パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

この世界の片隅に

2017年01月08日 | 本・マンガ・テレビ・映画
1月8日(日)曇り

母と映画「この世界の片隅に」を見に行く。
戦争ものは、映画、ドラマ、小説、漫画、全ジャンルにおいて見ないようにしている。
こういうものを見なくても、ワタクシは十分に戦争の怖さ、愚かさは知っているつもり。
だから、はだしのゲン論争の時も「これを機に『子供達に敢えて見せるべき!』運動が活発にならねばよいが」と憂慮した。
ワタクシは、小学校の時、体育館でこの映画を見せられて(と言っても怖くてほとんど見てないが)トラウマになった。

しかし、「この世界の片隅に」は原作を読んでいる。
紹介してくれたワタクシのブックリーダーpさんが「この主人公はnさんに似ている」と言ってくれた(言ったご本人は忘れているかも知れぬがワタクシは一生覚えている。そしてどんどん増長していってる。もしかしたら彼女は「ちょっとnさんを思い出したわ」くらいだったかも知れぬ。)
そんなこともあり、これは見なければ!と思っていた。
とはいえ、ストーリーは知ってるから、それほどの感動やら衝撃はなかろうと、軽い気持ちだった。
いや、世間ではものすごい評判になっていることも知ってたし、「のん」さんの高評価のことも知ってた。
でも、油断していた。

まずは・・・音楽。
映像と音楽ってのは切っても切れないねえ〜
ジブリもしかり、ラッドと『君の名は』も!
娘の車の中で、くるりと宇多田ヒカルの合間に流れてた「コトリンゴ」の「悲しくてやりきれない」
娘から聞いてなかったら、オープニングで流れる「悲しくてやりきれない」を聴きながら、大貫妙子?いや、手嶌葵か?と思うような、ハスキーだけど柔らかい歌声。
昭和に吸い込まれて行く。

そして、声優としての「のんさん」
こうの史代さんの絵が、そもそも昭和の香りがすると常々思ってるのだが(そして、ワタクシはあまり好きな絵ではない。だって可愛すぎるのだもの。)
その、キャラクターに、声がかぶさり、動き出すと・・・これがすごく良いのですよ。
そんでもって「すずさん」のキャラと「のんさん」の声と広島弁が、これ以上のものはないというほどピッタリ!
あまちゃん=能年玲奈で、その後、色々あったらしく、今後どうなるんだろう?もう女優復帰はないのか?と案じていたところへこの素晴らしい仕事っぷり。
「良かったね〜〜〜見てる人は見てるのねえ〜」と親戚のおばちゃんのような気分。

これから観る方もおられるでしょうから、ストーリーは申しませんが、
戦争映画というくくりには入れたくないのです。
でも、これを見終わった後には、戦争が自分の大事な人、もの、生活、全てを奪ってしまうということを
どんなにショッキングな映像付きの戦争映画に勝るとも劣らない衝撃をもって教えてくれる。
そして、今現在の自分の幸せな日常を壊されたくないと強く強く思う。
小学生の時に、「はだしのゲン」ではなく「この世界の片隅に」を見たかったと思う。ワタクシはね。

 
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4 コメント

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遅ればせながら (p)
2017-01-10 08:49:07
週末に観てきました。
またゆっくりと♪語ろう。
Unknown (puffpuff)
2017-01-10 18:21:59
今年もよろしく~

楽しいお正月でしたね~
我が家も義母と楽しく?過ごしました。
今年はどこへ行く~?^^
pさんへ (n)
2017-01-10 19:02:30
是非是非!
それにしても!これが大ヒットとしたからって実写化とかして欲しくないわぁ〜
ドラマで「え?」って違和感だった白鷺も、アニメだと素直に受け入れた気がします。
その他もろもろ語りたし!
puffpuffさんへ (n)
2017-01-10 19:05:48
今年もよろしくお願いしま〜す!

同じく!我が家も実母と楽しく?過ごしました。
今日、九州へと帰って行きました。
心身ともにへとへとです。

今年はぜひ山陰に行きたいの!
でも、冬は嫌なの(←雪道恐怖体験がトラウマとなっている)
早く春よこ〜い!

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