パピとママ映画のblog

最新劇場公開映画の鑑賞、未公開DVD、お気に入り自己所有のビデオ・DVDの感想などネタバレ有りで記録しています。

エンド・オブ・ホワイトハウス  ★★★

2013年06月13日 | アクション映画ーア行
『完全なる報復』『マシンガン・プリーチャー』などのジェラルド・バトラーがプロデューサーと主演を務めたアクション。大統領を人質にホワイトハウスを占拠するテロリストたちを相手に、元シークレット・エージェントの男がたった一人で戦いを挑んでいく。『トレーニング デイ』『ザ・シューター/極大射程』のアントワーン・フークアが監督を努め、名優モーガン・フリーマンや『ダークナイト』などのアーロン・エッカートら、実力派が共演。ド派手な見せ場に加え、国際情勢を巧みに盛り込んだリアルな説定も見ものだ。

<感想>米国の中枢である大統領官邸ホワイトハウスが、乗っ取られてしまう前代未聞なサスペンスアクション大作。テロリストに占拠された官邸に潜入した元シークレットサービスの男が、単身で大統領救出に挑む。テロ集団VS、SS陣の銃撃戦などド派手なアクションと、現在の国際情勢とシンクロする設定がスリリングで、これってホワイトハウス版の「ダイ・ハード」ともいえる仕上がりになっている。
主人公にはジェラルド・バトラー。シークレット・サービスとして大統領の警護に当たっていたものの、冒頭で映し出されるただのスリップ事故なのかは分からないが、パーティへ行く途中に前の車が橋の真ん中で凍結道路でスピンをして、後続車の大統領夫妻が乗っていた車が追突して、橋の欄干を飛び出し車の半分が宙ぶらりん状態になる。その後ろに乗っていたバトラーが、ただちに大統領救出に向かうも、車の後部座席が崖下へ今にも転落しそうな状態。大統領夫人は頭に怪我をしており意識不明のようだ。こういう場合は、大統領優先に救出するのだろう。が、しかし、夫人も助けることは出来たのではと思ったのだが、・・・。

それで、不慮の事故からファーストレディを救うことができなかったバトラーは、警護任務から外されて事務仕事に甘んじていた。そんな時に、ホワイトハウスでアメリカと世界を揺るがす前代未聞の事態が発生する。大統領会談していた韓国首相の訪米団に北朝鮮人テロリストのカンと、その配下が紛れ込み、瞬く間にホワイトハウスを制圧。ヘェ〜こんなにホワイトハウスって警備があまいんだ。それにしても、北朝鮮の装甲車らしき車に乗ったテロ集団があっさり中に入れたのも不思議だ。

で、大統領と側近たちを人質にし、日本海域からアメリカ海軍第7艦隊の離脱と、韓国と北朝鮮に挟まれた非武装地帯に駐留するアメリカ軍兵士2万8500人の撤収を要求してきたのです。アメリカの象徴が陥落するのを目の当たりにしたバトラーは、たった一人でホワイトハウスに乗り込んでいくが、・・・というストーリー。主人公がマクレーンのような巻き込まれ型ではなく、自らの意志で身を投じていく“殺る気まんまん型”となってはいるが、限定空間の舞台、多勢に超・無勢な設定と展開は「ダイ・ハード」チルドレン以外のなにものでもないだろう。

ホワイトハウスの内部構造を知り尽くすバトラーが潜入に成功。大統領執務室に隠された緊急用携帯電話を通したバトラーと、ペンタゴンの対策本部のやりとり、人質を装ったテロリスト・メンバーとの遭遇、トルーマン任期当時に行われた改修工事によって生じた、古い壁と新しい壁の間の迷路的空間といった描写や絵図らも、それぞれマクレーンと宿敵ハンスの鉢合わせ、ナカトミ・ビルのダンジョンのようなダクトやエレベーター・シャフトを、ことごとく想い起させる。

