助産師チエのブログ

新しい命の誕生の場で、生まれたての赤ちゃんに癒されての毎日です。感じたこと、考えたことを気軽につづっていきます。

最終上京

2005-11-26 22:42:31 | Weblog
とうとう来ちゃいました。今、ダカ-ルにいます。
もうすぐ帰国するって実感がまだ
あまりないですね。
最終上京はセットプラスという7人乗りの車を
貸切でした。
びっくりしたことに、約束どおりの時間に
迎えに来てくれました。
朝7時だったのに。30分くらい遅れることを予想していた
私は、あわててしまいました。
予定通りに出発できてめでたしでしたが・・・
途中寄った郵便局で職員がまだ来ていなかったため
30分待たされてしまいました。
どうしても日本に荷物を送りたかったので待ちました。
これも無事に済み、ダカールには昼過ぎに到着。
今まで運転手と喧嘩になることが多かったのですが、
今回は最初から最後まで気持ちよく過ごすことができました。
良かったです。

それにしても・・・
荷造りなどで疲れました・・・



バオバブの木の上で

2005-11-21 22:43:19 | Weblog
NIORO付近の隊員が私の帰国前に旅行に連れて行ってくれました。
総勢7名。セットプラス(7人乗りの車)1台ちょうどの人数でした。
値段交渉・喧嘩のない旅って素敵ですね。運転手はいい人でした。
今回の旅は次に帰る15年度3次隊のT隊員が企画してくれました。
バオバブの木の上に泊まるってどんなのだろう?と思ったら
想像していたように、大きな木の上に小さめのかわいい木の家が
乗っているという感じでした。1階にトイレとシャワ一が。
ホテルの周りには何もなく、とっても静かでくつろげる空間でした。
プ一ルに入って、プ一ルサイドで昼寝。リゾ一トしてきました。
プ一ルでは、水着で撮影会。かなり写真を撮ってしまいました。
夕食もおいしかったし、夜は日本の洒落た居酒屋風の居間で
飲み会(といってもほとんどはジュ一スでしたが)。
2日目もプ一ルでのんびり。
運転手はホテルの従業員たちと一緒に泊まることになり、
思いがけないリゾ一トを楽しんでいました。
素敵な一泊二日でした。

写真はホテルの部屋の前で皆と。

引越し

2005-11-19 22:50:39 | Weblog
皆に手伝ってもらって、やっと引越しが終わりました。
今は、NIOROの隊員宅に居候中です。
やっぱり荷物多いなぁ。
夜、ゆっくりと荷物整理でもしようと思ったら・・・
停電が数時間も続き、もう眠くなっちゃいました。
でも、明日から旅行なので準備しないといけません。
7人で車を貸し切り、リゾ一トしてきます。
一緒にがんばってきた仲間と楽しい時間を過ごして
来たいと思います。

セネガルのお化粧

2005-11-17 22:54:34 | Weblog
とうとうやってしまいました!
セネガルの結婚式や命名式で
お嫁さんやお母さんがするメイクです。
私たちからしてみると「お化け」のような
ものなんですが、こちらではこれが「美しい」?
のです。
せっかくセネガルに来ているのだから、
セネガル流のおしゃれをやってみようと
思いました。
今日の村のお別れ会には、これで行きました。
他2名も一緒にやりました。
村の女性達はとっても喜んでくれました。
おいしいアヒル料理をご馳走になり、
食後には皆で「スイカ割り」をしました。
とっても盛り上がりましたよ。
この村は、私が赴任して間もなくからずっと
関わっています。
これまで、妊婦・母子訪問、乳幼児体重測定、
保健啓発活動、石鹸づくり、染色教室・・・などなど
様々な活動を主に産婆や女性グル一プたちと行ってきました。
皆の協力もあり、私も楽しく活動をすることができたし
皆で村を良くしていこうと頑張ってこられました。
それから、近くで活動する隊員たちも私の活動に
協力してくれて本当にありがたいです。
私が去った後も、女性達はこのまま自分達で続けていって
くれそうです。残る隊員たちも時々様子を見に行って
くれるでしょう。(お願いします)

村の産婆、ファ一トゥ・ファイ、本当にありがとう。
とっても信頼できる人に出会えて私は幸せです。



村の仲間たちと

2005-11-17 22:52:44 | Weblog
先ほど、写真を追加できなかったので
こちらで紹介したいと思います。
この人たちが、私と一緒に村での活動を
してきた仲間達です。

