パピとママ映画のblog

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スーパー・チューズデー~正義を売った日~★★★

2012年04月10日 | アクション映画ーサ行
アメリカ大統領選挙を背景に、その舞台裏に渦巻く真実をスキャンダラスに暴き出すサスペンス。監督・出演は「ラスト・ターゲット」のジョージ・クルーニー。共演は「ラブ・アゲイン」のライアン・ゴズリング、「マネー・ボール」のフィリップ・シーモア・ホフマン、「ハングオーバー!!史上最悪の二日酔い、国境を越える」のポール・ジアマッティ。

あらすじ:アメリカ合衆国大統領の座をめざし、民主党予備選に出馬したマイク・モリス(ジョージ・クルーニー)は、選挙ツアー最大の正念場を迎えようとしていた。ペンシルベニア州知事として政治家の実績を積んだモリスは、ハンサムで弁舌に優れ、カリスマ性も十分。
そのうえ清廉潔白な人柄と揺るぎない政治信条で多くの有権者を魅了し、ライバル候補のプルマン上院議員をじわじわと引き離しつつある。来る3月15日のオハイオ州予備選に勝利すれば、その勢いに乗って共和党候補をも打ち破り、ホワイトハウスの主になることはほぼ確実。
いよいよ一週間後に迫ったスーパー・チューズデーの決戦に全米の注目が集まっていた。モリスを支えるのは、ベテランのキャンペーン・マネージャー、ポール・ザラ(フィリップ・シーモア・ホフマン)と、広報官スティーヴン・マイヤーズ(ライアン・ゴズリング)。
ある日、スティーヴンのもとに、プルマン陣営の選挙参謀トム・ダフィ(ポール・ジアマッティ)が電話をかけてくる。極秘の面会を求められ、一度は拒んだスティーヴンだが、何らかの情報提供をちらつかせるダフィの言葉巧みな誘いに負けてしまう。ダフィの目的は、スティーヴンを自陣営に引き抜くことだった。

だがモリスに心酔しているスティーヴンは、その申し出を即座に拒絶。その夜、スティーヴンは選挙スタッフのインターンである若く美しい女性モリー(エヴァン・レイチェル・ウッド)とホテルで親密な一夜を過ごす。翌日、スティーヴンはダフィとの密会の件をポールに打ち明け、謝罪するが、何より忠誠心を重んじるポールの怒りは想像以上だった。
二人の間には亀裂が生じ、ダフィとの密会は新聞記者アイダ(マリサ・トメイ)にも嗅ぎつけられてしまう。圧倒的優勢を見込んでいたスーパー・チューズデーの雲行きも怪しくなり、スティーヴンを取り巻く状況はまたたく間に悪化していった。そんな中、ポールからクビを宣告されたスティーヴンは、プルマン陣営への寝返りを決意するが、態度を豹変させたダフィにすげなく門前払いされてしまう。怒濤の嵐が吹き荒れるスーパー・チューズデー前夜、正義を売る者たちの最後の壮絶な駆け引きが始まった……。(作品資料より)

<感想>大統領選挙の裏側を生々しく描いている政治サスペンス。ヒラリー・クリントンの選挙スタッフを経験した劇作家ボー・ウィリモンの戯曲を、ジョージ・クルーニーが監督、制作・脚本・を兼ねた政界ドラマで、抜群の好感度で支持を集める大統領候補も演じている。
選挙の実態は、足の引っ張り合い?・・・候補者のために、一丸となって戦っているかのように見える選挙スタッフだが、みんな自分の地位を上げようと疑心暗鬼になっている。陣営内の人間関係から、意外とモロく崩れてしまうのには驚く。
信頼できるものなど誰もいないのだ。選挙スタッフを取り仕切るマネージャーのポール(フィリップ・シーモア・ホフマン)は「何よりも忠誠心が大事」と説くが、彼自身もかつては先輩を蹴落として現在の立場に就いている。野心こそが政界の原動力なのか?・・・。何が本当なのか、何が正義か、答えはない。

政治をまともな方向へ導くためには、まともな政治家が選ばれるべきなのに、選挙に勝つためには、多少の問題には目をつぶる必要がある。アメリカに限らず、どの国でも起きていることですよね。
本作では、選挙参謀である広報官スティーヴン (ライアン・ゴズリング)の活躍が注目される。彼の手腕で大統領選挙戦のヤマ場である予備選挙が行われる“スーパーチューズデー”がもうすぐ。
その時スティーヴンが敵陣営の幹部ダフィ(ポール・ジアマッティ)から引き抜きを打診される。
敵陣営からも自分が高く評価されていることに、ご満悦なスティーヴンだったが、これは敵陣営のワナだった。引き抜き工作があったことを上司のポールに報告するも、敵陣営との接触はご法度だと罷免されてしまいクビになってしまう。

さらに、スティーヴンが付き合っていた彼女とモリスのスキャンダルが発覚。モリスの不道徳行為を知り、もみ消しに奔走する。彼女は妊娠をしており、これは一大事だとスティーヴンが後始末をするわけなんですが、彼女はホテルで薬を飲み自殺をして死んでしまうのです。これも闇に葬るように隠蔽工作します。ポールにクビにされたスティーヴンが、モリスと取引する厨房での会見も見ものです。
政治の世界を題材にしながらも、クルーニー監督の語り口は明快でスリリング。毒を併せ飲む覚悟がないと、トップの座には就けないことを思い知らされる展開がお見事です。
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