しかし、本家最大の妙味であった巧みすぎる伏線の張り方、キャラクターとシチュエーションの活かし方は、全く追いついていけないのだ。バトラーを信用しない将軍が送り込んだ特殊部隊のヘリが、カンの罠にハマリ全滅。
一人だけ襲撃を免れて邸内に潜む大統領の幼い息子、バトラーが古い壁と新しい壁の間の迷路的空間に隠れている息子を発見、ダクトを通って外へと連絡して無事救出。
これみよがしに映るIT担当らしきテロリスト女、同じシークレット・サービスの仲間の裏切りなどは、スリルを生む好材料なのに、実にあっさりした扱いで終わってしまう。
それに、地下36mにあるとされる核シェルターを兼ねた危機管理センターに、大統領もろともテログループが立て籠もるも、その難攻不落の場所へ踏み込めるか否かの攻防があるわけでもない。ペンタゴンから奪還作戦の指揮を取る大統領代行にモーガン・フリーマンが、バトラーに望みを託します。この辺が物足りないですよね。

でも、実際、全編に散りばめられた見せ場は、アクション映画ファンならば嬉しい悲鳴の凄まじいものばかり。特に北朝鮮のガンシップ、制圧用の攻撃機が、バルカン砲で掃射しまくりながらワシントンD.C.上空を旋回、バルカン砲でズタズタにされる車、警官、警備兵、人間爆弾によって破壊される防護柵。そこからなだれ込む観光客を装ったテロリストたち、何処からともなく現れる機銃を搭載したゴミ収集車による援護射撃。撃墜されたガンシップがワシントン記念塔に衝突という、壮絶なホワイトハウス陥落のシークエンスには、ただただ圧倒された。

とにかく、難攻不落のはずのホワイトハウスだが、実は世界最強を誇る米軍が救援に駆けつけるのに14分を要してしまう。その間にテロリストたちはホワイトハウスを攻略し、大統領を人質に。しかし、韓国の首相が射殺されるとは、驚きである。これが後で問題となって、北朝鮮と韓国が戦争にでもならないとは限らないのだが、この映画ではそこにはまったく触れていないのだ。
それでも、SWATも米軍特殊部隊も手が出せない中、冷血なテロリスト団に敢然と立ち向かうのは「300/スリーハンドレッド」で怖いもの知らずの戦士を演じたジェラルド・バトラー。たった一人の男が米国および世界の命運を握ることに。
しかし、9.11を体験した米国民にはショッキングな映像だろう。米軍のバグダッド侵攻より手際よく、13分で侵略に成功。空爆に続き地上からの自爆テロと波状攻撃で、ホワイトハウスを占拠。戦争映画ばりの迫力に満ちた驚愕の映像である。
ちなみに、8月には「インデペンデス・デイ」で、ホワイトハウスを木端微塵にしたローランド・エメリッヒ監督が、これまた「ホワイトハウス・ダウン」で、同邸の破壊を目論む映画が公開されるというのだから、楽しみですよね。
2013年劇場鑑賞作品・・・206  映画(アクション・アドベンチャー) ブログランキング

『映画』 ジャンルのランキング
トラックバック (29)   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« G.I.ジョー バック2リベンジ ★★★★ | トップ | ハッシュパピー バスタブ島の少... »
最近の画像もっと見る

