パピとママ映画のblog

最新劇場公開映画の鑑賞、未公開DVD、お気に入り自己所有のビデオ・DVDの感想などネタバレ有りで記録しています。

すべては君に逢えたから ★★★

2013年12月10日 | さ行の映画
1914年に開業した東京駅が2014年12月に100周年を迎えることを記念し、クリスマスの同駅で繰り広げられる男女の恋や家族のドラマを描いたオムニバスストーリー。
人間不信に陥ったウェブデザイン会社の社長、仙台と東京で遠距離恋愛中のカップル、意中の先輩に告白できない女子大生、余命半年を宣告された新幹線運転士、母親と過ごすクリスマスを夢見る少女など、10人の男女が織りなす6つのエピソードが描かれる。JR東日本が全面協力し、東京駅でロケを敢行。
12年に復元された3階建ての丸の内駅舎や東京ステーションホテル、新幹線での撮影などが行われた。出演は玉木宏、高梨臨、木村文乃、東出昌大、本田翼ら若手から、時任三郎、大塚寧々、小林稔侍、倍賞千恵子らベテランまで多数。「犬と私の10の約束」「ゲゲゲの鬼太郎」の本木克英監督がメガホンをとった。

<感想>出演が玉木宏、木村文乃、東出昌大、本田翼ら若手から、時任三郎、大塚寧々、小林稔侍、倍賞千恵子ら、若手注目株や実力派のベテランまで多数出演している、切なくもロマンティックな群像劇になってます。
クリスマスを迎えた東京駅が舞台に、さまざまな想いや悩みを抱える、年齢も職業も違う男女10人の恋模様や人生模様が描かれている。クリスマスの東京駅に交錯する男女の6つのストーリーになっており、見た目は甘ったるいデコレーションケーキのような感じなんだが、食べて見ると案外イケるというか、そんな感じです。

例えば、劇団女優に舞い降りる幸運は、いささかファンタジックすぎるけれど、養護施設で上演するぐらいしかない現実が、「いい話」と「売れてないショボサ」に描かれていたり、被災地では復興建設に関わる男が、恋人のアパレル(ウエディングドレス制作)の仕事をつい、ディスってしまったり、そうした仕事にまつわるブルースがステレオタイプに体が暖かくなるように通わせているのもいいですね。
DVD鑑賞が趣味のイヤミな社長と、女優になる夢をあきらめた劇団員が最悪の出会いをする「イヴの恋人」は、捻りがあって面白かった。玉木さん、いつみても爽やかでかっこいいです。イヤミな青年実業家の役でしたが、最後には東京駅の高知へ行く長距離バスの停留所で、薔薇の花1本持って待っていてくれた。

来年の東京駅開業100周年を記念して、ちょいといい話を集めたらこんな映画になりました、という感じの作りでしょうか。
東京版「ラブ・アクチュアリー」らしいですが、しかしながら、本家の軽妙な持ち味が出し切れてなく、とことん軽薄短小な仕上がりになっているようです。復元後の、東京駅は本当に絵になるが、なんてことのない土手なんかも平然と映し出すものだから、トキメキ感は粉々に崩れてしまう。
被災地の宮城県の閖上市は、私が住んでいる仙台市のお隣です。沿岸部で津波で被災された方たちがたくさんいて、隣の原子力発電所からの放射能被害もあったところ。二重災害地で、今は仮設住宅暮らしの方たちが多くて、早く新しい住宅が出来ることを祈ります。
そこの建設場で働く若い者と、東京のアパレル会社で働く彼女。遠距離恋愛は、大変だけど、電話では分からない、通じない若い恋人たち。久しぶりに会える時のトキメキ感と思い詰めた空気が、観ている側にも伝わって来て、最後にはプロポーズしてくれて良かったですよね。

