パピとママ映画のblog

最新劇場公開映画の鑑賞のレビューを中心に、DVD、WOWOWの映画の感想などネタバレ有りで記録しています。

ザ・サークル ★★★

2017年11月12日 | アクション映画ーサ行

『美女と野獣』などのエマ・ワトソンがトム・ハンクスと共演した、巨大なソーシャル・ネットワーキング・サービスがもたらす脅威を描くサスペンス。SNS企業に就職し、自らの24時間を公開することで世界中から注目されるヒロインを通して、想像もしなかった事態を映し出す。監督を『人生はローリングストーン』などのジェームズ・ポンソルトが務める。ジョン・ボイエガ、カレン・ギラン、エラー・コルトレーン、ビル・パクストンらが共演。

あらすじ:世界一のシェアを誇るSNS企業「サークル」に勤めることになったメイ(エマ・ワトソン)。サークルの経営者ベイリー(トム・ハンクス)は、オープンでシェアし合う社会を理想としていた。ある日、新サービスが発表され、メイは自らの24時間をネットワークで全世界に公開するモデルケースに選ばれる。すぐさまメイは1,000万以上のフォロワーに注目されるようになるが……。

<感想>SNSの進化は世界の透明化をもたらした。人々は企業や政治に完全な透明化を求めるようになった。すべてがオープンならば、嘘や不正は行われないはず。すべてを見られる社会こそユートピアなのだから。

デーヴ・エガーズのベストセラー小説をもとに、現代社会が直面する重要問題に切り込んだサスペンスもの。世界有数のSNS企業が目指す全人類の情報の透明化。これが実現すれば、テロも犯罪も世の中から消えると言うのだ。一見理想的に見える計画なのだが、そこには恐るべき落とし穴が待っていたのです。

出演は「美女と野獣」のエマ・ワトソンが、主人公のメイを演じていて、元気溌剌といった今時のキャリアウーマンのように、仕事に励んでいるのですが、自らの24時間をSNSに公開した彼女が、その果てに見たものとは――?

「シチズンフォースノーデンの暴露」や「スノーデン」を鑑賞すれば分かることだが、電子メール、フェイスブック、は盗聴され、プライバシーは侵害され、個人は透明化されていきさらけ出されてしまう。

この映画の中で、「政治家がすべてをオープンにすることでクリーンになり、世の中がよくなる!」とか「いいね」を欲しさにSNSに自分の日常をアップし、自らプライバシーを世界中にさらしている我々に対して、あなたは「だいじょぶですか、危険はありませんか?」と、警鐘を鳴らす映画でもあります。

彼女が入社した会社は、確かに給料も高いし保険なども充実している。それに、父親が難病に苦しんでおり病院代もばかにならない。給料の中から仕送りもして、でもお金だけでは変えられないプライバシーというものがなくなる。24時間、目玉の形をした超小型高性能・監視カメラで映し出され、トイレの中に入っている5分間だけが自由時間なのだ。

これは、何かの宗教団体のような、自分の意志や自由が束縛され、いくら「すべてをさらして共有すれば悪いことはしないし、世界はもっと良くなる」と言っても限度があるって言うこと。

絶対に精神に異常が生じて来るに違いないから。それで、両親の病院費用を会社がまかなうからといい、両親の家の中全てに監視カメラを付け、24時間見張られている状態に、そのことで、両親が寝室でセックスをしているシーンが監視カメラで映し出され、世界中に発信されてしまう。

それに、社長の提案で彼女のボーイフレンドの家や車にも、その目玉の形をした超小型高性能・監視カメラを取り付けられ、彼氏は自分の仕事の鹿の角を使ってシャンデリアを作った製品をアップすると、世界中から動物虐待、鹿殺しと一斉に責め立てられ、悪者扱いを受けてしまい、仕事にも影響を及ぼすことになる。それで、彼氏がメイに直談判を言いに来て、「俺の将来はどうなる」と、そして、マスコミも彼の家にやって来て、彼は車で逃げるも、車にも監視カメラが付いており、追いかけられて橋から車ごと落ちて死んでしまう。

この責任は、メイにあることで、勝手に社長の言いなりになって、彼の家に監視カメラを付けて見張らせたものの結果であるのだから。メイ、自分が良かれと思っても、両親だってカメラを拒否して娘と疎遠になってしまうし、それで、会社を辞めるのかメイ、悩み苦しみ、数日間休みを取り実家へ帰るのだが、・・・。

それからが、実家で反省しているところへ、友達のアニーから電話があり、彼女はサークルの被害者で、プライバシーの侵害で傷つき、会社を辞めて故郷のスコットランドへ帰り、元気を取り戻したみたい。

自分も社長の言いなりにばかりなってられない。辞めるにしても、もっとプライバシーに対して、秘密主義は良くないけれど、サークルの裏側を知る男、タイに相談をして、自分の在り方を会社に提案することになるわけ。

サークルのキャンパスは、万人が憧れる理想の職場であり、様々な優秀企業を見学、「Googleの会社の内部のような景観」作り上げられたのが、植物、光、水を融合させた公園のような職場環境の素晴らしさに感嘆してしまいましたね。

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