あわせて読む

29 トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。
劇場鑑賞「エンド・オブ・ホワイトハウス」 (日々“是”精進! ver.F)
単独で、ホワイトハウスを奪取… 詳細レビューはφ(.. ) http://plaza.rakuten.co.jp/brook0316/diary/201306080002/ ポスタ- A4 パターンC エンド・オブ・ホワイトハウス 光沢プリント写真フォ...
エンド・オブ・ホワイトハウス (Akira's VOICE)
無慈悲すぎて震える。  
映画:エンド・オブ・ ホワイトハウス Olympus Has Fallen ありえない判断の連発に突っ込まくり楽しむべし (日々 是 変化ナリ 〜 DAYS OF STRUGGLE 〜)
なんと! ホワイトハウスが北朝鮮のテロリストに占拠され(ええっ!) 合衆国大統領が人質にとられ(なぬっ!) 核爆弾作動コードを入手(まさかっ!) という設定の映画なので、正しい鑑賞法は以下となる。 次々と繰り出される「社会通念上、そんな判断ありえない....
エンド・オブ・ホワイトハウス/ジェラルド・バトラー (カノンな日々)
『トレーニング デイ』のアントワーン・フークア監督がジェラルド・バトラーを主演に迎えホワイトハウスを舞台にテロリストとの決死の戦いを描いたサスペンス・アクション・ムービ ...
『エンド・オブ・ホワイトハウス』 (ラムの大通り)
(原題:Olympus Has Fallen) ----確かこの映画って、 最初のうち、 エイリアン侵略ものと 勘違いしていたヤツだよね。 「そう。 ちょうどアスミックに行った時、 巨大POPを作っていて…。 それがホワイトハウスだったものだから、 『インデペンデンス・デイ』とダブっ...
エンド・オブ・ホワイトハウス (心のままに映画の風景)
シークレット・サービスのマイク・バニング(ジェラルド・バトラー)は、車の事故に巻き込まれた大統領夫人(アシュレイ・ジャッド)の命を守ることができなかった。 2年後の米国独立記念日。 アジア系...
エンド・オブ・ホワイトハウス (本と映画、ときどき日常)
監督 アントワーン・フークア 出演 ジェラルド・バトラー     アーロン・エッカート     モーガン・フリーマン テロリストが大統領以下主要閣僚を人質にとり、ホワイトハウスを占拠した。 2年前、ファーストレディを助けることができなかったSPが単身ホワ...
エンド・オブ・ホワイトハウス / Olympus Has Fallen (勝手に映画評)
ホワイトハウスが陥落するとはね・・・。なんとも衝撃的な物語ですが、かの某国の事を考えると、強ち荒唐無稽とも言えないかもしれません。 冒頭出てくるガンシップはAC-130。USAFのロゴ入りで有ることは、映像で映し出されていますが、これって、内通者が居てハイジャッ...
『エンド・オブ・ホワイトハウス』 2013年5月20日 なかのゼロホール (気ままな映画生活(適当なコメントですが、よければどうぞ!))
『エンド・オブ・ホワイトハウス』 を試写会で鑑賞しました。 かなり見応えある映画でしたよ 【ストーリー】  シークレット・サービスとして大統領の護衛にあたるも、大統領夫人の命を守ることができなかったマイケル(ジェラルド・バトラー)。それから2年後、彼はホ...
エンド・オブ・ホワイトハウス (映画1ヵ月フリーパスポートもらうぞ〜)
評価:★★★★【4点】(5) “小包とプラグ”ってなんともお茶目で楽しい!
エンド・オブ・ホワイトハウス (とりあえず、コメントです)
ホワイトハウスがテロリストに陥落されてしまうというサスペンス・アクションです。 ジェラルド・バトラー主演でこういうアクションってカッコ良さそうだなとチャレンジしてみました。 何よりも、ほとんど戦場のようになってしまうホワイトハウスの惨状にビックリしてしま...
映画「エンド・オブ・ホワイトハウス」 (ITニュース、ほか何でもあり。by KGR)
2013/6/11、ユナイテッドシネマ豊洲。 予告でいきなり「ホワイトハウス・ダウン」が流れたのはびっくりした。 あちらは日本公開は8/16だが、アメリカでは6/28公開。 どうなるか、   ジェラルド・バトラー、アーロン・エッカート、モーガン・フリーマン、 ...
エンド・オブ・ホワイトハウス (風に吹かれて)
ホワイトハウスでダイハード [E:bomb] 公式サイト http://end-of-whitehouse.com監督: アントワーン・フークワ  「トレーニングデイ」 「キング・アーサー」 「シュー
エンド・オブ・ホワイトハウス (ダイターンクラッシュ!!)
2013年6月16日(日) 18:45〜 TOHOシネマズ川崎6 料金:0円(シネマイレージカード ポイント利用) パンフレット:未確認 リーアム・ニーソン的ジェラルド・バトラー 『エンド・オブ・ホワイトハウス』公式サイト LAで宇宙人を撃退し功をなしたアーロン・エッカ...
