Paraiso Bookshelf

友だちに、こんな本がよかったよとお知らせできるようにブログを始めましたが、途中で普通の日常報告&旅メモと化しています。

都と京

2009年03月22日 | 本棚(エッセイ・実用)
『都と京』
酒井順子
新潮文庫
★★★

京都と東京を比べれば、東京のほうがまだよくわかる。
30年、滋賀、神戸、大阪と住んでいたのに不思議なことだ。
(小さい頃は奈良にも住んでいた)
京都だけは迂回してしまった。
今も、本社が京都にあるんだが、なかなかゆっくり行くことがない。
実家からも近いと思うと、旅先に選ぶこともない。
酒井さんより行った回数が少ないんじゃないの、ひょっとして。
関西に住んでいる間に、もっと行けばよかった…。

酒井さんのエッセイについては、何をか言わんやというわけで、
京都の思い出を語ってみた。



『オーラの条件』
林真理子
文春文庫
★★

an・anの「美女シリーズ」よりは、やっぱり話題が多彩なんですよね。
でも、やっぱり美容の話も多くて、楽しく読める。
「電車男」にうっかり感動してしまいつつ、仲間達が作者をどう思っているか、とか本当はエルメスが売り込んだんじゃないか、なんて想像をしてしまうところが面白い。




『杉浦日向子の食・道・楽』
杉浦日向子
新潮文庫
★★

口絵に十二ヶ月それぞれの酒器が紹介されていて、日本酒がものすごく飲みたくなる。
弟さんが撮影したものだそうだ。
杉浦さんは、飄々としたマンガが多かったのだが、こういう、少し説教くさい文章も、味があるなあと思われた。



『残花亭日暦』
田辺聖子
角川文庫
★★★★

解説に林真理子氏も書いているとおり、超いそがしい!
そして、正しい(と言っていいのかどうかわからないが)介護の実践者だなあ、と思った。
自分の人生を作り上げている人だ。

『愛を謳う』
『夢の櫂こぎどんぶらこ』
『楽老抄』
田辺聖子
集英社文庫
★★

エッセイを読み続けてると、さすがに似たテーマが多くなってくる。
ただ、『夢の櫂』は、ぬいぐるみが主役になっていて、いささかあっけにとられた。
(知らずに買ったのかよ)
・・・変わってます!!



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