パピとママ映画のblog

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闇金ウシジマくん Part2 ★★★

2014年05月21日 | アクション映画ーヤ行
真鍋昌平のコミックをテレビドラマ化、闇金融の業者を演じた山田孝之が強烈なインパクトを与えた群像劇の劇場版第2弾。原作のエピソード「ヤンキーくん」編と「ホストくん」編を脚色し、カウカウファイナンスを中心にヤンキーや暴走族、ライバルの女闇金、ホスト、情報屋などが金をめぐる争いや駆け引きを展開する。山田ややべきょうすけらのレギュラー陣に加え、綾野剛、菅田将暉、光石研、柳楽優弥など豪華なキャストがひと癖もふた癖もあるキャラクターを熱演。激しい演技合戦に引き込まれる。
あらすじ:10日で5割というバカ高い金利で金を貸すカウカウファイナンスの社長ウシジマ(山田孝之)。ヤンキーのマサル(菅田将暉)の母親はパチンコにはまっており、ウシジマに借金をしていた。ある日、マサルは暴走族のヘッド、愛沢(中尾明慶)のバイクを盗み、慰謝料として200万円をウシジマに借りるように脅される。しかしウシジマはマサルを気に入り、闇金で働かせることにして……。

<感想>テレビドラマも見ていないし、映画版Part1はDVDで鑑賞。今回も山田孝之がカリスマ闇金経営者を演じてクールです。どんな状況に陥っても表情を変えない山田孝之のウシジマくんの演技が小気味よくて、1作目に続く山口監督の采配も完璧ですから。
結構面白かった。気になったのは、お昼ご飯とか食事のシーンで、実に質素でかつ丼とか、カップラーメン、最後にはホストをしていた麗がホルモン屋で働いている店へ、綾野剛と食べているシーンだった。ヤクザの光石研は豪勢な食事していたのにね。

それに、今回はレギラー陣に加えて綾野剛と菅田将暉って、この間観た「そこのみにて光輝く」で一緒だったし、ヤクザの光石研さんは菅田将暉とは「共喰い」で親子だったしね、そして最近の柳楽優弥はというと、変態ストーカー役で藤枝彩香を付け回して、彩香はもちろんウシジマから借金するも初めは5万円しか貸してもらえず、ゲーセンで知り合ったホストの麗に入れあげて、始めは真面目にカフェでウェイトレスだったのに、中学生という設定で学校には行っていない。
そして、ホストの麗を好きになり、麗の売り上げのためにウシジマからは借金もできなく、ポルノのAV女優となる。だけど、AVのギャラって450万円も貰えるのか、・・・その金で麗の出世のために高額な酒をじゃんじゃん入れる馬鹿娘。450万円あったら、ウシジマに借金返しても十分おつりあるし、一応中学だけは出ないとね。彩香の両親もダメな親だし、家には住みずらいのだ。

麗の部屋で彼を待っていても、麗は他に金持ちの婆あとマンションにいるし、その婆あも最後には麗を見捨てるのだから、世の中人を頼りにするとロクなことは無い。部屋へ帰った麗のところへ、彩香を追ってきたストーカーの柳楽優弥が乱入して、麗はボコボコにされ、結局彩香は、その後は風俗のソープ嬢で働き、ウシジマへの借金を返し続けるという。

もの凄く観ていてゾクゾクと嫌悪感を表していたのは、ライバルの女闇金の高橋メアリージュンである。狂暴な性格の茜は、ホームレスを低賃金(日当3000円)で雇う悪どい商売をしている。昼飯に賞味期限のレトルトご飯にレトルトカレーを配布して、その昼飯代やら送迎車の費用とかなんやからインネン付けて日給から差し引いている。

マサル役の菅田将暉は、いつもチンケなバカ者役どころばかり。今回も借金を返せないので、カウカウ・ファイナンス(ウシジマ金融)で見習いとして働くも、最初は真面目にやっていたのに、チンピラの愛沢(中尾明慶)へのバイク代金を支払えず、借金で八方ふさがりの愛沢をそそのかして、ウシジマ金融の金と命を狙おうと画策する。しかし、愛沢もバカバカしい奴で、頭が悪いからね、そんなに簡単にウシジマから金を強奪できると思ってたの。
愛沢の最後は、高橋メアリージュンによる成敗で、生命保険をかけられて道路でトラックに轢かれて、半身不随となり一生身体障害者の医療費を横取りされる運命になるとは。

印象的な5円玉のシーン、普通なら拾うよね。最後の、3人が帰るところで、やべきょうすけが地面に落ちている5円玉を拾うと、すかさずマサルが発砲した拳銃の銃弾が頭をかすめていく。もち、マサルはウシジマのバットのフルスィングを受けて死んだの?・・・エンディングの後も帰らず見てね。
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