a green hand

大学病院というところ



3:00に目が覚めた。
昨日のことが最初に浮かんだ。

病院でのことだ。

不精な私が夫の体調不良を短くメールした友から「この年齢になると自分か配偶者に不調をきたすようになりますね」のメールが届いた。

テレビでは小林麻央のニュース、そして丁度夫が検査室に入った時である。
友の返信に共感していた。

夫の検査が終わり会計の場所へ行く。
すると、つい先ほどメールをくれた友が会計の場所に立っていた。

友の視線の先にはご主人がいた。
ご主人の様相に私がお会いした2年前の面影はない。

昨年秋から入退院の繰り返しという。
理由は聞かなかった。
ご主人に挨拶して別れた。

友はご主人の病気を一言も言わずに私にメールをくれていたし、年越し蕎麦もいつも通りに打ち送ってくれていた。

夫も車椅子を押す友を見て、「お父さん?」と私に聞いた。
数字に強い夫のあり得ない私への質問だった。

夫の検査結果が月曜日にわかると思うが、どんな結果であっても覚悟ができた気がした。

隠しておきたいという友の心の暗い奥底と哀しさを覗き見た感じがした。

病院で出会う知り合いは見て見ぬ振りの方がいいのだろうかと本気で悩んでしまった。

懐かしがる場所ではないのだから・・・。

これが逆だったら・・・。

病院に行くだけですっかり疲れてしまう私は昨夜は相当早めの就寝であった。
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