パピとママ映画のblog

最新劇場公開映画の鑑賞、未公開DVD、お気に入り自己所有のビデオ・DVDの感想などネタバレ有りで記録しています。

ラスト・ベガス ★★★★

2014年07月11日 | アクション映画ーラ行
マイケル・ダグラス、ロバート・デ・ニーロ、モーガン・フリーマン、ケヴィン・クラインら大物オスカー俳優たちが豪華共演を果たしたドラマ。老いても気持ちだけは子ども時代から変化のない友人たちが、ラスベガスを舞台に大騒ぎする一夜を描き出す。監督は『ナショナル・トレジャー』シリーズなどのジョン・タートルトーブ。友情に夫婦愛に恋愛などさまざまな要素が絡み合う極上の物語に引き込まれる。
<感想>少年の頃からの仲良し4人組。チームワークは抜群で、仲間がやられれば一致団結して立ち向かう?・・・そんな4人が腐れ縁といっていいのか、長い付き合いなのだ。住む土地が離れても、それぞれの人生を歩んでいても、コトがあれば連絡をとりあい、そして気が付けば60年近い年月が流れていた。4人共4立派なお爺ちゃんである。体のあちこちに不具合が生じ、つれあいには先立たれ、年寄り扱いが腹ただしくもあり、しかし実際に老境にあることも事実なのだ。

しかし、女同士の友情を描いた作品はあるにはあるが、傑作が多いのはなんたって“男の友情”映画だろう。タイトルを上げたらキリがないけれど、バチェラーパーティの話とくれば「ハングオーバー!」や「プライズメイズ」コメディだろうと犯罪アクションだろうとアメリカ人の人生の節目はラスベガスなのだ。ラスベガスに「ト」を挿入したのは上手いネーミングだと思った。寂しいけれど人生最後になるやもしれぬラスベガスに、いい歳こいた親父4人組がやって来るのだから、これぐらいのシャレもいいたくもなるもの。

なんたって顔ぶれがむちゃくちゃ豪華なのだ。最年長のモーガン・フリーマンにロバート・デ・ニーロ、マイケル・ダグラスに一番年下のケヴィン・クラインと、こんな4人が並んでいるのを見たら、取り敢えず観たくなるもんだ。

4人の中でただ一人独身だったビリー=マイケル・ダグラスが結婚を決意したのだ。それも娘のような、いや孫のような婚約者とのラスベガスでの挙式に、ビリーは仲間たちを招待する。
持病を抱えたアーチー=モーガン・フリーマンは、息子に内緒で家を抜け出し、フロリダで優雅に退屈な引退生活を送っていたサム=ケヴィン・クラインと合流。パディ=ロバート・デ・ニーロの元へと向かう。パディは1年前に最愛の妻を亡くして引きこもり状態で、ビリーが葬儀に参列しなかったことを恨んでいる。それでもアーチーとサムに無理やり引きずられるようにして、パディもラスベガスへとやってくる。久々に再会すれば憎まれ口を叩きながら、4人とも“少年”に戻ってしまうところが可愛らしい。

ジジイ軍団は再結集し、老骨にムチ打ってラスベガスでバチェラーパーティーを計画。孫のために貯めていた年金の半分を全部カジノにぶち込んだアーチー、みるみる間に10万ドルも勝ち喜ぶ。そして、年甲斐もなくこの年になると古女房も出来た女で、「一っ発、男の花火を上げてこい」とばかりにコンドームとバイアグラを持たしてくれたサムの妻。

バカ親父軍団は最上階のVIPルームを占拠し、賄賂を払ってビキニ美女コンテストに乱入したり、ディスコ若者と乱闘したり、恋にダンスに花を咲かせて大いに羽目を外すという筋立て。だが、気難し屋のパディだけがビリーとソリが合わない。彼には亡き妻を巡って、ビリーと確執があったのだ。

そのことが明かされるのが、ここでも二人共同時に好きになるのが、カジノの歌姫=メアリー・スティーンバージェンとの出会いに心揺れ、ビリーには若い婚約者もいるのに歌姫はビリーを選ぶ。

そして、ビリーが独身を貫き通した本当に愛した女性が、パディの妻だったこと。そして、ビリーを選んだその妻をパディに譲ったことなどが明かされる。今度もその様に、妻に死なれたパディを慰めようと自分ではなく彼にと促すビリーに、パディが傍で聞いていたのだ。