映画「エンド・オブ・ホワイトハウス」 (FREE TIME)
映画「エンド・オブ・ホワイトハウス」を鑑賞しました。
映画「エンド・オブ・ホワイトハウス」感想 (タナウツネット雑記ブログ)
映画「エンド・オブ・ホワイトハウス」観に行ってきました。タイトルが示す通り、アメリカのホワイトハウスを舞台に繰り広げられるアクション映画。作中では無差別銃撃などで人が血...
エンド・オブ・ホワイトハウス そんなに簡単でいいのか!? (労組書記長(←元)社労士 ビール片手にうろうろと〜)
【=36 うち今年の試写会5】 東京電力柏崎刈羽原発再稼働申請なんて、あり得ない! 原発停止に伴う火力発電の燃料費増加で悪化する収支の改善を図るのが狙いで、これを受け入れないと電気料金を値上げするぞと利用者を脅迫までしているし。 安全対策が順調に進んでいると...
「エンド・オブ・ホワイトハウス」 きっと記憶に残らないのだろうなぁ (はらやんの映画徒然草)
んー、頭の中で本作の予告編と今度公開するローランド・エメリッヒの「ホワイトハウス
「エンド・オブ・ホワイトハウス」:「ダイ・ハード」にしちゃえば? (大江戸時夫の東京温度)
映画『エンド・オブ・ホワイトハウス』は、2時間きっちりと楽しませてくれる娯楽作。
『エンド・オブ・ホワイトハウス』 (こねたみっくす)
これぞ21世紀の『ダイ・ハード』だ! と言っても『ダイ・ハード』と『ザ・シークレット・サービス』を銃撃戦映画が得意なアントン・フークア監督が味付けしただけの作品なのですが ...
『エンド・オブ・ホワイトハウス』 これをやってはいけない (映画のブログ)
 優れた創作者には、現実に起きることを見通す力があるのだろうか。  月刊「創」の篠田編集長は、映画『さよなら渓谷』を観た驚きを同誌2013年7月号に綴っている。1998年に帝京大ラグビー部員が起こした事...
エンド・オブ・ホワイトハウス (C’est joli〜ここちいい毎日を♪〜)
エンド・オブ・ホワイトハウス '13:米 ◆原題:OLYMPUS HAS FALLEN ◆監督:アントワン・フークア「トレーニング デイ」「ザ・シューター 極大射程」 ◆出演:ジェラルド・バトラー、アーロン・エッカート、モーガン・フリーマン、リック・ユーン、アンジェラ・バセ...
エンド・オブ・ホワイトハウス (銀幕大帝α)
OLYMPUS HAS FALLEN 2013年 アメリカ 120分 アクション/サスペンス PG12 劇場公開(2013/06/08) 監督:アントワーン・フークア 製作: アントワーン・フークア ジェラルド・バトラー 出演: ジェラルド・バトラー:マイク・バニング アーロン・エッカート:ベ...
エンド・オブ・ホワイトハウス (タケヤと愉快な仲間達)
監督:アントワーン・フークア 出演:ジェラルド・バトラー、アーロン・エッカート、モーガン・フリーマン 、アンジェラ・バセット、ロバート・フォスター 【解説】 『完全なる報復』『マシンガン・プリーチャー』などのジェラルド・バトラーがプロデューサーと主演を務...
映画『エンド・オブ・ホワイトハウス』を観て (kintyre's Diary 新館)
13-52.エンド・オブ・ホワイトハウス■原題:Olympus Has Fallen■製作年、国:2013年、アメリカ■上映時間:120分■料金:1,800円■観賞日:6月15日、新宿ピカデリー(新宿) □監督:アントワン・フークア◆ジェラルド・バトラー◆アーロン・エッカート...
エンド・オブ・ホワイトハウス (いやいやえん)
素敵な元シークレット・サービスのジェラルド・バトラーが、素敵な大統領アーロン・エッカートを助ける話…って書くとなんか軽いですが、映画としては真っ向勝負のど迫力のアクション映画です! 実際にはこんな簡単
映画評「エンド・オブ・ホワイトハウス」 (プロフェッサー・オカピーの部屋[別館])
☆☆☆(6点/10点満点中) 2013年アメリカ映画 監督アントワーン・フークア ネタバレあり
エンド・オブ・ホワイトハウス (ケントのたそがれ劇場)
★★★☆ 製作:2013年 米国 上映時間:120分 監督:アントワーン・フークア 北朝鮮系のテロリストグループが、訪米した韓国首相護衛隊に紛れ込んで大統領を拉致し、ホワイトハウスを占拠する。挙句は核兵器に係る機密コードを盗んで、全米いや世界中を震撼させる
エンド・オブ・ホワイトハウス (Olympus Has Fallen) (Subterranean サブタレイニアン)
監督 アントワーン・フークア 主演 ジェラルド・バトラー 2013年 アメリカ映画 119分 アクション 採点★★★ ハリウッド映画って、その時々の社会に潜む不安や不満を巧みに題材に盛り込みますよねぇ。タカ派が幅を利かせてる時にはリベラル的な作品が、リベラル政...