのに、強靭な体幹とサパテアードでグイグイくる。
観客を捕らえて離さない瑞々しい眼差しも、もし触れたなら、
この手に光輝くオーラを与えられるような白い胸元も。
しかし、触れた手はみるみる石に変えられるのだ。
妖しく美しく、満月の光を浴びた白い椿。
女でもドキドキしたのだから、
男子は老いも若きもさぞやどぎまきしたことでせう。
遠い親戚の小うるさいオジサンもアタフタしたのではないですか?
絹みたいな磁器みたいなうっとりする胸元。
あんなドレスを着て踊ってイイのは、何人もいない。
佇まいに品格があって物語がある人だけ。
ズキュンと胸打たれたのでした。いや、胸元だけでなく。
「心強いメンバー」が砦を守ってくれていたから、
「例えコントロール不能になっても」「力尽きるまで」と
直球勝負に賭けることができたのでしょう。泣けてくる。
プレッシャーを力にかえて臨み、走りきった人にしか目にできない
「初めて見る景色にたどり着け」たことでしょうねー🎵
フライングの遠い親戚の小うるさいオジサンは、昨夜は寝られたでしょうかー?

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2017年5月11日(木)その2817◆立ち見席あり、本日・本間静香ライヴ!

好感度エネルギーに充ちたセクシーダイナマイト!
今週木曜晩は、本間静香二度目のパセオライヴ。
座席指定はソールドアウト、立ち見はオッケー。
撮影は小倉編集長、受付は吉野理子、パセオ忘備録担当は私じゃあ。

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2017年5月10日(水)その2816◆おまじない

33年パセオをやってて、こんなことは初めてだ。

スペインの超一流どころに並んだギタリスト、ぺぺ・エル・チョコラーテ(島田好志)さん。
そして、日本のフラメンコ普及に多大な功績を残したパイオニア、ギタリスト伊藤日出夫さん。

先の堀越千秋画伯他界のあと、容赦なきスピードで整理困難な訃報が続く。
渾身の堀越画伯追悼号(パセオ5月号)を終えたばかりの小倉編集長も頭を抱える。
彼ら強烈な先達がおられなければ、パセオもおれも無かった。

すでに九回裏を迎える私には、事実を淡々と受け容れる習性が身につきつつあるが、
それでも元気に家を飛び出すには、ちょっとしたおまじないが必要だ。
「今日という日は残り少ない人生の最初の日」

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2017年5月9日(火)その2815◆日暮里名物

「希望があるから頑張れるんですよ」
      
これが記事タイトルかなと、帰り道思った。
西日暮里アルハムブラの立花オーナーは、
絶え間ない私のツッコミに的確に応え続けた。
本日朝イチのパセオ8月号インタビュー取材。
永い歴史の安定感を醸すアルハムブラにも辛い時期があったことを知る。

駅構内で江戸時代から続く日暮里名物〝羽二重団子〟を
スタッフたちへのおやつにゲット。
これがやたら美味いんだ、特に醤油焼きが。
東京名物の十指に入ると私は想うな。

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2017年5月8日(月)その2814◆惚れなきゃ

「大切なことは三秒で決断しなさい」

若い私が一方的に師と仰いだ故・米長邦雄将棋名人の常套句。
稽古不足を幕は待たない、ふだんから手抜かず働き遊び読み考え、
ふりかかるどんな現実にも即応する直観を鍛えよと。

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鍛えることは叶わなかったが、即断のみが取り柄の
あわて者的習性だけは二十代で身についた(汗)。
33年前のパセオ創刊も、周囲の大反対を押し切りジャスト三秒で決めた。
その後の人生もほぼ負けっ放しの状態だが、
「人生惚れてこそ(惚れなきゃ伸びない)」と分析する師のセンスに共鳴し、
そのためのアンテナ磨きを楽しむ暮らしそのものは気に入ってる。

戦争を消滅させる可能性を持つ人工知能に期待するものの、
自分の暮らしにおいては自分の直観を買ってやりたい。
同じ買うならおめえの直観よりずっと当たる確率の高い三億円宝クジにしとけやと、
さきほど中学同級の荻野(将棋アマ四段)は三秒考えマジそう云った。

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2017年5月7日(日)その2813◆フーガな魅力

あと五年ほどで名人・竜王のニ大タイトルを獲得し世界王者となる。
デヴュー以来の16連勝で話題の藤井聡太四段。
彼の対戦棋譜を再び並べる最中に、そんな予感がよぎる。

グレン・グールド『バッハ/フーガの技法』に
初めて触れた時の印象によく似ている。
どちらの芸風も私の好みではないが、
磁力の圧倒的強さは否応なく思い知らされる。

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それまでの常識を超越する底無しの大局観。
大局観とは形勢判断力を中心とする全体俯瞰力のことだが、
彼らの表現は人や文化や伝統ではなく
〝絶対真理〟との対話を求めているようにも想える。
どっしり腰を据えた彼らが何かを追うことはなく、
私たちが彼らをフーガしたくなるのだ。

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2017年5月6日(土)その2812◆自信はある

「他者とのコミュニケーション能力」

多くのAI企業の求人コンセプトだそうだ。
なんとなくホッとする話だ。
面接官の立場なら、応募者のウソを3分以内に見抜く自信がある。
応募者の立場なら、面接官から30秒以内にKOを喰らう自信もある。

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2017年5月5日(金)その2811◆性分

久々にショーシャンク。
こつこつ積み上げればいつか勝負できる、というお話。
才能とは、日々の積み上げを愛す性分、なのかも。

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2017年5月4日(木)その2810◆死角なし

勝つための強靭さと柔軟性。
勝つための構想力と先読みの正確性。
よっぽどの負けず嫌いと見た(笑)

ニュースでもお馴染みの天才棋士・藤井聡太さんは、
デビュー以来16連勝中の中学三年生。
野球に例えるなら、開幕戦から毎試合ぼかすか
ホームランを打ち続けるルーキーか。
彼の本格棋風にはまるで死角が視えない。

きのう夜中に彼のすべての公式戦棋譜を調べたのだが、
その圧倒的な強さにクラクラ来た。
全体の方針は一貫性を帯びており、序盤・中盤・終盤とすべてに隙がない。
戦術もオールマイティのようだから、
対戦相手にとっては戦術の事前研究も難しい。
その宇宙観からは仄かにバッハ『フーガの技法』が聞こえてくる。

ただ、デビュー当時からの羽生善治さん的な確信犯的アート性はまだ視えない。
藤井さん本人はまだ自分が弱いと感じていて、アートどころではないのだろう。
まあ何にしても、私の青春のすべて(プロテスト失格 泣)だった将棋が
これほど注目されるなんて、両手放しでうれしい。

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2017年5月3日(水)その2809◆クレーマーの発見

クレーマーというのは、
問題の原因はいつも他人にあると信じ込んでいる。
問題の原因がほとんど自分にあることに気づけば、
かなり時間の節約になることに最近私は気づいた。

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