お気軽に被災地を引っ張り出すのには興ざめしましたが、玉木宏、倍賞智恵子など、お忙しそうな方や、大御所のフィチャー度が異様に足りないのも何だか寂しいですよね。

それでも、さすがに小林稔侍さんが、倍賞智恵子さんの前に現れるステンカラーコート姿が渋くて、お話につい涙がこぼれて来て、実は若いころ東京駅で彼とカケオチしようと大阪行きの新幹線の切符をお互いに持って待っていた彼女。だが、そこへは彼は現れなかった。小林稔侍さんは、その彼のお兄さんで、弟の駆け落ちを止めた張本人。
そして2年前に弟が亡くなり、遺品を整理していたらその時の切符が大事にしまってあった。それを何とかして、彼女の倍賞智恵子さんに届けてあげようと探していたというのだ。とても素敵なクリスマスプレゼントですね。2枚揃った新幹線の切符を、大事そうに手に合わせる倍賞智恵子さんに涙です。
私も年を取ったものだと思いながら、ここ何年か、クリスマスだなんてお祝いしてないもんだから、今年はケーキとシャンペンでも買って祝ましょう。

ですが、10人の男女の人間ドラマが、同時進行する構成と編集が目まぐるしくて、感情移入が何度も寸断されるのが残念でした。
登場人物の年齢や職業の幅広さは、マーケティング優先の結果だったのか、可もなし不可もなしの平均点に留まった感じですね。
2013年劇場鑑賞作品・・・341 映画(アクション・アドベンチャー) ブログランキング

『映画』 ジャンルのランキング
トラックバック (8)   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 劇場版 SPEC〜結(クローズ)〜 爻... | トップ | 大統領の料理人 ★★★ »
最近の画像もっと見る

あわせて読む

8 トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。
『すべては君に逢えたから』 (京の昼寝〜♪)
□作品オフィシャルサイト 「すべては君に逢えたから」□監督 本木克英□脚本 橋部敦子□キャスト 玉木 宏、高梨 臨、木村文乃、東出昌大、本田 翼、       市川実和子、時任三郎、大塚寧々、小林稔侍、倍賞千恵子■鑑賞日 11月24日(日)■劇場 チ...
『すべては君に逢えたから』 2013年11月13日 東京ドームシティホール (気ままな映画生活(適当なコメントですが、よければどうぞ!))
『すべては君に逢えたから』 をジャパンプレミアで鑑賞しました。 流石に登壇者も多いw  玉木宏、高梨臨、木村文乃、東出昌大、時任三郎、大塚寧々、倍賞千恵子、  小林稔侍、山崎竜太郎、本木克英監督、JUJU 登壇 【ストーリー】  アパレル会社で働く山口雪奈...
すべては君に逢えたから (ダイターンクラッシュ!!)
2013年11月24日(日) 14:05〜 TOHOシネマズららぽーと横浜9 料金:0円(フリーパスポート) パンフレット:未確認 他愛の無いデートムービーだが、職人監督なので及第点。 『すべては君に逢えたから』公式サイト フリーパスポート19本目。 「バレンタインデー」...
すべては君に逢えたから (はるみのひとり言)
試写会で観ました。梅田ブルグであったんだけど、入場時他の映画と重なっててメチャごった返してたわ。私の前に並んでた子たちアニメ観るみたいだったけど、もうすでに予告も始まってる時間で間に合うんかなと思った。玉木さんと高梨さんのラブストーリーで、それを取り巻...
「すべては君に逢えたから」色々な出逢いを見届けた先に待っていた偶然ではに必然のクリスマスプレゼント (オールマイティにコメンテート)
「すべては君に逢えたから」は東京駅を舞台に12月24日のクリスマスイブの出来事を6つのストーリーを同時進行で描かれるストーリーである。毎年この時期になると恋人同士と過 ...
『すべては君に逢えたから』 (2013) / 日本 (Nice One!! @goo)
監督: 本木克英 脚本: 橋部敦子 出演: 玉木宏 、高梨臨 、木村文乃 、東出昌大 、本田翼 、市川実和子 、甲斐恵美利 、時任三郎 、大塚寧々 、小林稔侍 、倍賞千恵子 映画『すべては君に逢えたから』公式サイトはこちら。 全国68会場で行われた、イ....
「すべては君に逢えたから」:もっと脚本練らないと (大江戸時夫の東京温度)
映画『すべては君に逢えたから』は、公称6つのエピソードをからませながら描く、いわ
「すべては君に逢えたから」DVDで見た。 (ペパーミントの魔術師)
映画公開時はスルーしちゃってDVDになったら見ようと思ってて。(爆) ただ、クリスマスに見ないと雰囲気出ないわね〜(おい) いっこだけ覚えてたのは, この映画の公開前に、 劇中使われたダイヤモンドリングのチラシを ほかの映画見に行ったときにやたらもらったこと...