もうすぐお別れだけれども、
またいつか再会したいと思っています。
それまで元気でいて欲しいです。



ガパ村

2005-11-15 22:58:56 | Weblog
久しぶりに任地に戻ってきました。まだ頭痛は少し残っているのですが、良くもならず悪くもならずという状態が続いているのでとりあえず帰国準備のために帰って来ました。
久しぶりに村へ行ってみたら、かなり癒されました。村人たちから「ロケヤ」(私のセネガル名)と呼ばれ、皆と挨拶をしたり話をして「やっぱりこの村が好きだなぁ」と思いました。赴任後まもなくからずっと関わっている村です。特にマトロンとは一緒に活動をしてみてとてもやりやすかったし、お互いの信頼関係が築けたと思っています。帰国をするのは楽しみなんだけど、この人たちと別れないといけないということが悲しいです。村の人たちには本当に良くしてもらいました。感謝、感謝です。
実は、色々と考えた末にこの村の診療小屋及び産院の再建をしようとしています。草の根無償資金を利用してみます。村を管轄している診療所の看護師が診療所の救急車と村の診療小屋再建、分娩に必要な物品などを申請中です。
大きなお金が動くようなことは絶対にしないと思っていたのですが、この2年間診療所スタッフや村の産婆たちはかなり一生懸命にやっていたと思います。
先日、ODA民間モニタ一の付き添いでやってきた大使館職員がこの制度について説明をしてくれました。私がこの件に関してやったのは、この制度を看護師に知らせることだけでした。後は自分達で決めてもらいました。
私は診療所とこの村はこれからしっかりやっていけると信じています。
申請手続きはかなり面倒なものです。必要な見積書や資料などを作成して日本大使館に郵送しなくてはなりません。今日、診療所に行ったら、全ての書類が揃っていました。看護師は、県病院の医師と相談して見積書をちゃんと作成してもらっていました。すごいです!
23日には視察が来るそうです。看護師はもう自分で大使館とコンタクトをとってやっています。
私はもう帰国で関われないのですが、後輩隊員がフォロ一をしてくれる予定です。
できれば後任の助産師にフォロ一してもらえたら良かったのですが、後任が決まらないのです。
でも、何とか看護師は村と協力し合ってやってくれるでしょう。

スイカの山

2005-11-15 22:56:31 | Weblog
セネガルでは、旬のものはその時期に沢山市場に出ます。
多すぎるくらい。。。
最近NIOROもスイカが出回っています。
どこに行ってもスイカの山、山、山。
スイカは大好きなんだけど、去年安いからって
沢山食べ過ぎてしまって今年は「もういいかな」って
感じです。
私が持っているスイカ1個でだいたい100円もしないのだから
安いですよね。(ダカ一ルだともうちょっとするかも)
ちなみに次はオレンジです。12月~1月頃から出てきます。
その後しばらくは何もなく、雨季の始まる6月頃からマンゴ一。
8月頃からとうもろこしです。

この週末はゆっくりと休めました。
もう休んではいられません。今日自宅に戻り、荷造りを
始めました。この2年間で結構物が増えてしまいました。
なかなか大変です。

任地にいられるのもあと9日!
この間、家具を後輩隊員たちの家に運んだり、電話や電気の解約、
友人達にお別れの挨拶などやることが沢山です。
今週末は、NIORO付近の隊員7名でバオバブの木の上に泊まります。
結構良いホテルらしいです。どんなものだかはお楽しみに。

電気の解約のためにカオラックという50km離れた町に行きます。
解約と支払いが同じ日にできないので、2回行かなければなりません。
(面倒)
電気も電話で呼んでもすぐ来てくれるというわけではないし、
いつ来るかわからないので自分で行って連れてこないといけません。

セネガル生活、終わりも大変です。



命名式

2005-11-12 22:57:51 | Weblog
今日は、JICAのカメラマンが活動の写真を撮影しにきました。広報用にストックしておき、何かの時に使うかもしれないということです。
早朝から村を巡回しました。今日は全国ポリオ一斉投与キャンペ一ンの初日でした。戸別訪問で担当者が実施していきます。
また、今日はちょうど村で命名式をしている家がありました。生まれて1週間目にはじめて自分の名前をもらうことができます。その儀式がありました。
写真は、お母さんと赤ちゃんと一緒に撮ったものです。その日お母さんは、化粧をばっちりして髪形も整えてきれいになります。実は、来週私もこんな感じでメイクしてもらう予定です。
別の村では、同じ配属先で活動する隊員が石鹸づくりをしました。私は彼女の活動をみながら赤ちゃんの子守りをしていました。かわいい赤ちゃんと私の写真もここに載せます。

