パピとママ映画のblog

最新劇場公開映画の鑑賞、未公開DVD、お気に入り自己所有のビデオ・DVDの感想などネタバレ有りで記録しています。

終戦のエンペラー ★★★.5

2013年08月01日 | アクション映画ーサ行
岡本嗣郎のノンフィクション「陛下をお救いなさいまし 河井道とボナー・フェラーズ」が原作の歴史サスペンス。進駐軍を率いて終戦直後の日本に降り立ったマッカーサー元帥から、太平洋戦争の責任者追究を命じられた男が衝撃の事実にたどり着く姿を息詰まるタッチで追う。監督に『ハンニバル・ライジング』のピーター・ウェーバー、出演に『メン・イン・ブラック』シリーズのトミー・リー・ジョーンズ、日本を代表する俳優西田敏行ら、国内外の実力派が結集。終戦をめぐる謎の数々に肉迫した物語に加え、日米の名優たちが見せる妙演も見ものだ。
あらすじ:1945年8月30日、連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)の司令官としてダグラス・マッカーサー元帥(トミー・リー・ジョーンズ)が日本に上陸。彼は日本文化に精通している部下ボナー・フェラーズ(マシュー・フォックス)に、太平洋戦争の真の責任者を探し出すという極秘任務を下す。わずか10日間という期限の中、懸命な調査で日本国民ですら知らなかった太平洋戦争にまつわる事実を暴き出していくボナー。ついに最大ともいうべき国家機密に近づくが、彼と敵対するGHQのグループや日本人たちの一団が立ちはだかる。

<感想>第二次大戦終結直後の日本で、戦争の真の責任者を探せというマッカーサーの極秘指令を受けた米国軍人が、大戦終結の知らぜらる真実に迫る歴史サスペンス。監督は「真珠の耳飾りの少女」のピーター・ウェーバー。岡本嗣郎のノンフィクションを原作に、架空の日本人ヒロインも登場させ、主人公フェラーズ准将の苦闘の日々を描き出している。主演は「LOST」のマシュー・フォックス、マッカーサー元帥にはトミリー・ジョーンズが演じている。

誰もが知る歴史の裏に隠された驚きの物語が浮き彫りに。天皇に戦争責任はあったのか?・・・マッカーサーが命じた極秘指令とは。日本が連合軍に降伏し、米軍占領統治が始まった1945年8月。GHQ(連合国軍最高司令官総司令部)を率いるマッカーサー元帥が厚木飛行場に降り立ち、すべてを失った日本の再建の礎づくりに乗り出す冒頭のシーン。そこで、マッカーサーは、日本文化に精通している部下のフェラーズ准将に、ある極秘調査を命じる。
それは「この戦争がいかにして起きたかを探れ」という困難な任務。やがて、日米の様々な人物の思惑が交錯するなか、フェラーズは日本が開戦へといたった謎を丹念に解き明かしていく。

そして、驚きの真実が次々と告げられる。その調査の過程は歴史サスペンスの醍醐味たっぷりに描かれている。なぜ開戦直前に首相が東条英機に交代したのか?・・・真珠湾攻撃直前の御前会議で語られたことは?・・・玉音放送に込められた想いとは?・・・連合国側の本音と、マッカーサーの真の狙いとは?・・・そして、昭和天皇や大物軍人たちの実像に迫るフェラーズの胸には、彼が戦前から親密にしていた日本の女性アヤへの熱い想いがあったのだ。

これは、日本の運命を決定づけた物語の中で、国家の壁や時代の荒波を超えて愛し合った男女のラブストーリーが絡む構成になっている。戦後の瓦礫の中を、フェラーズがアヤを探して静岡まで行き、真実を知る哀しみは大きい。愛する人が、自分たちの国の襲撃で死んでしまう。戦争とはそういうものだ。

日本人俳優さんたちは、宮内次官の関屋貞三郎に、故・夏八木勲さんが開戦前の御前会議で、天皇が平和を望んで詠んだ和歌を、フェラーズに聞かせるシーンでは、朗々と詠みあげる彼の声が立派でした。内大臣の木戸には、伊武雅刀は、天皇の側近で、密かにGHQを訪れ、フェラーズに玉音放送前夜のある事件を語る。