様々な波乱を含みながらも、「ハングオーバー!」のようなドラッグ騒ぎとかはなく、老人のやることなんで、若い美女とベッドインしても妻の顔がチラつくし、ドラッグと言えば血圧の薬のことだし、「セプテンバー」の歌に合わせて踊るモーガン・フリーマンのなんとチャーミングなこと。
すっかり若返ったつもりのかつての“少年”たちが、自分たちの眼の前に確実に迫ってくる老いと死を改めて意識させられることになる。それこそ、4人の名優たちが見せる演技には、それぞれの見せ場もあって見応えたっぷりでした。やっぱり、ビリーは若い娘との結婚を止めて、年相応になんと歌姫のメアリーと結婚することになるとは。

後半で、一番うるって来たのが、実はサム=ケヴィン・クラインのエピソード。この人はいい人生を歩んできたんだなぁ、としみじみ思った。下手をすると、薄っぺらな青春回顧の老人の冷や水的な、顔見世興行になりかねないところを、さすがにこの4人のそつなくこなして最後まで見せてくれる。
長いこと主役を張ってきたスター俳優だけに、演技はリアルだし、絡みの芝居も息が合っていうことなし。多少のシナリオが緩くても演技力でカバーといったところでしょうか。何気に全員がお互いに初共演という、コメディ版の「エクスペンダブルズ」みたいな企画でもありました。
2014年劇場鑑賞作品・・・238  映画(アクション・アドベンチャー) ブログランキング
『映画』 ジャンルのランキング
トラックバック (10)   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« ミスターGO! ★★★ | トップ | ドン・ジョン ★.5 »
最近の画像もっと見る

あわせて読む

10 トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。
ラスト・ベガス 【劇場で鑑賞】 (映画B-ブログ)
マイケル・ダグラス、ロバート・デ・ニーロ、 モーガン・フリーマン、ケヴィン・クラインの 4人が豪華共演を果たしたコメディ映画 「ラスト・ベガス」が公開されましたので 観に行ってきました。 デ・ニーロ御大は最近ガンガン映画に出られており、 色々な俳優さんとの共...
『ラストベガス』 2014年5月12日 一ツ橋ホール (気ままな映画生活(適当なコメントですが、よければどうぞ!))
『ラストベガス』 を試写会で鑑賞しました。 愛すべき我らがお爺さんたち! (マイケル・ダグラス、ロバート・デ・ニーロ、モーガン・フリーマン、ケヴィン・クライン) 【ストーリー】  58年来の親友同士であるビリー(マイケル・ダグラス)とパディ(ロバート・デ・...
ラスト・ベガス (試写会) (風に吹かれて)
さすがのジジイ4人組 [E:wine][E:punch] 公式サイト http://lastvegas.jp5月24日公開 監督: ジョン・タートルトーブ  「ナショナル・トレジャー」シリーズ 悪ガキ
ラスト・ベガス (とりあえず、コメントです)
長年の幼馴染4人組が久々に再会したところから始まるちょっと可笑しなドラマです。 大御所4人が揃っている予告編を観て、楽しそうだなあと気になっていました。 恋と友情とラスベガスの魔法が織りなす展開に、軽く楽しめるような作品でした。
ラスト・ベガス (★yukarinの映画鑑賞ぷらす日記★)
【LAST VEGAS】 2014/05/24公開 アメリカ 105分監督:ジョン・タートルトーブ出演:マイケル・ダグラス、ロバート・デ・ニーロ、モーガン・フリーマン、ケヴィン・クライン、メアリー・スティーンバージェン マイケル・ダグラス、ロバート・デ・ニーロ、モーガン・フリー...
『ラスト・ベガス』 (時間の無駄と言わないで)
まぁ、こんなもんですよね。 良くも悪くもそれなりな面白さ。 安心して観られる出来と言えば聞こえはイイけど、こんな程度の映画はそれこそごまんとあるワケで。 が、コレがそ ...
ラスト・ベガス (心のままに映画の風景)
58年来の友人であるパディ(ロバート・デ・ニーロ)、アーチー(モーガン・フリーマン)、サム(ケヴィン・クライン)は、唯一の独身者であったビリー(マイケル・ダグラス)が年下の恋人と結婚することになり、独身最後のバカ騒ぎと、ラスベガスに集結する。 アーチ...
ジョン・タートルトーブのすべて (Re:play)
  ジョン・タートルトーブは1963年生まれの米ニューヨーク州出身の映画監督です。 ジョン・タートルトーブ監督は、映画のキャンペーンで来日してイベントにも出席しているので、ご存知の方も多いかも知れませんね。 代表作で一番有名なのは、おそらくニコラス・ケイジ主...
「ラストベガス」 おじいちゃんの「ハング・オーバー」? (はらやんの映画徒然草)
実は年末からインフルエンザにかかってしまい、お医者さんに自宅安静を言いつけられて
映画評「ラストベガス」 (プロフェッサー・オカピーの部屋[別館])
☆☆★(5点/10点満点中) 2013年アメリカ映画 監督ジョン・タートルトープ ネタバレあり