パピとママ映画のblog

最新劇場公開映画の鑑賞のレビューを中心に、DVD、WOWOWの映画の感想などネタバレ有りで記録しています。

天国からの奇跡 ★★★

2016年07月01日 | アクション映画ータ行
『チリ33人 希望の軌跡』などのパトリシア・リゲンが監督を務め、『ダラス・バイヤーズクラブ』などのジェニファー・ガーナーらが出演したヒューマンドラマ。病の少女に起きた不思議な出来事をつづった原作を基に、愛する娘のために尽力する母親と家族が体験する奇跡に迫る。まな娘を、『パパが遺した物語』などのカイリー・ロジャーズが熱演。共演に、『フライボーイズ』などのマーティン・ヘンダーソンや『シカゴ』などのクイーン・ラティファが名を連ねている。
あらすじ:小さな町で生活しているアナ(カイリー・ロジャーズ)は、幼少期より重度の消化器疾患の持病があり、家と病院を往復する生活を送っていた。娘を愛する母親クリスティ(ジェニファー・ガーナー)は遠くの大病院での診察を希望し、何とか入院することができたものの、結局治療方法は見つからなかった。その後クリスティは、アナを連れて家に戻るものの……。

<感想>キリスト教をテーマにしたクリスチャン映画、3作品連続上映の第二弾。他の映画は観ていませんが、この1本だけは気になって鑑賞しました。
テキサス州の平和な一家の主婦クリスティに、愛娘の消化器疾患の重病が襲うのだ。すべてをなげうってボストンまで行き、名医に頼むのだが、治らないというのだ。この名医のキャラクターが深刻な話なのに救いの笑いがあって、アインシュタインの「奇跡」は信じるか信じないかだという言葉が引用されているのであります。観ている方としては、ひたすらいかなる奇跡が起こるのかと待ち受ける。

母親なら誰でもがそうするだろうと、必死になって娘の難病の治療のために病院を探す母親。ジェニファー・ガーナーが、熱演してましたね。それに、難病の娘のカイリー・ロジャーズの健気な演技にも涙、涙で感動させられました。

実話だそうで、選挙の年にアメリカで増えるキリスト教宣伝映画のような1本。なのだが、各人物の葛藤が描かれており、まともなドラマにもなっていて、宣伝臭は薄めでしたね。

クライマックスでは、娘が大木に上って、そこから落ちてしまう。もう死んでしまったと誰もが思ってしまうのだが、それが、木の中が空洞になっており木屑、腐葉土がクッションとなり娘は傷一つなく助かるのである。実話としては驚くべき事態が起こり、熱演した母親役のジェニファー・ガーナーは、教会に通うようになったとのこと。

それが、奇跡とするのはとてもいいことなのだが、医師によると大木から落ちた際に、衝撃で娘の中枢神経になんらかの作用をもたらしたようなのだ。

それでも、クィーン・ラティファが演じる天使的なポジションの人物と、小児科医のキャラクターがチャーミングで良かった。
難病の娘を抱えた母親に、クソみたいな言葉を投げつける教会の信者がいる一方で、見ず知らずの人たちが示す思いやりが美しくて、信仰と無縁の観客にもヒューマン・ドラマとして楽しめるのが良かったですね。

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