元首相の近衛文麿に、中村雅俊さんが演じて、台詞の英語がまずますでした。本当に英語の台詞が巧かったのは、アヤの叔父である鹿島を演じた西田敏行さんですかね。役どころが元駐在武官で英語が堪能という設定なので、姪のアヤから紹介されたフェラーズに、日本人の精神性を説くのですが、聞いててあまり分かりづらくきっとフェラーズも理解できてないでしょう。
見終えて思ったのが、観客席にはお年寄りの夫婦が多かったような気がしました。ハリウッド映画でアニメだけでなく、アクション物やSFアドベンチャーなど吹き替えがあるのに、この映画は英語の台詞が字幕で出ており、これこそ吹き替え版もあれば良かったのにと、思いました。
2013年劇場鑑賞作品・・・241 映画(アクション・アドベンチャー) ブログランキング
『映画』 ジャンルのランキング
トラックバック (24)   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 飛び出す悪魔のいけにえ/レザー... | トップ | 野蛮なやつら/SAVAGES ★★★★ »
最近の画像もっと見る

あわせて読む

24 トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。
終戦のエンペラー (だらだら無気力ブログ!)
中々に見応えある内容で良かった。
終戦のエンペラー  監督/ピーター・ウェーバー (西京極 紫の館)
【出演】  マシュー・フォックス  トミー・リー・ジョーンズ  初音 映莉子 【ストーリー】 1945年8月30日、連合国軍最高司令官総司令部GHQの司令官としてダグラス・マッカーサー元帥が日本に上陸。彼は日本文化に精通している部下ボナー・フェラーズに、太平洋戦争...
終戦のエンペラー/マシュー・フォックス (カノンな日々)
岡本嗣郎のノンフィクション作品「陛下をお救いなさいまし 河井道とボナー・フェラーズ」を原作に敗戦直後の日本を舞台にしてマッカーサー元帥の指示で天皇の戦争責任を調査する青 ...
『終戦のエンペラー』 2013年7月8日 ブロードメディア試写室 (気ままな映画生活(適当なコメントですが、よければどうぞ!))
『終戦のエンペラー』 を試写会で鑑賞しました。 上映後の長いトークショーはやめてください 良い映画なのにだいなしですよ (imdbでは6.2です。) 【ストーリー】  1945年8月30日、連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)の司令官としてダグラス・マッカーサー元帥(トミ...
終戦のエンペラー (悠雅的生活)
責任の所在。グレーの国。復讐は正義とは違う。
終戦のエンペラー (こんな映画見ました〜)
『終戦のエンペラー』---EMPEROR---2012年(日本/アメリカ )監督:ピーター・ウェーバー出演:マシュー・フォックス、トミー・リー・ジョーンズ 、初音映莉子、西田敏行、羽田昌義 、火野正平、中村雅俊 、夏八木勲、伊武雅刀 、片岡孝太郎 、コリン・モイ ....
終戦のエンペラー (花ごよみ)
監督はピーター・ウェーバー。 マッカーサー元帥には、 トミー・リー・ジョーンズ。 日本事情に詳しい部下、 ボナー・フェラーズには マシュー・フォックス。 西田敏行、初音映莉子、西田敏行、桃井かおり 伊武雅刀、羽田昌義、火野正平、 中村雅俊 夏八木勲、片岡孝....
「終戦のエンペラー」日本を1つに纏めるために昭和天皇は国民の為に全ての責任を背負われる大きな決断をされた (オールマイティにコメンテート)
「終戦のエンペラー」は太平洋戦争で日本がポツダム宣言を受け入れた降伏後の昭和天皇の処遇を巡る攻防の10日間を描いたストーリーである。日本の戦前と戦後を大きく変えるター ...
『終戦のエンペラー』 (こねたみっくす)
歴史サスペンスと思いきやラブサスペンスでした。 昭和天皇にも戦争責任はあったのか。この歴史的ミステリーを解明すべく進んでいく映画のように思えた予告編とは違い、蓋を開け ...
終戦のエンペラー / Emperor (勝手に映画評)
毎年8月頃になるとこの手の戦争ものが出てきますが、こう言う視点での話は初めてではないでしょうか。実語を下にしたフィクションです。 “アヤ”と言うのは架空の人物ですが、河井道と言う女性と一色ゆりと言う女性をモデルにしているようです。フェラーズが大学で会っ...
【終戦のエンペラー】無私の民、日本人 (映画@見取り八段)
