アトリエ PapeR MooN ぺーぱーむーん

マスキングテープアート作家
子どもアート療法士・色彩アートセラピスト
まりりんのブログ
奈良県大和高田市在住

わがままじゃなく、あるがままに。

2015年11月27日 22時22分49秒 | Rカフェ
こんにちは、マスキングテープアート作家のまりりんです
毎週金曜日、奈良県大和高田市のRカフェにて、子どもアート療法を行っています。



本日も、2人の子どもちゃんが体験してくれました。

子どもアート療法では、
その時、子どもが選んだ画材や、使った色などから、
子どもの心の状態や、伸びつつある能力などをみていきます。

「療法」だから、病気の子どもがうけるものなの?

と思われるかもしれませんが、
どんな子どもも楽しんで、受けていただけます。

今日の2人も、前回の子どもアート療法を体験された子と同じく、ねん土と絵の具がお気に入りでした。
子どもはねん土が大好き!

ねん土は、リラックス感の大きい素材です。
絵の具や水との相性も良く(こちらが教えなくても、子どもは知っているのですね。)、
スキンシップ効果も得られ、五感も刺激されます。
よく、ねん土を叩いたり、投げつけたりするのも、そのためです。

前回の子もそうでしたが、今日の子どもちゃんたちも、ねん土に黒の絵の具を塗っていました。



みなさん、黒色に対して、どのようなイメージをお持ちでしょうか?
「怖い色」「暗い色」・・・なんだか、マイナスなイメージが強いかもしれません。
しかし、どの色にも、プラスの意味合いはあるのですよ

何かに集中したい時などには、無意識的に黒を選ぶ傾向があります。
そんな時は、色が返って、邪魔になるのですね。
また、黒は、気分的に落ち込んでいるときにも助けてくれる色。
親とぶつかって、気持ちがしょんぼりしていたら、
黒をたくさん使うことで不安やショックを吐き出して、心の状態を保とうとするのです。

子どもが選ぶ色には、間違いはありません。
その時に、必要な色を、潜在的に選んでいるのです。
素晴らしいでしょう?
これは子どもに限ったことではなく、私たちおとなもそうなのです。


アート療法を終えてから、マスキングテープアートも楽しんでいました。

帰り際に、「こんな楽しいこと、今までしたことない!」

と、言って帰っていきました。

この空間では、
何を選ぶのも自由。
何を作るのも自由。

子どもアート療法では、子どもが主役!
「今日はこれを作りましょう。」というようなことをこちらから決めたり、絵を指導したりするということはしません。

だから、うれしかったのかなぁ。

「好きなことだけさせて、うちの子、わがままになるんじゃ!!?」

って心配される親御さんもおられます。
私は、そうではないと思います。
むしろ、逆なのです。

「自分の好きなようにやっていいんだ!」
「認めてもらった!」

というような経験を小さいうちからたくさんしている子ほど、
自尊感情が育ちます。
自分を大切に思える子どもは、周りの子も大切に思えるようになるのです。
こちらが教えなくても。
子どもたちは、自分で分かっていくのです。
アート療法は、そうゆう空間でありたいと思っています。

「自分にとって何が心地よくて、何がそうでないか。」

それはきっと、周りのみんなも同じだものね。

だから、「わがまま」じゃなく、みんなが「あるがまま」に生きられるのですね。



たまたまコーヒーカップを覗き込んだら、Rの文字が!!!
小さなホコリが集まって出来上がった、奇跡の瞬間です。
この世界は、みんなが思うよりも、実はもっともっと素晴らしいのでしょうね。



子どもアート療法を希望される方は、ご予約をお願いします。
その際、お子さまの年齢、健康状態、学校(塾、友達関係も含む)での様子、家庭(家族構成、親、きょうだいとのかかわりなど)での様子を、簡単にお伺いさせていただきます。

12月のご予約可能日
12月18日、25日
両日とも、金曜日の10:00~18:00です。

ご予約・お問い合わせは、Rカフェへ 
HP http://r46174.wix.com/rcafe1
TEL 090-9889-0046




子どもアート療法士
(株)ハート&カラー「色彩学校」認定。
色彩心理学をもとに、幼児・児童を対象に自由創作を通した子どものメンタルケアに携わる専門家。
※アート療法士が、子どもに対して、絵の指導を行うことはしません。
アート療法は、子どもの自由なアート表現を大切にします。




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