パピとママ映画のblog

最新劇場公開映画の鑑賞のレビューを中心に、DVD、WOWOWの映画の感想などネタバレ有りで記録しています。

ビューテフル・デイズ ★★★

2016年05月25日 | DVD作品ーな行、は行
恋と友情のはざ間で揺れ動く17歳の高校生を描く、切なくもさわやかな純愛ストーリー。主演は本作のヒットでインドネシアの国民的な人気女優の仲間入りをしたディアン・サストロワルドヨ。メガフォンをとるのは、これが劇場用映画監督デビュー作となるルディ・スジャルウォ。すがすがしい気持ちにさせてくれる青春映画。
あらすじ:詩を書くのが大好きな高校生のチンタ(ディアン・サストロワルドヨ)。だが校内の作詩コンクールで優勝を飾ったのは、ちょっとクールで大人びた少年ランガ(ニコラス・サプトラ)だった。
以来、ランガが気になるチンタは、自分が所属する新聞部の取材でランガにインタビューを試みるが、あっさり断られてしまう。ランガに不躾な態度にチンタは怒り、最初は快く思わなかった二人だったが、インドネシアの国民的詩人ハイリル・アンワルについて書いた一冊の本を通じて、次第に心惹かれあうようになっていく。

生まれて初めての恋に、胸をときめかせるチンタ。しかしランガと親しくなればなるほど、それまで仲良く付き合ってきた親友たちとの関係がギクシャクしてしまう。
そんなある日、チンタは親友の一人アリアからの電話に嘘をついて、ランガとのデートへ出かけてしまう。デートから幸せいっぱいで家に帰ったチンタの元へ、思いもよらぬ悲しい知らせが届く。それは家庭内暴力に悩んでいたアリアが、自殺を図ったというものだった。
幸い命には別条はなかったものの、その一件でチンタと親友たちとの関係はさらに悪化してしまう。
自分が許せないチンタは、ランガと別れる決心をする。やがて親友たちとの仲は時が解決し、再び女友達との昔のままの学園生活を取り戻したチンタ。しかし、彼女のこころの奥ではランガへの想いがさらにつのっていたのである。(作品資料より)

<感想>2004年インドネシアの作品。人気者の少女チンタが少年と出会う。第一印象は最悪。だけど、何故か彼の事が気になる。顔を合わせれば憎まれ口ばかり。仲良くなればなったで、彼をとるか親友をとるかで悩むのだ。70年代~80年代の少女マンガで何十回と読まされてきたようなプロットが続く。
だが、ラブストーリーに限って言えば追体験が多ければ多いほど、かってに想いを馳せやすくウキウキするってものなの。主人公のチンタという名前は、インドネシア語で「愛」を意味するそうです。
少年ランガに扮するニコラス・サプトラは、物憂げでクールな初恋の相手として“ここで会ったが百年目”的な、ベスト・キャスティングと思うし、女の子たちのダサ可愛い今っぽさもいいですね。
純愛ときけば韓流のようなベッタリ、不健康な持ち味が主流のご時世にあって、インドネシアというお国がらか、作品のキレはどこまでも伸びやかで、見るだけでヘルシーになれそうな初恋物語になっています。

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