体調はずいぶんましになりました。
多分、この週末ゆっくり休めば大丈夫だと思います。
これからT隊員のところに休養に行ってきます。
二人で報告書作成をしようかと思っています。



頭痛と送別会

2005-11-04 22:59:44 | Weblog
10月後半はとっても忙しく、無理しすぎてしまったのかもしれません。
11月1日に急に体調が悪化して、後輩隊員に付き添ってもらって上京
しました。やりたいこと、やらねばならないことが沢山あります。
自分でも無理しないよう気をつけていたつもりでしたが、
体が危険サインを出したようですね。気をつけなければ。
2日くらいは、頭をちょっとでも動かすと痛かったのですが
現在はだいぶ落ち着きました。そろそろ報告書作成再会しようかと
思っています。
この際なので、首都で療養中に帰国までに提出する書類全て
書いてしまおうかと考えています。
これももしかしたらやりすぎ??でしょうか。
とりあえず、こちらには10日くらいまで滞在しようかと
思っています。その後、任地で2週間過ごしたら最終上京となります。
なんだか信じられないです。
その2週間の間に、引越しの荷造りや村での送別会など・・・予定は詰まっています。
また体調を崩すということのないように気をつけないといけませんね。
私の活動村、ガパ村では16日に送別会をすることになっています。
以前マトロン宅庭で世間話をしていた時、にわとりやあひるが歩き回っているのを見ながら、
「あひるって肉付きが良くてとってもおいしいんだよ」とマトロンが言ってきました。
それなら食べてみたいなぁと思って今回はあひる料理にします。
先日、マトロンにその話をしました。庭で彼女の家のあひるを指差し、
「あれ料理して」と言ったら・・・
「・・・じゃぁ、どこか別の家のあひるを見つけてみるね」と言われました。
自分ちのはまだ食べたくないのでしょう。
任地では、さばいてある肉といえば牛や羊、やぎなどの肉しか市場にありません。
その他(と言っても、鶏と豚ですが)は、自分で生きたまま買ってさばくしかありません。
セネガル人にさばくのを頼んでも大丈夫です。
村で肉付きの良いにわとりを見ると、なんだかおいしそうに見えてしまいます。
町で豚を見ると、それもおいしそうに見えてしまいます。
こちらでは肉はパックに入って売っているのではなく、食べたかったら
「さばく」ですからね。
と・・・話を戻し、送別会の日は、ヘアサロンに行ってこちらの結婚式や命名式用の
メイクや髪型に仕上げてもらおうと思っています。きっとおばけみたいになります。
任地に戻ってからのことを考えながら、もう少しのんびりとします。



PLA/PRA

2005-11-01 23:05:03 | Weblog
PRA/PLAとは?ということを学びたくて講師を招いた勉強会を企画しました。「参加型」とか、「ファシリテ一タ一」というキ一ワ一ドは、最近助産師の間でも注目されています。
例えば、母親・両親クラスであれば、これまでは妊娠~出産~産後の経過やリスク、入院の時期や入院時に必要なものの説明などをするのがほとんどでしたが、「参加型」に変えていこうという動きがあります。参加者に「どんなお産にしたいですか」と問いかければ、参加者からそれぞれの想いやアイデア、不安などがあげられます。そういったものを共有することで、お互いが学びあうことができます。このように進めていくクラスでは、参加者が主体となって進めていくことができます。

村で活動を進めている間には、いかにして村人の二一ズを引き出すか?村人たちが主体となれるようにするには?という課題が常にあります。この勉強会では、どのようにアプロ一チしていったらよいか?どのようなツ一ルがあるのか?ということを皆で考えるようなものでした。

「村人たちはできる」と信じ、村人たちが主体となって考えられ、行動できるようにちょっとしたアドバイスやきっかけ作りができるような立場でありたいと思います。

この勉強会で学んだこと、自分のこの2年間の活動に当てはめてみると、自然にやってきていたことが多かったです。今後も色々な場面でこのような考えのもとでやっていきたいと思いました。

参考文献:『参加型開発と国際協力 変わるのはわたしたち』ロバ一ト・チェンバ一ス著