パピとママ映画のblog

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スティーブ・ジョブズ ★★★

2013年11月05日 | さ行の映画
2011年に死去したアップルの創設者、スティーブ・ジョブズの生涯を描く。大学を中退し禅や仏教に傾倒しながらも、無為の日々を送るジョブズは、親友のウォズニアックの趣味であるコンピュータに興味を持つ。2人は友人たちの協力を得て世界初の個人向けマシンApple Iを商品化。
ジョブズは自宅ガレージを改造して、ウォズニアックらとアップルコンピュータを設立する。ジョブズは社長として経営に辣腕をふるい、77年にApple IIを発売、大ヒットとなる。25歳にして成功を手中にしたジョブズだったが、そのときから周囲との軋轢に苦しみ、挫折と栄光を味わうことになる。若きジョブズそっくりと言われていたアシュトン・カッチャーを主演に迎え、共演はダーモット・マローニー、マシュー・モディーンらベテラン陣。監督は「ケビン・コスナー チョイス!」のジョシュア・マイケル・スターン。

<感想>小さなガレージから世界を変えたカリスマ起業家の知られざる涙。エレクトロニクスに革命をもたらした故スティーブ・ジョブズの伝記ドラマである。アップルコンピュータ創設前夜から、01年のipod発表までの時期にスポットを当てて、ありのままのジョブズを浮き彫りに見せている。それにうり二つのアシュトン・カッチャーの成り切り振りも見ものです。
ジョブズの信奏者だったアシュトンは、歩き方や口調まで本人そっくりに演技してます。ジョブズが取り組んでいたダイエット法を実践し撮影直前まで倒れてしまうほどに役に入れ込んだそうです。

自宅ガレージを改造し、ウォズや友人を集めてアップル社を興す。武器は情熱、独創性、よき仲間たち。そして、資金難を解消するために必死に出資を募り、大物投資家のマイク・マークラから投資を得てアップルは法人化する。1977年に発表した世界初の一体化型PCであるAppleⅡが爆発的に売れ、同社は瞬く間に巨大化しジョブズは時代の寵児となるのだが。

私生活も描かれているが、若き日のジョブズはなんて卑怯な男なのか、彼女が妊娠したというのに、「俺の子供ではない。出て行け」と追い出す男。生まれた女の子の名前はリサ。その後、リサを引き取り別の女と結婚したみたいだが、こういう男は、どんなに立派でも女性にとっては好きになれない人物でもある。
今やスマホ・メーカーと化したアップルの伝説的創始者スティーブ・ジョブズ。冒頭で、ジョブズがipodを発表するところから始まるが、後は学生時代から時系列にそって淡々と描かれている。技術的な描写に偏りたくなかったのだろうが、ハイライトであるアップルⅡやマッキントッシュの完成を描くポイントで、それらがどうのように優れていた商品なのかが殆ど説明されていない。観客がそれも周知の事実と言いたいのかもしれませんが、コンピューターに詳しくない人には、今一つピンとこないのではないかと感じました。

それに一番驚くのは、ジョブズの異常なほどの強引さで、自らの信念を押し通すためには邪魔者は誰であろうと容赦はしないという。本当にいけ好かないヤツだったのだろうか。前向きでない部下は即解雇で、自分の意に沿わない行動を取った者は裏切り者呼ばわりなのだ。それでいて、自分を崇拝する信者たちには、哲学的な理想を得々と語りかける。
さすがにiphoneを作った人は普通の人とは違うのだ。と、思いたいところだが、何だか彼の理想を聴いているうちに、まるで自己啓発セミナーを聞かされているようで、恐怖の独裁時代を作ったとも言える。

だから絶頂からの転落というか、新機種Lisa開発に没頭するが、取締役会に予算超過を責められ、マッキントッシュの開発部署へ回される。自分が作った会社から締め出されるジョブズだが、そこで彼はマーケティングの天才といわれたペプシの社長スカリーをスカウトし大逆転を狙う。
へこたれるどころか闘志を燃やす彼は何とか商品化にこぎつけるという強引さ。だが類似品でマイクロソフトに先を越されて売り上げは低迷。結果は惨敗、取締役会を取り込んだスカリーの策略で、ジョブズは退社を余儀なくされてしまう。ウォズら創業メンバーも去り、ジョブズは社内で孤立化していくのだが、・・・。それから十数年後、思いがけない人物がジョブズの自宅を訪れた。それが、見事に帝国を立て直したのだ。しかし、本当にそれは彼の理想が正しかったからなのか?。何だか周囲の人がその気にさせられただけではないのか、そんな疑惑が浮かぶようでもある。
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