パリへタイムトラベル

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Bunkamuraドゥマゴ・パリ祭でフランス語講座、レオ・レオニ展

2013-07-21 17:45:43 | フランス語




朝9:15。カフェ・ドゥマゴの開店前にアンスティテュ・フランセのニコラ先生による
フランス語教室がありました。

テーマは「フランス式暮らしの芸術」。
朝食、地方、チーズ、ワイン、シャンパン、スポーツ、ファッション、
あらゆる分野でのフランスの特徴を説明してくださいました。
フランス語教室、というよりは、説明はほぼ日本語でしたので
文化講座という趣。

途中、クイズコーナーあがあり、
「ロゼワインは赤と白のまぜあわせ?」
「どうしてシャンパンは炭酸がはいっているの?」という興味深い話題も。

ドウマゴパリのテラスで、朝の空気を感じながらのフランス語、とっても優雅でした~^^

帰りはオランダの絵本画家、レオ・レオニ 絵本のしごと展へ。
小学校の時に、教科書で「スイミー」がでてきたのをおぼえていませんか?
たった一人のこされた黒くて小さな魚が生き残るために知恵を絞った話。
クラスでスイミーの劇をしたからか、強烈に覚えています。

一見、単純で簡素なイラストに見えますが、
実はデッサン力が抜群にうまく、とくに浜辺で拾った石のデッサンには目を見張るものがありました。

シンプルなイラストでつづられていますが。中身は
「みんなと違うことはすばらしいこと」「自分はなにものなのか」「よくばりすぎはよくない」と
人間の本質を鋭く描き、大人が見てもぐっと迫るものがあります。

見た目のかわいさとその鋭さのギャップが読む人の心をとらえ
長く読み継がれるのではないでしょうか。

展覧会を見終わった後は、もういちどスイミーが読みたくなります。

8月4日(日)まで開催中

Bunkamuraザ・ミュージアム「レオ・レオニ 絵本のしごと」紹介動画ロングバージョン



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プーシキン展 フランス絵画300年

2013-07-20 18:18:13 | アート・演劇・映画






横浜美術館へプーシキン展を見に行きました。
この展覧会さえ見れば、フランス絵画の歴史がわかるというもので、確かに見ごたえがありました。

ざっくりいうと・・・

17~18世紀の古典主義、ロココ、
19世紀前半の新古典主義、ロマン主義、自然主義
19世紀後半の印象主義、ポスト印象主義、
20世紀のフォーヴィズム、キュビズム、エコールドパリ

これだけ聞いても盛りだくさんですよね^^

どうしてロシアは名画と呼ばれるフランス絵画をこれだけおおく集めることができたのでしょうか?

それは、皇帝や大富豪たちがヨーロッパ先進国に強い憧れをもち、
莫大な財産を投じて絵画の収集に情熱を注いだからです。

18世紀は女帝エカテリーナ2世が、フランス人の啓蒙思想家と交流するなどのフランス通であったことも影響し、
ロシアの文化洗練度をヨーロッパ諸国にアピールする目的で、数々の傑作を集めました。

19世紀後半になると、産業革命で豊かになった貴族たちが、
自身のステータスのアピールと、ヨーロッパ文化を一般市民に伝えようという目的で
コレクションが集まりました。代表的なコレクターはセルゲイ・シチューキンとイワン・モロゾフです。

とくにシチューキンは繊維貿易で富を築き、エネルギッシュな性格は絵画収集にも現れました。
ピカソやマティスなど、
フランス国内でも評価の定まらない前衛画家の可能性をいち早く見抜いたことでも知られています。

個人的にとても心ひかれたのは
アングルの「聖杯の前の聖母」とフランソワ・ブーシェの「ユピテルとカリスト」です。
聖母の絵は、とくにクリスチャンというわけではないのに、まるまるとしたマリア様の表情が
とてもおだやかで心が安まります。

「ユピテルとカリスト」はローマ神話を題材にしたもので、
本来は男性であるユピテルが女神ディアーナに変身して美しい乙女カリストを誘惑するシーンを描いています。
二人共とても美しく、官能的でどこか謎めいた絵画に惹かれました。
この後カリストはディアーナの怒りを買い、熊に変身させられる悲劇が待っており、
おおぐま座、こぐま座が誕生するきっかけとなるのです。

ギリシャ神話を知っていると、古典主義、新古典主義がより一層楽しめるので
興味がある方はおすすめです。

ちなみに、この展覧会の音声ガイドのナレーションは水谷豊さんでした。
上品でユーモラスなナレーションはとても聞きやすかったので
鑑賞のお供に利用してみては?


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