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大阪の銭湯

連休、徹底的に寝てばかりいる。
風邪をひいて、起きてもすぐ重力に従順に、
畳の上で横になり、どれだけでも眠りの世界に吸い込まれてしまう。
はじめはのどがイガイガして、歌いすぎでのどを痛めたかと思っていたが、
医者でもらった風邪薬を飲んだとたん、悪化した。
今までもこういうことはあって、風邪薬との相性がよほどよくないのか。

大根を刻んではちみつにつけてシロップを飲む。
玉ねぎをおろして、しょうがおろしとはちみつと熱湯を加えて飲む。
民間療法をあれこれ試しながら、加湿マスクで、今朝はすっきり目覚めたものの、
そうは問屋がおろさず、今度はもっともらしく咳が出る。

ということで、映画館にも行けず、ひきこもり。
こういうときは、団地のエレベータで会った人とのちょっとした会話が妙に心に残って、
情景がリフレインしたりする。

風呂場の壁の塗り替え工事のため、2日続けて、近所の銭湯に行った。
金曜の晩、夜遅く、
3、4人しかいない銭湯で、身体を洗っていると、
入ってきたおばちゃんに挨拶され、
目の悪い私は、ひと間違いされたのかしらと、あたふたした。
でも、どうやら、来た人には誰にでも挨拶するのが
大阪の下町の銭湯文化だと気付いた。
帰りは、自分からおばちゃんに、さようならと挨拶したら、
きちんと挨拶を返してくれた。

土曜の晩。せめて温泉に行きたいと、ネットで探し、
自転車で15分ほどのところに、地下からくみ上げた天然温泉の公衆浴場を見つけて、
行ってみた。
少し時間が早かったせいか、混んでいた。
源泉露天風呂は、36度くらいのぬる湯のせいか、
おばちゃんたちがずーっと長湯しながら、おしゃべりに興じていた。
高齢者の日で今日は割引だけど、何か見せなきゃいけない銭湯もあれば、
ここは顔パスなんだ、という話もあれば、
遅れて加わったおばちゃんに、
最近姿を見ないから、どうしてるかと思ったら、
おばあちゃんが亡くなったなんて話も。
元気だったのに脳腫瘍で入院して3か月で往生したとか、
私もそういう死に方をしたいななどと思いながら、湯に浸った。
建物の壁にはさまれて、長細くて狭い露天風呂ながら、夜空が少しだけ見えた。

銭湯というのは、そこで聞こえる会話がいいなあと思いながら、
自転車をこいで帰り、家に着いたら、すっかり汗ばんでいた。
一人でいる時間が長いと、自分の中で、何か感覚が鋭敏になるものがあるように思うのは、
気のせいなのか、単に人恋しいせいかもしれない。

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