パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

トンネルを抜けるとそこは雪国だった

2017年02月03日 | おでかけ
2月3日(金)晴れ

一月中旬、娘が帰省し1週間滞在。
体調も悪くないし、雪国というのも見てみたいという気持ちが沸き起こり、娘が帰る時に一緒に行くことにする。
帰省前に、全国ニュースで流れるほど北陸地方は大雪で、娘はもうすっかり雪に飽きてうんざり顔。
テンションだだ下がりの娘を鼓舞するためにも(←口実)母は雪国へ付いて行ってあげるからねっっっ。
大慌てで、近所の○エツで雨靴を調達!
土曜日早朝、まだ暗いうちに家を出る。
でも、驚くのは東京人のウィンタースポーツ熱の高さだ。
大きなバッグを背負った老若男女であっという間に自由席は埋まる。
娘と「新幹線ってのはどんな感じで席を譲るべきか」話し合う。
母より年上っぽくてもスキー板持ってるような人には譲らなくていいよねっっ。
次の上野から乗ってきた家族連れはもう座れない。
小さな子供二人を見るに心が痛むが、おばちゃん腰が悪いから許してね。
想定外だったパパは言い訳のように「これもいい経験!いい思い出になるよ!」と言うが、朝食を座席で取る気満々で買い込んだパンやらおにぎりやらお茶の入った袋を持ったママは言葉が少ない・・・
「ちっちゃな子供連れなら、もすこし下調べするなり東京駅まで来るなり、指定席とるなりしろよ!」と、関係ないおばちゃんまで心の中でパパを罵る。
軽井沢で席が空いて家族みんな座れた時は心底ホッとしたわ。

そしてその頃はすっかり雪景色。
娘の住む街に着くと、朝焼けに輝いていた富士山、青空に映えていた山々が同じ今日だとは思えないほどのどんより鉛色の空。
みぞれ混じりの雨も降っている。
う〜む。この空は、南国育ちの人間にはつらいなあ。
住みやすい気候とか環境、その人ならではの好みもあるだろうが、育ってきた環境も大きいと思う。
ワタクシは南国鹿児島で生まれた。
梅雨の激しさ、台風の多さ、夏の太陽の強さ等々が鹿児島の気候の特徴か。
梅雨のない(←ワタクシに言わせると東京の梅雨なんて屁みたいなもんだ)、つか、そもそも年間で雨の少ない東京の人たちは夏の鹿児島にうんざりして「こんなとこ住めん!」と思うだろう。
それ以上に、桜島の灰の洗礼を受けた時点で「ないわ!人間住むとこちゃうわ!」って思うだろう(←なぜに関西弁かと申しますに、関西の友人が遊びにきた時「この灰って健康被害はないの?」と驚いた言葉の裏に聞こえたのがこの心の声だった)
いや、鹿児島県人もうんざりしてますよ、灰には。
うっかり窓なんか開けてた日にゃ畳がザラザラ。
洗車した直後に灰雨降った時の絶望。
でも、桜島なくなれ!なんて思わないし、しょうがないという諦めの境地なのかな。
こういうものだもの、という気持ちなのかなあ。
北陸とかの雪国の人達も、そういう気持ちなのだろうと勝手に推測する。
大雪は嫌だ、大変だ、うんざりだ、と思うけど、でも、冬ってそんなものだ。
雪かきはうんざりだけど、雪をかぶった○○山の景色を見ないと冬は始まらないとか思うんじゃないだろうか。
それがふるさとを思うことにも繋がる。
だから、Uターンは成功しても、Iターンは難しいということにもなるかなあ。

一息入れてから、仕事場へ向かう娘。(新幹線ブラボー!始業開始に間に合う素晴らしさ!)
普段引きこもってるくせに、大雪にテンションマックスな母は意味なく出かける。
雨靴履いてると無敵な気がする(と、これはすぐに誤りだと気づく。雪靴ではないので滑る時は滑ります)

こんなことしてみたりしながらスーパーへ行く。幼稚園児だ。

ひょえ〜〜〜歩道と車道の間に雪の壁。
いたるところに真っ白な雪の空き地。
かまくら作らないのか?子供達よ!こんな綺麗な雪が売るほどあるというのに(←こういう思考がすでに南国育ち)
雪雨も上がった午後には、また意味もなくふらふら雪の街を彷徨う。
雪かきや灰の収集、雨戸のことなんかを悩まなくてすむのが観光客の気楽なところさ。
そして、夜は娘と中華料理屋さんへ。

雪国の一日目、終了〜〜〜
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