もっと!なんかすいてた

岩手発グダグダ日記

目の綺麗な子供

2017年07月18日 05時10分30秒 | 日記
子供の頃の俺に

オフクロは、お婆ちゃんの悪口をよく聞かせた

俺はお婆ちゃんも好きだし

オフクロも好きだし

そんな風に言われてもどうしていいのか分からなかったし

悲しかった。

お婆ちゃんは、他所で私の事をこう言っている

あんな言い方をするのは私を嫌っているからだ

にゃびは優しいお婆ちゃんだと思っているかもしれないけど意地悪な人だよ



『そんな事ないよ。お婆ちゃんは優しいよ』

と俺が反論して

お前にはそう見えてるだけだよ…と言っていた

それが本当に悲しかった








でも、大人になった今なら

そんなオフクロの気持ちも分からないわけじゃない

若くして結婚をして

小さな魚屋と農業をやっている貧乏な家に嫁いできて

近所に話せる友達もいなくて

小さい子供を置いて共働き。

子供は自分よりも、お爺ちゃん、お婆ちゃんになつく。

嫁の立場でいつも気が張っている。

気持ちの行き場所がなかったんだなって思う。

あの時、悲しく感じたことを

何となく一度も責めなかったのは

どこかでそれを感じていたんだろう…。

もう随分前に亡くなったお婆ちゃんの話が出ても

今でもどこか棘のある言い方をするオフクロ。

もう許してやれよと思うが、何も言えない。







オフクロが俺に聞かせてくれた話では

こういうのがあったのだ



子供の頃の俺は、目がとても大きく

白目がとても青みがかっていたそうだ

『こういう目の綺麗な子供は早死にをする…』

と言って、お婆ちゃんはそれを何度も口にしたそうだ

オフクロからしたら気分のいい事じゃない

我が子が早死にすると言われて平然でいられる人はいないだろう…



お婆ちゃん、2人目だか3人目だかの子を小さい頃に亡くしている

4歳ぐらいに病気で亡くしたそうなのだが

その亡くなった子が俺にソックリだったようだ。

そりゃね…。

思わず言っちゃうよね。言っちゃダメな事だと思っていても。

生まれ変わりじゃないかと思うほど似てたらね。

『早死にしてほしくない』って思っている気持ちが

言葉の言い方がちょっと違って

それが変に伝わって。








目の綺麗な子供は早死にをする。



47歳になりましたよ、お婆ちゃん。

あと半年もすれば48歳だ。

大丈夫、あともう少しは生きそうです。

お婆ちゃんが覚えてる俺からは

随分と目は濁りましたけれども。
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