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猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)★★★・5

2017年10月15日 | アクション映画ーサ行

 

『猿の惑星』の前日譚(たん)を描いた『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』『猿の惑星:新世紀(ライジング)』の続編となるSF大作。猿と人類が地球の支配者を決する戦いの一方で、自らの種族を守るべく行動する猿のリーダー・シーザーの心の葛藤も映す。シーザーは、前2作に続きアンディ・サーキスが演じる。共演は、ジュディ・グリアとウディ・ハレルソンら。監督は前作と同じくマット・リーヴスが務める。

あらすじ:猿と人類の全面戦争が始まってから2年が経ち、シーザー(アンディ・サーキス)が率いる猿の群れは、森の奥深くのとりでに姿を隠していた。ある日、奇襲によってシーザーの妻と息子の命が奪われる。シーザーは人類の軍隊のリーダーである大佐(ウディ・ハレルソン)に復讐するため、オランウータンのモーリス(カリン・コノヴァル)らと共に旅立つ。

<感想>SF史上の名作「猿の惑星」をリプートし、第1作目「猿の惑星:創世記」(11)では人類に愛されて成長したシーザー。高度な知能を持つ彼は、アルツハイマー症の新薬実験用の猿から生まれ、研究者ウィルに引き取られ、家族のような愛情を受けて成長する。だが、動物保護施設に収監されたシーザーは、虐待を受け人間に絶望し、猿として生きることを決意する。仲間を率いて施設を脱出し、人類への反乱を起こすわけ。

第2作目「猿の惑星:新世紀」(14)猿と人間の平和を懸けた種族間戦争が始まる。人類の大半がウィルスによりシメツした世界で、シーザー率いる猿の森に、人間の生存者の一団が迷い込んだ。争いを嫌うシーザーは彼らの助けの要請に応えるのだが。しかし、猿のコミュニティでは、かつて人間に虐げられてきたコバが人間への先制攻撃を主張する。共存の道を探るシーザーと、やがて真っ向から対立するコバ。

猿と人類との全面戦争勃発を描いて来たヒットシリーズの最終章が、ついに完成した。新たな強敵である“大佐”によって最愛の家族を殺され、復讐の燃えるシーザーの葛藤を軸に、地球の支配者が決する瞬間を映し出している。

ここでは、隠れ屋を大佐に奇襲されたシーザーが、妻のコーネリアと長男ブルーアイズの命を奪われてしまう。大佐に家族を殺され、復讐の念に囚われたシーザーは群を離脱する。かつて、自らの手で殺めたコバの悪夢にもうなされて冷静さを失い、大勢の仲間を危機にさらしてしまう。

わずかな仲間を率いて復讐の旅に出たシーザーは、その道中であどけない人間の少女と出会う。名前をノバと名付けられた口のきけないその少女は“人類の退化”を暗示していた。

大佐を演じたウディ・ハレルソン。上官を殺し、独自部隊の指揮官であり、ウィルスの蔓延を防ぐために感染者を処刑するなど、目的のためには手段を選ばない人間。

そして、またもや道中で、少女ノバに続き、シーザーらが出会ったバッドエイブは、動物園出身。人間の物資を盗み一人ぼっちで生きてきたこの謎めいた猿は、人間の動きを熟知し、シーザーの道案内役を務めることに。残った猿の家族たちを連れて、砂漠へと向かうのだが、途中で大佐に捕まってしまう。

それに、前作「新世紀」でクーデターを起こしコバに従っていた残党は、シーザーの報復を恐れて人間側についたエイプが戦局を大きく左右するのだ。大佐の配下になっていた猿たちは、森での偵察や戦闘時のすばやい弾薬を込めるなどをこなし、シーザーらを脅かす。

それに、大佐に捕まった大勢の猿の家族たちは、大人は高い壁を作る石運びをさせられ、食料、水なども一切与えられずに過酷な状態。子供の猿たちは、檻の中へ囲われていた。この猿の家族たちをシーザーは、何とか助け出し逃がしてあげ、大佐を殺して自分の復讐を遂げるべく進んでいくのだが。

元々は猿インフルで絶滅の危機に陥った人類なのだが、人類の傲慢さに自然が罰を与えているかのように厳しい状況にさらされるわけ。人類は言葉を失い動物的になっていくという、新たな疫病が発生したということなのだが。知性を持った新たな猿が出てきたため、自然は秩序を保つために人類を排除するために猿と人類の全面戦争が始まるわけ。

もし、猿の惑星と化した後の地球で、聖書に準ずるものが生まれたら、必ずやそこに記されることであろう戦い。そんな壮大で荘厳な雰囲気に満ちており、邦題のサブタイトルはそれをドンピシャで体現していた。

1作目を観た時に、猿のメーキャップが見事だったのに感心し、シリーズを増すごとにシーザー役の、アンディ・サーキスの熱演も益々鬼気せまるものになっていて、パフォーマンス・キャプチャーの存在を忘れるさせるほどの出来栄えでありました。

それに呼応するかのように、ヒトラーばりにリーダーを演じる大佐のウディ・ハレルソンも、悪役が素晴らしく魅力的で、合衆国国歌が大音量で流れるシーンは鳥肌もんでしたよ。人類を絶滅させる者は同じ人類であるという構成、これは、作者たちにアメリカの現状を風刺する意図があると思いますね。

猿たちが、地下に穴を掘りトンネルを作り、捕まった猿たちを逃がすためにと大奮闘するシーザー。子供たちは灯かりの電源コードを伝わり助かるという。そこへ北からの人類の大軍隊が押し寄せて来る。戦闘機からの空襲に、戦車に軍隊が、大佐が作っていた高い壁は北からの防御のためだったのか。大佐が猿インフルに感染していたとはね。

そして、火気厳禁と書いてあるガソリンタンクの下りは、もはやコントに見えて笑っていいのか、爆発が凄すぎてシーザーが危ないし、でもシーザーは死なないと思っているから、地獄絵図としかいいようがないラストの大決戦も含めて、見応え十分でありました。

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