４一金型四間飛車研究

第１図


第１図が４１金型四間飛車の基本図。

｛選択肢｝
　○　▲４６銀：ナナメ棒銀
　○　▲３８飛：鷺宮
　○　▲３５歩：山田定跡
　△　▲６８金：様子見
　△　▲３７銀：棒銀
　×　▲４６歩


居飛車急戦を代表する手を選択肢に上げました。
一番左の○と△と×は、

○：振りよし
△：五分五分
×：居飛車よし

という風にあらわしています。
４１金型に対して、

｛斜め棒銀・鷺宮定跡・山田定石｝
　　振りがよくなります。
　　逆に言えばこの３つ以外の戦法に相手を限定させることができるといえます。
　　振りがよくなる手順は、四間飛車の急所４でもみてください。

｛▲６８金｝
　　これからの将棋になるのでなんともいえません。
　　ただ、普通に△５２金と戻してどうか。
　　▲４５歩早仕掛けならば、６８金型に限定させたという見方もできます。

｛▲３７銀｝
　　棒銀策です。
　　この段階で棒銀をみせるのであれば、４１の金の動きを保留してる効果があるので、
　　対棒銀策の「△４２金型」へ、１手損せず作ることができるともいえます。

｛▲４６歩｝
　　上の評価では、居飛車よし、としてますが、「よし」というよりは「一番有力」という意味です。
　　△５４歩型なので玉頭銀がなく、▲４５歩早仕掛けにするのが有力になるからです。
　　双方がつくせば、形成がわからない難しい将棋になると思います。
　　


以上のとおり、△４１金＋△５４歩型にとって、敵は▲４６歩型に限定できる意味もあって、研究は▲４６歩を中心にしていきます。