おばあちゃんありがとう

先日、父方の祖母が救急車で運ばれたと連絡がありました。

祖母は、90歳ですが、台所に立ちご飯を作り、耳だって聴こえるし、私の仕事が上手くいっているのかいつも気にかけてくれるぐらい、しっかりしています。

そんな祖母が、倒れたと聞き急いで病院へ向かいました。
話によると、もってあと二、三時間だと言われました。
病名はクモ膜下出血です。。。
意識はない中、酸素マスクをはめ、
一生懸命に息をしている祖母をみると胸が苦しくなり、涙が溢れてきました。

まだ、生きて欲しい気持ちと
楽にさせてあげたい気持ちと、二つの複雑な気持ちが、格闘していました。

時間が経つにつれ、血圧がどんどん上がってきて、おばあちゃんの体は熱があるのか熱くなってきました。
手を握ると、熱くなったシワシワの手
でした。おばあちゃんは、この体で大正14年に産まれ、90年間を生き抜いて来たんだなぁと、感じました。
私には、できる事はないけど、手を握り見守ることしかできないけど、ばあちゃんが苦しまないようにと願いました。

一日半、おばあちゃんは頑張りましたが、息をひきとり、90年の生涯に幕を閉じました。
祖母は料理が上手で、私は祖母の唐揚げと、唐芋餅が大好きで
ばあちゃん家に行くと、
『りえちゃん、わっぜかべっぴんさんになって～！！お姉さんになったがー！ご飯を食べんね？』と笑顔で私を迎えてくれ、美味しい料理をいつも振舞ってくれました。

私は、産まれてからずっとアトピーに悩まされ、おばあちゃんが自然食品で直しなさいと母に助言をしてくれて、私は添加物や農薬のかかっていない食べ物で育ち、お陰で今はアトピーも完治し、エステティシャンになる事ができました。

私が今、ここにあるのも祖母のお陰です。
葬式では、その安らかに眠る姿に
何度も『ありがとう』と話かけ
天国にいけますようにと願いました。

おばあちゃん、二度と会えなくても、私の胸に、皆の胸におばあちゃんは笑顔で生きています。
おばあちゃん、今まで沢山沢山ありがとう。