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著書『誇りに思う日本人たち』
『ビッグショッツ』
『黒い火』ほか

11月19日・ピーター・ドラッカーの予言

2017-11-19 | ビジネス
11月19日は、ツイッター(Twitter)の共同創設者ジャック・ドーシーが生まれた日(1976年)だが、「マネジメントの神様」ピーター・ドラッカーの誕生日でもある。

ピーター・ファーディナンド・ドラッカーは、1909年、現在のオーストリアのウィーンで生まれた。父親は政府の経済省の役人だった。
字が下手だけれど、学業は優秀で、小学校を飛び級して1年早く卒業したピーターは、8歳のころ、父親と同席して精神分析のフロイトに会っている。
大学を出たドラッカーは、金融会社をへて新聞社に入社。22歳のころ、大学で博士号をとるとともに、新聞編集者として、まだ政権をとる以前のナチス党のアドルフ・ヒトラーにインタビューをした。
24歳のころ、政治学にからむ論文を書くと、すぐに英国へ移住。彼の論文は、彼が予想した通り、ちょうど政権をとったばかりのナチスの逆鱗に触れ、焚書処分となった。
英国で経済学者のケインズと会ったドラッカーは、そのころ自分の興味が商品やお金の動きでなく、人の動きにあることを悟った。
彼は28歳のころに、米国へ移住し、大学で教えたり、出版に関わったりしながら、著述活動を展開。
30歳のころ『経済人の終わり』を書き、そのなかでナチスによるユダヤ人虐殺とソビエト連邦との不可侵条約を予言した。
その後、『産業人の未来』『断絶の時代』『マネジメント』『明日を支配するもの』などを書き、つねに時代の先を予見し、あるべき社会や経営の姿を示しつづけた。マネジメント方面ばかりがよくとり沙汰されるドラッカーだが、その社会観察力と未来洞察力がすごい。彼自身、自分は社会生態学者だと言っていた。ジャック・ウェルチなど、多くの世界的経営者たちから師として仰がれつつ、2005年11月、米カリフォルニア州のクレアモントで没した。96歳になる1週間前だった。

かつて『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』というベストセラー本があった。
ドラッカーは、マネジメントの大切さを説き、それを体系づけた人である。
ドラッカーは、企業や組織は社会に貢献することが目標で、マネジメントはそれを促進するための考え方だとしている。彼のマネジメント学は、ひじょうに論理的で、もっともなことばかりである。でも、このもっともなことをクールに業務としてこなすことが、人間、なかなかできない。と、こう言っている怠惰な者は、経営者に向かないだろう。

ドラッカーは、ナチスの政策を予言し、年金基金が企業の支配者となることを予言し、ソ連の崩壊を予言し、非営利企業の増大を予言した。いつも一歩先を正確に予見している。
90歳のころの著書『明日を支配するもの』で、日本の人口は21世紀末に五千万から五千五百万人くらいに減少する恐れがあると言っている。
(2017年11月19日)


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