パピとママ映画のblog

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ラストミッション ★★★★

2014年06月24日 | アクション映画ーラ行
『ターミネーター4』などのマックGが監督を務め、『ダンス・ウィズ・ウルブズ』などのケヴィン・コスナーを主演に迎えたアクション。病に倒れた腕利きCIAエージェントが、パリを舞台に極悪非道なテロリストとの最後の戦いに挑む姿を活写する。脚本を担当するのは、数多くのヒット作に携ってきたリュック・ベッソンら。ケヴィンのいぶし銀の熱演が光る主人公の姿に心打たれる。
あらすじ:余命わずかだと言い渡されたCIAエージェントイーサン(ケヴィン・コスナー)は、残された人生を家族と共に過ごすためパリへと向かう。長い間家庭をおろそかにしてきた彼は、難しい年頃の娘ゾーイ(ヘイリー・スタインフェルド)との仲もぎくしゃくしていた。そんな折、CIAエージェントのヴィヴィ(アンバー・ハード)が、イーサンに最後のミッションのオファーをしに来るが……。

<感想>最近パットしなかったケヴィン・コスナー復活のアクション映画。脚本がリュック・ベッソンというので、またもや「96時間」のような子供が人質に捕られてか、なんて思って見たら飛んでもなくコメディたっちで笑いもあり、アクションたっぷりの映画でした。何せ、主人公のCIAエージェント・イーサンが余命3ヶ月と医者に告知され、今まで疎遠だった妻と娘に会いたくてパリへと。それに、舞台がパリなので、コンコルド広場や、エッフェル塔、シャンゼリゼ通り、セーヌ川の河川敷など、まるでパリ観光しているみたいで良かった。

風邪が長引いて咳が止まらず、病院へ行ったら悪性の腫瘍がありクリスマスまでは命がもたないのだ。早速、仕事も止めて妻の元へと病気のことも話して娘と仲直りをしたいと言う。
ところが、CIAはイーサンを放っておかなかった。エージェントのヴィヴィをイーサンのところへ殺しの依頼が来る。断ると、その余命3ヶ月の病気を治す未承認の抗がん剤を投与してくれるというのだ。有無を言わさず、車の中でイーサンの腕に抗がん剤の注射をするヴィヴィ。この薬の副作用がめまいに痺れと、終いには気絶してしまう。でも、娘とクリスマスを祝いたいと思ったイーサンは、殺しの仕事を引き受ける。
元妻は、イーサンが娘の面倒を見てくれるのをいいことに、仕事でロンドンへ行くと言うし、その間に娘と楽しい時間を過ごしたいと考えていたのだが、高校生の娘には彼氏がいて、父親としては心配することばかり。クラブへ行った娘を探しに行くのだが、娘は危なく男たちの餌食になってしまうところだった。

娘の誕生日の日にも仕事先で、公衆電話からバースデーソングをしわがれ声で歌うし、その途端に敵に狙われ銃撃戦、ホテルの上階には爆弾が爆発と大変なことに。
そして、自分のパリのアパートへ帰って見れば、不法侵入家族(アラブの難民)が勝手に占拠して、その家族の娘が妊娠していて後少しで子供が生まれそうだという。じゃ仕方ない、子供が生まれるまでここにいることを承諾する。しかし、男の子がいてすっかりイーサンに懐き、クローゼットの中は武器倉庫になっており、トイレは度々拷問部屋として使っているので、教育上よろしくない。
情報源のタクシー会社の社長は、イーサンにかなり酷い目に拷問されるも、彼の家には双子の娘がいて、年頃の娘の扱い方を教えてもらう。
敵の会計係はイタリア人で、いつものようにアパートのトイレで拷問していると、娘から電話でパスタのソース作りを聞かれ、その会計係を電話口に出して、おふくろ自伝のレシピを教えてもらう。
イーサンの病気も一進一退で、薬の効き目が薄れると目まいや痺れが起き、敵を目の前にしてだらしなく倒れ込んでしまうのだ。一番危なかったのは、スキンヘットの男が、イーサンの拳銃の弾を足に受けてその為に足を引きずりながら歩く。その男が復讐とばかりに、地下鉄のホームまで追いつめたイーサンだったが、いつもの発作が起きてめまいがするわ全身が痺れるはで、地下鉄のホームでイーサンの頭を突きだし、後少しで電車が入ってくるところで、あのヴィヴィが出現するという。

このアンバー・ハードは、あまり出番もなくアクションも無しで、イーサンが危ないというここぞという場面で現れるオイシイ役どころ。もう少し活躍を見せて欲しかったですね。

イーサンは、娘のゾーイと次第に打ち解けて行き、プレゼントに紫の自転車を送ったものの、子供の頃自転車の乗り方教えて貰ってないとすねる。可哀相に、普通は小学校の時に、補助輪つけたりして、公園なんかで乗り方練習した記憶がある。ゾーイに自転車の乗り方を伝授するイーサンパパ、それもパリのモンマルトル広場のサクレ・クール寺院の前で練習するなんて。特訓の成果があり自転車に乗れるようになる娘。

娘の彼氏も長身でハンサムな男、プロムへ行くというのでパパもスーツを着てめかして行くと、そこに敵がいるではないか。ここでも、イーサンの華麗なアクションが観られます。ラストも気が利いてて面白い。クリスマスを祝うイーサンと家族が海辺の別荘へと、そこへ赤い箱の贈り物が届き、開けてみるとあの、未承認の抗がん剤の注射でした。何となく続編匂わしているような気がした。
見事にアクション俳優に返り咲いたケヴィン・コスナー。もう若くはない、しかしメル・ギブソンのようにとは言わないが、せめて「エクスペンダブルズ」とか「RED/レッド」とかにも出て欲しい。
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