終戦のエンペラー〜 EMPEROR 〜    監督: ピーター・ウェーバー    出演: マシュー・フォックス、トミー・リー・ジョーンズ、西田敏行、初音映莉子、桃井かおり、伊武雅刀、羽田昌義、火野正平、中村雅俊、夏八木勲、片岡孝太郎 公開: 2013年7月27日 2013年7月...
映画「終戦のエンペラー」 (FREE TIME)
映画「終戦のエンペラー」を鑑賞しました。
終戦のエンペラー (★yukarinの映画鑑賞ぷらす日記★)
【EMPEROR】 2013/07/27公開 日本/アメリカ 107分監督:ピーター・ウェーバー 出演:マシュー・フォックス、トミー・リー・ジョーンズ、初音映莉子、西田敏行、羽田昌義、火野正平、中村雅俊、夏八木勲、桃井かおり、伊武雅刀、片岡孝太郎、コリン・モイ 戦いの果てに、...
映画 「終戦のエンペラー」 (徒然なるまま”僕の趣味と遊ぶ”)
ハリウッドが、なぜこの映画を作ったのでしょうか?この映画を見るのは、誰を対象にしたのでしょうか?日本人向けとしか思えないのですが、日本人と共に、諸外国の人々に見て欲しいのです。この映画には、あの大戦で、天皇の存在や役割がどのようなものであったのかが、日...
終戦のエンペラー (悠雅的生活)
責任の所在。グレーの国。復讐は正義とは違う。
終戦のエンペラー (映画的・絵画的・音楽的)
 『終戦のエンペラー』を渋谷のシネパレスで見ました。 (1)戦前のことを取り上げたアニメ『風立ちぬ』を見たことでもあり、また出演する俳優の顔ぶれもなかなかなので、映画館に足を運びました。  本作は、マッカーサー元帥(トミー・リー・ジョーンズ)らを乗せた米....
[映画『終戦のエンペラー』を観た] (『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭)
☆不思議な映画であった。  日本人にとっては拘りどころの、先の大戦における天皇陛下の存在の意義だが、果たして、この作品を作ったアメリカ人にとって、如何ほどの興味があるのか、と言う問題がある。  そんなにも興味があるとは思えなかった。  日本人の民族的な...
「終戦のエンペラー」 公平な視点で描く (はらやんの映画徒然草)
天皇に戦争責任はあったのか? この疑問は日本人にとって今をもってしても非常にセン
終戦のエンペラー 象徴天皇となった一つの要因がよく理解できた (労組書記長(←元)社労士 ビール片手にうろうろと〜)
【=39 うち今年の試写会5】 岡本嗣郎著「陛下をお救いなさいまし 河井道とボナー・フェラーズ」を原作として、アメリカで作られた作品(邦画ではないのだ、てことは映画館で気付いた)  1945年8月15日、日本はポツダム宣言を受諾し、第二次世界大戦が終結する。その直...
『終戦のエンペラー』 (京の昼寝〜♪)
□作品オフィシャルサイト 「終戦のエンペラー」 □監督 ピーター・ウェーバー□脚本 ベラ・ブラシ□原作 岡本嗣郎□キャスト マシュー・フォックス、トミー・リー・ジョーンズ、初音映莉子、西田敏行、       片岡孝太郎、中村雅俊、夏八木勲、桃井か...
終戦のエンペラー (そーれりぽーと)
おかしな描かれ方がされていないか心配しながら『終戦のエンペラー』を観てきました。 ★★★★★ 天皇陛下が大戦以前どんな存在で、どう慕われていたのか。 今の象徴としての皇室の情報をマスコミの報道等で見聞きしながら育ち、感じてきた慕う気持ちとは次元の違う世界...
終戦のエンペラー (ダイターンクラッシュ!!)
2013年8月14日(水) 19:05〜 109シネマズ川崎5 料金:0円(ポイント利用) パンフレット:未確認 愛のパートは要らなかった。 『終戦のエンペラー』公式サイト 原題も’Emperor'であるが、天皇は最後のほうにちょろっと出てくるだけ。GHQ視点、マッカーサーで...
終戦のエンペラー (ケントのたそがれ劇場)
★★★★ 製作:2012年米国 上映時間:107分 監督:ピーター・ウェーバー  終戦直後の日本に上陸したダグラス・マッカーサー元帥。あのコーンパイプをくわえ悠然とタラップを降りる無防備なサングラス姿は、今後日本国に君臨するため、日本国民たちに余裕と貫録を
終戦のエンペラー (いやいやえん)
天皇の戦争責任を問うという日本人には禁断の映画なのかと思っていたら、やっぱりアメリカ・ハリウッド製作の映画だったな、といった印象。 マッカーサーが来日したときに、日本兵が背中をみせている所はまあ実際にあったことだし納得出来たが、焼け野原を昭和天皇を...