パピとママ映画のblog

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アーロと少年 ★★★.5

2016年03月20日 | アクション映画ーア行
数々の名作を世に送り出してきたディズニー/ピクサーが、恐竜と少年の出会いを軸に壮大なスケールで描くアニメーション。絶滅せずに生き残った恐竜たちが高度な文明を築いた地球を舞台に、恐竜と人間の子供を待ち受ける大冒険を描く。監督を務めるのは、『モンスターズ・ユニバーシティ』などでボイスキャストを務めてきたピーター・ソーン。まるで別世界の地球で、外見も性格も対照的な彼らが織り成すドラマが感動を呼ぶ。
物語:地球に隕石がぶつからず、恐竜が絶滅を免れて数百万年後のこと。畑を耕しながら暮らす恐竜のアパトサウルスの夫婦に、3匹の可愛い子供たちが生まれた。一番大きな卵だったのに最後に生まれてきた末っ子アーロは、体が小さくて、甘えん坊で、怖がりで臆病で、姉のリピーにやんちゃな兄バックに比べると、両親の仕事も手伝えない。でもパパはそんなアーロを温かく見守り、怖さを乗り越えることで見える世界があると教えるのだった。

ある日のこと、冬のために貯蔵庫に蓄えていたとうもろこしを、何者かに荒らされていると知った父親は、アーロにその生物の退治を命じるのであった。罠を仕掛けてみると捕まったのは人間の少年で、けれども臆病なアーロは、もたもたしている内にその少年を逃がしてしまう。怒ったパパは、アーロを連れて少年を追い掛け、川沿いの山道を駆けのぼっていく。
ところが少年を追う内に天候が急変する。嵐が起こって川が一気に増水をして、そしてパパはアーロを助けようとして激流に飲み込まれて命を落としてしまう。目の前で起きた悲劇のせいで、水と雷に怯えるようになるアーロ。哀しみを必死にこらえながら、やがて母親の手伝いで畑仕事へと出るようになったアーロは、そこで再びあの少年と出会う。

「お前のせいでパパは死んだのだ」と怒りに任せて少年を追いかけるアーロ。けれどもその途中で、誤って川に落ちてしまう。しばらくして目が覚めるとアーロは見知らぬ場所に流されていた。そして意識を失っていたアーロを見守っていたのは、あの少年だった。しかも少年はアーロのために懸命に食糧を調達してくれて傍を離れようとしない。
どうやら少年も家族を失い独りぼっちのよう。次第に心を開くようになったアーロは、少年を“スポット“と名づけて仲良くなっていく。言葉は通じなくても心は通い合う。彼らは家に帰るために川沿いの道を歩き出す。いろいろな動物に出会ったり食べ物を探したりしながら、アーロは父が教えてくれた光り輝く蛍の群れを少年に見せてあげる。

<感想>長篇フルCGアニメーションの先駆者、ピクサースタジオ。そのピクサーとディズニーが生んだ最新作は、もしもの世界を舞台に、体は大きいけれど怖がり屋で弱虫の恐竜アーロと、体は小さいけれど怖いもの知らずの少年スポットの友情を、それぞれの成長と共に描く感動のアドベンチャー・ファンタジー。登場する恐竜一家がトウモロコシ畑を栽培しているという設定にほっこり。ここで、人間の少年が恐竜の子供と出会うのだが、恐竜と人間が共存するという時代はないが、出会った人間の少年が恐竜よりも野性的なのがいい。

そしてもっとも驚いたのは、本当にCGなの?と実写そのもののように美しい自然の描写。アメリカ地質調査所のデーターをもとに、約270種類の木々や植物を配置して、風も15段階に分けて吹かせることで、本物そっくりの自然美をDGで表現したそうです。
それに、リアルな川の様子を演出するために、エフェクトチームは川でラフティングに挑戦。その迫力の体感を映像に取り入れているのだ。さらには製作チームは広大土地での生活を体感するために、実際の牧場も滞在して、そういった体感が映像の世界に生かされているようですね。

それに、恐竜が主人公で文明と言語があるし、人間の子供は四足歩行で話すことができないし、野生で暮らしているという逆転した設定。まるでアーロといるとペットの犬のようなしぐさをする。これも、この映画の特徴であり、言葉なんてなくても心が通じ合えば友情は成り立つという、大きなテーマの一つなんですね。

とにかくアーロと一緒に旅をする少年スポット、途中で赤い木の実が大好きなアーロが、真っ赤な蛇に襲われるシーンとか、サイのような様々な恐竜、肉食系の翼竜プテラノドンに襲われるシーンでは、そこへ肉食でありながらも真面目に牛を飼い育てている、強面だけど心優しいTレックスの親子たちに出会います。盗まれた牛の群れを探す彼らの旅に二人は同行することになります。

ここで、アーロは父親との思い出にひたり、家族の元に帰ろうと決意するのです。それに、少年スポットの悲しい過去の話を知り、仲良く一緒に旅をすることを誓い合う。

Tレックスの家族と共に絆を深めていくアーロとスポット。Tレックスの家長であるブッチが「怖がってもいい、一歩踏み出した時に新しい世界が見えるから」という言葉に励まされたアーロたちは、再びギザギザ山の家へ帰る道を歩み出すのです。

それに、何でもないシーンでも面白く、モグラがポコポコと現れ増えていくところが傑作です。お決まりのギャグながらも完璧であり、さすがですよね。
そして終盤にさしかかると、人間族の姿が見え始める。アーロの家の近くまで来た直に、そこで再び現れた翼竜プテラノドンに襲われ、スポットがさらわれてしまう。天気は荒れて、まるで父親が激流に飲み込まれた時のように雷が轟始める。アーロの試練です、恐怖に打ち勝って少年を助けなくてはと、樹の皮の中に隠れていた少年を見つけ一安心。

ところがまたもや川が増水し始め、少年が流されていく。アーロも川の中に入り一緒に泳いで流され、辿り着いたのがアーロの家の近くであった。そこには、少年の家族らしき人間の一家が見守っていて、アーロは少年スポットとの別れを決めるのです。子供でも誰か一緒に旅をすれば、助け合いながら友だち以上になり成長していく。

自然や世界の厳しさがきちんと描かれていることで、友情や成長のために頑張れるか?という誰もが体験する普遍的なテーマでもあり、愛を感じさせる物語がよりリアルに胸に響きます。
同時上映:短編アニメーション「僕のスーパーチーム」
サンジェイ少年はテレビで特撮ヒーロー番組を見るのが大好き。けれどもお父さんは、お祈りをしなさいとテレビを消されてしまう。すると、お祈りの中に悪霊が現れ、それを倒すためにヒンドゥー教の神々が特撮ヒーローのごとく召喚される。そして、サンジェイは神々の戦いを助けることに。
インド系移民の子であるサンジェー・ペタル監督が、自分の子供の頃の思い出を基に作り上げた作品で、アカデミー賞短編アニメーション部門にノミネートされた作品。

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