パピとママ映画のblog

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マッキー ★★★★

2014年01月08日 | アクション映画ーマ行
ハエに転生した青年が愛する彼女を守るため、自分を殺した建設会社社長にしてマフィアの男に立ち向かっていくアクションコメディー。ハエが前世のリベンジのために、強大な敵に戦いを挑む姿が描かれる。CGと実写を絶妙なバランスで織り交ぜ、ハエ対人間の壮絶バトルが展開。人間から見れば無力なハエがさまざまなアイデアでトレーニングし、知恵を巡らせ戦うさまが笑いと感動を誘う。
あらすじ:ジャニ(ナニ)は近所で暮らす美女ビンドゥ(サマンサ・プラブー)に思いを寄せていて、彼女もジャニのことが心に引っ掛かっていた。しかし、建設会社社長のスディープ(スディープ)もまた彼女に夢中で二人が相思相愛になったことを知ると、マフィアの顔も持つ彼は激怒した揚げ句ジャニを殺害する。やがて小さなハエに生まれ変わったジャニは、殺された恨みを晴らそうとするが……。

<感想>タイトルになっている「マッキー」とは、北インドの言葉ヒンディー語でハエのこと。本作の日本公開キャッチコピーは、「世界初!!ハエがヒーロー」である。確かに、以前「ザ・フライ」など、人間とハエとが合体したグロテスクなクリーチャーが主人公の映画はあったが、昆虫のハエそのものが主人公という映画は珍しい。
本作で何故ハエが輪廻転生してハエになって、人間に復讐をするのかが見どころなのだが。本作は、まず女たらしの社長スディーブが登場する。ちょい悪どころか極ワル親父で、人を殺すことなんて平気。
それにNGO活動家のビンドゥと、彼女に片思いをする青年ジャニのお話が進行していき、二人が両想いになりつつある時に、まず女たらしの社長スディーブがビンドゥを見初める。ビンドゥが中々自分になびかない分けを知ったスディーブは、怒り狂ってジャニを殺してしまう。

映画はここから俄然面白くなります。ジャニの魂がハエに輪廻転生するのである。インドを良く知る人なら、ハエに転生するとはと、話が盛り下がるのにとダメ出しを出したくなる来世である。
事実、蛆虫の殻を破ってハエに誕生するあたりは、目を背けたくなるし、でも、羽を伸ばしたり見事な飛翔を見せ始めると、このハエに目が釘付けになります。
CGから生まれたハエのマッキーは、グロテスクどころかフォルムも動きも実にチャーミングなのだ。
マッキーは、スディーブを見た途端、前世の記憶が甦り、彼を仇と付けねらうことになります。たかがハエと侮ってはいけません。頭脳戦を次々と仕掛けるマッキーは、出陣前にはハエ特有の手足をスリスリで武者ぶるいをし、見事にスディーブをへこませた時には、細い腕でガッツポーズを決める。見ている方は、小さなヒーローに魅せられて、次第に感情移入をしてしまう。

とにかく、サウナ風呂でのマッキーは、スディーブの顔面でブンブンと飛び回り耳の中へ入ってしまう。それを追い払おうと体を動かして、箱型に入った彼は危なく顔面にポールが突き刺さりそうになる。
さらには、運転中に目を攻撃して、交通事故を起こさせ、大破した車のフロントガラスに「殺す」と英語でメッセージを書くのには、あり得ませんから。
それに、小さいながらもブンブンと目の前を飛び回る行為は、スディーブでなくても閉口しそうだ。笑ったのが、会社の大事なお得意さんの頭にマッキーが止まったのを見て、頭を叩く、頬っぺたを叩く、で、結局仕事は全部パァになってしまう。

それでも、スディーブが自分の家を密室にしてしまい、愛するビンドゥを人質にしてマッキーに降参をさせようとする。最後にはマッキーの捨て身の戦法、つまりおもちゃの大砲の中にせっせと運んだ火薬に、自分が火だるまとなってつ込んでいく勇敢さに拍手だ。

あり得ないけど、漫画のようなマッキーの仕草や行動にあっぱれを送りたい。最後で、またもやハエに輪廻転生するとは、これまた笑える。
さらに、ハエで知るIT大国の実力である。ビンドゥの趣味をマイクロ・アートにしている点、日本でもお米に彫刻をしたりしている人がいるが、小さな素材を加工して芸術的な作品を作っているビンドゥは、ハエのマッキーがジャニの生まれ変わりと気づいた後、彼の強い味方となるのですね。マッキー用の金属の武器や、殺虫スプレーの攻撃から目を守るためのゴーグルや、トレーニング用のマシン。
身振り手振りのジェスチャーや、頭を動かす仕草など、マッキーのCG描写の素晴らしさと同時に、実写との合成の巧みさはハリウッド映画と比べても甲乙つけがたしである。
インド映画というと、歌と踊りで時間を取り、うざいと思ったことがある。しかし、この作品では歌、踊りが少なかっただけに、ハエの踊りが可愛らしかったです。
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