パピとママ映画のblog

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黒執事 ★★.5

2014年01月21日 | アクション映画ーカ行
漫画、アニメなどで絶大な人気を誇る枢やな原作のコミックを、水嶋ヒロ主演で実写映画化。貴族の執事セバスチャンと女性であることを隠している幻蜂清玄を中心に、映画版オリジナルのストーリーが展開していく。幻蜂を剛力彩芽が演じ、そのほか優香、山本美月、栗原類、城田優らが共演。『NANA』『ランウェイ☆ビート』などの大谷健太郎がメガホンを取る。時代や設定などを変更し繰り広げられる独自の世界観に期待が高まる。
あらすじ:女性だということを秘密にしている幻蜂家当主の幻蜂清玄伯爵(剛力彩芽)と執事のセバスチャン(水嶋ヒロ)は、絶対的な主従関係にあった。一方、二人は世界統一を目標にする女王の諜報(ちょうほう)員「女王の番犬」という役割も担っていた。ある日、女王から連続殺人事件を解決せよという命が下る。また、並行して少女たちが街から消えるという出来事も起こる。セバスチャンは、二つの事件に結び付く手掛かりを発見するが……。

<感想>大富豪と全能の執事が追う連続ミイラ化事件。世界各国で翻訳もされている人気コミックを3年ぶりの復帰作となる水嶋ヒロが主演。悪魔の執事が使える伯爵家の総師が、剛力彩芽演じる男装の令嬢であることなど、原作とは設定を変えたオリジナル・ストーリーが展開する。
原作コミックについては何もしらないので、無国籍ふうな設定とバタ臭いキャラから、どんな話が繰り出されるのか、それなりに期待してしまった。が、キャラばかりが先行し、ミステリはおざなりな感じ。というか、設定や背景情報の仰々しさが、事件や謎までとって付けた感じにしてしまい、けったいな見世物でも観ている気分がした。
だから、全部スクリーンの中だけで進行して、何一つ感情の共有ができないのだ。だから、究極の“ドラッグ”うんぬんのネタも古臭く思った。

とにかく水嶋ヒロが、原作のイメージに近づけるため、体重を50キロ台にまで落としたそうで、確かにか細い感じだが悪魔なのでぴったりではと。それに、アクションはもちろん完璧なまでの執事の所作も習得し、悪魔で執事というキャラを実際に表している。でも、剛力彩芽の方は、コスプレ人形並みの演技で、「清須会議」でもそう感じたが、良い役なのに台詞を口にしているだけなのが、何とも辛い。

共同監督名義になってはいるが、実質的な現場監督は大谷健太郎のようなので、企画から参加していたという水嶋ヒロの思いが熱すぎて、からまわりしかねない勢いの演技に、アクションも過不足なく見せている点は安心して観れた。
ただし、原作から変更された近未来の世界観が中途半端で、この世界の奥行を感じさせるような設定と情景が欲しいと思った。

その他の俳優陣では、屋敷に昔から仕えている執事長の田中に志垣太郎、薬品会社の社長の九条に伊武雅刀、公安課の猫磨実篤には岸谷五郎、幻蜂家の当主の幻蜂清玄伯爵の叔母さんに優香、葬儀屋に栗原類など、豪華メンバーが脇を固めているが、今回で叔母さん役の優香がコントめいた芝居で死んでしまうとは。

それに、悪党の薬品会社の伊武雅刀も死んでしまうし、続編では公安課の猫磨実篤の岸谷五郎が、活躍の場を見せないとつまらないことになってしまう。
設定は冒頭で明らかにしているので、魂をもらう契約を済ませた主人のために、悪魔が執事として仕える。だから弱点だらけの人間と、不死身の存在によるこの主従コンビが最高なんだが、惜しいのはその良さが活かしていない点である。

国家間の情報戦と一族の確執の二本柱。そのどちらも中途半端な印象になったようだ。
つまり前者は設定とあまり関係ないのだ。終わり方からすると、続編があるようなので、スパイ戦略の件はそっちで本格的に描かれるようだから、それでも水嶋ヒロと剛力彩芽の魅力は、これでも十分に出ているので良しとしましょう。
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