パピとママ映画のblog

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ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅★★★★★

2016年11月24日 | アクション映画ーハ行

『ハリー・ポッター』シリーズの原作者J・K・ローリングが映画の脚本に初参加し、『リリーのすべて』などのエディ・レッドメインらが出演したファンタジー。不思議な生き物たちが詰まったトランクを手にイギリスからニューヨークに渡った魔法動物学者が、そのうち数匹を逃がしたことから始まる大騒動を描く。『スティーブ・ジョブズ』などのキャサリン・ウォーターストンらが出演。アメリカを舞台に魔法動物学者と仲間たちが巻き起こす旋風に興奮する。
あらすじ:魔法動物学者ニュート・スキャマンダー(エディ・レッドメイン)は、魔法動物の調査と保護のためニューヨークを訪問する。ある日、彼の魔法のトランクが人間のものと取り違えられ、魔法動物たちが人間の世界に逃亡してしまう。街中がパニックに陥る中、ニュートはティナ(キャサリン・ウォーターストン)らと共に追跡を開始するが……。

<感想>全世界の「ハリポタ」ファンが待ち望んでいた新シリーズ、その期待に応えるべく最高の始まりを描いたのがこれ!・・・J・K・ローリングが脚本を書きおろし、原作ものの「ハリポタ」とは異なり、完全なる未知の物語として現れた本作は、ハリーたちの住む世界の約70年前、1920年代のニューヨークを舞台とする物語。
主人公はハリーと同じホグワーツ魔法魔術学校で学び、魔法動物学者になったニュート・スキャマンダー。演じているのが、「博士と彼女のセオリー」でアカデミー賞主演男優賞に輝いたエディ・レッドメイン。ユーモラスな演技も見逃せませんからね。

魔法動物をこよなく愛するニュートは、世界中を飛び回って動物たちを収集し、魔法のトランクが人間のものとすり替えられてしまい、そのカバンの中から魔法の動物たちが逃げてしまい、人間界が大混乱に陥ってしまう。この騒ぎが魔法使いのせいだと言う人間も現れて、魔法界と人間界は一触即発の状態になってしまう。
華麗なる石と鉄の装飾が施されたアールデコの建築の間を、縫うようにして繰り広げられる魔法の数々、魔法の動物が可愛いすぎて悶絶レベルのやつが数匹いますからね。

やっぱり一番の驚きは、魔法のカバンの中でしょうね。カバンの中に入ると、動物たちの楽園が広がっていて、あんなに大きなサイみたいな動物や、蛇のような爬虫類と巨大な蝶を掛け合わせたような姿をした、カラフルな翼を持つ美しい動物。それにモグラとカモノハシの中間のような生き物のニフラー。大好きな光る物を見つけると、驚くほど俊敏な動きで手に入れてしまう。
そして、2本の脚と翼を持つヘビのような動物で、生息地に応じて体のサイズを変化させることができる。純銀で出来た卵の殻は非常に高価である。カバンの中の動物の世界には、卵から孵ったヒナたちが可愛い。

そして、アリゾナ原産の巨大な鳥類で、ワシに似た頭とキラキラと輝く翼を持っており、その羽ばたきで嵐を作り出すことが出来るというサンダーバード。このサンダーバードの活躍が見られるのは最後で、最高な映像美の世界観が広がって素敵です。
その動物たちが躍動する様は、ローリングの破格の空想描写力に体感と、さらなる想像の余地を追加していくという、「ハリポタ」映像化の醍醐味のまさに完全踏襲であります。

そして、天然系の主人公の魔法使いを演じるエディ・レッドメインの年齢不詳的な、どこかフェアリー染みた個性も、非現実の現実感を高めているのだ。
ニュートを初め今作の登場人物は、コリン・ファレル演じるグレイブスで、アメリカの魔法省で働いているトップクラスの魔法使い。魔法動物を逃がしてニューヨークの街に大混乱を起こしたニュートを捕えようと執拗に追いかけて来る。

ニュートと一緒に魔法動物を追うのは、ティナ(キャサリン・ウォーターストン)と、ティナの妹のクイニー(アリソン・スドル)で、人の心を読む開心術のエキスパートだ。そして、カバンを取り違えた人間のジェイコブには、ダン・フォグラーが。魔法が使えない工場労働者で、パン職人になるのが夢。

使える魔法がハリーたちとは段違いで、「ハリポタ」では強力だった魔法が当たり前のように登場するため、バトルはもちろん、なにげないシーンでも高度な魔法を使っているのだ。
ホグワーツのライバル校として、アメリカの魔法魔術学校イルヴァーモーニーが紹介されたり、随所に本作が「ハリポタ」の前史であることが暗示されているのも嬉しいですね。

それに、一つ目の危機の回避直後にさらに巨大な敵が暗示されて終わるクライマックスでは、噂のあの人(ジョニデ)があっと驚く姿で登場しますから。早くも次回作への期待が煽られていき、すでに5部作となることが発表されている「ファンタビ」もの。
今後5年、10年の長きに渡って愛されるであろう新たな魔法の世界が誕生したようです。
今回はどこの映画館でも満員御礼で、時間の都合で2Dにて鑑賞したのですが、もう一回IMAXで素晴らしい魔法の世界を観たいと思っています。
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