パピとママ映画のblog

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探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点 ★★★★

2013年05月13日 | アクション映画ータ行
作家・東直己の「ススキノ探偵シリーズ」を大泉洋と松田龍平主演で映画化し、ヒットを記録した『探偵はBARにいる』の続編。大泉演じる探偵と松田ふんするマイペースな相棒・高田の凸凹コンビが、友人が殺害された真相を探るため奔走する。前作に続き監督は橋本一、脚本を古沢良太と須藤泰司が担当。前作よりもハードなアクションが盛り込まれた展開や、難事件解明に挑む探偵と高田の息の合ったコンビぶりに胸が躍る。

あらすじ:探偵(大泉洋)がよく行くショーパブの従業員で、友達でもあるオカマのマサコちゃんが殺害される。捜査が進まない中、「マサコちゃんは政界の闇に触れて殺された」といううわさを耳にした探偵のもとに、彼を尾行してきた女から事件究明の依頼が舞い込む。友達の死の真相を探るため、探偵と相棒の高田(松田龍平)は、再び札幌ススキノを駆け巡る。
<感想>ずっこけ探偵に恋の予感が?・・・夜の街を愛する探偵、付かず離れずの相棒、お色気&アクション、美女とのロマンス。ハードボイルな世界を現代的にアレンジした『探偵はBARにいる』待望のシリーズ第2弾。

今回も大泉洋と松田龍平の迷コンビが札幌で起きた難事件に挑む。今回のヒロイン尾野真千子が、探偵に仕事を依頼する人気ヴァイオリン奏者の弓子役で登場。ヴァイオリン奏者は表の顔で、普段は関西弁のおばちゃんキャラ。北海道日報の記者で、田口トモロヲも常連で登場し、弓子の過去を調べて殺されたマサコとの関係を知ることになる。
クライマックスのラスト近くの重要なシーンで、探偵が体を張って「依頼人を守るのが探偵の仕事だ」と決めゼリフを言う大泉洋。そこで彼女の涙を効果的に使っているんですね。かなりのロングショットでもかかわらず、涙の粒がきらめきながら落ちていくのが見えて、どんな言葉よりも深い感動を覚えました。

この涙に到達するまでに、観客は様々な感情が湧き起る場所から場所へと猛スピードで連れまわされる。今回、探偵が引き受けた仕事は、オカマバーのマサコ(ゴリ)が惨殺されてゴミ集積場に捨てられていた事件の真犯人を見つける事。尾野が演じるバイオリニストの依頼である。殺されたマサコは彼女の大ファンだったという。
いざ、ススキノから室蘭へと、ロードムービー風な展開もあり。高田が運転する高田号(光岡ビュート)は廃車されずに今回も無事に登場です。しかし、オンボロ車なのに、よく車検通ったもんだ。そのオンボロ車で高田、探偵、弓子の3人で、事件の鍵が隠された室蘭へと向かう。北海道ならではの広大な風景が旅情を盛り上げ、名物のジャガイモを天ぷらにした芋揚げ串刺しを食べつつ、それに前作で探偵に鼻をへし折られた右翼団体が、探偵への増悪から執念深く追い掛け回す。カーチェイスで拳銃発砲シーンもある。
探偵が酷い目に遭う展開は、もはやお約束になっている。前回は雪穴へ生き埋めだったが、今回はスキージャンプ台での宙ズリ。スタントなしで洋ちゃんが跳ぶシーンにハラハラさせられたわ。
アヴァンタイトルの約15分で、殺人事件の概要を説明しつつ、探偵や助手の高田(松田龍平)らのキャラクターも簡単に紹介する。その語り口が実に手早い。映像はマジックの全国大会に出場したマサコを映し、探偵のナレーションが入る。「マサコちゃんは見事に優勝し、2日後に殺された」得意の絶頂から奈落の底へと。ナレーションと映像のバランスが鮮やかである。
そこから観客は笑わされ、ハラハラさせられ、縮み上がらされ、驚かされる。そうするうちに、映画が始まった時には、予想もつかないところへと連れて行かれる。そして最後には、ヒロインの尾野真千子の涙で爽やかに泣かされるのである。

この映画の最大の魅力は、探偵と助手の高田との掛け合いである。前作からバディものとしてすでに高い完成度があった。今回は前作がヒットしたという作り手の自信も影響しているのだろう。2人のキャラクターがよりパワーアップしていると感じた。
もちろん多様性があるのは主役たちだけではない。中でも最も複雑なのは渡部篤郎が演じる革新政治家である。彼は脱原発政策のリーダー的存在なのだが、清廉潔白とはいえない裏面を持っている。事務所に乗り込んできた探偵に向かって彼はこう言い放つ。「有権者が求めているのは善良なお人好しじゃない。あらゆる手段を使って目的を遂げる強さだ。でなければ時代は変えられない」と。これほど今の日本の政治家に突き刺さる言葉がほかにあるだろうか。
若頭の松重豊さんも登場しますよ。それと、いつも行く喫茶モンテのセクシー娘、パンツ丸見えのミニスカ姿で、探偵に迫るところも一緒です。ここのケチャップ大盛りナポリタン、マズそうに見えました。
そして、探偵大泉洋ちゃんのお初のベッドシーンも、麻美ゆまの美乳が揺れて、濡れ場もバッチシ見られますからね。この為に洋ちゃん体鍛えたそうです。いい体してたわ。今回も静かなる男、高田くんの殺人キックが炸裂!、探偵が絶対絶命のピンチに陥ると現れる空手の達人高田くん。ハイキックに回し蹴りで、暴漢どもを一網打尽。できればボコボコにされる前に現れて欲しいと探偵は願っているが、高田君はバイトなので無理強い出来ないのよね。
今回の白マスク集団に襲われるシーン、路面電車の中ですし詰め状態でのバトルでは、恐怖さえ感じました。119分と言う時間の中に、よくこれまでのことを盛り込めたものだ。しかもどの要素もほぼ過不足がない。どのエピソードも密接に絡まり合って、浮き上がったところがない。どの登場人物にもリアリティがあり、生き生きと呼吸する場が与えられている。ここにエンタテインメント映画のあらゆる要素が詰まっていると観た。面白かったです。
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