ぱおんの小部屋

水郷爆釣隊隊長のひとりごと…

シュール

2017-08-22 07:09:17 | Weblog
母校の裏辺りにある神社。夏休みに立ち寄った。日本一の神社として名が通っているらしい。日本一金儲けに励む神社。

実際に何をしているのかはよく知らない。噂を聞くだけだ。近隣の無人になった神社を取り込んで、広域で神事を行い、しこたま儲けているという。

しかし、祓う力があるとは思えない。ボクの厄年のお祓いはこの神社だったが、それは惨々たるものだった。

まず宮司だか神主だかが遅刻して、二人で喧嘩をしていた。儀式が始まると神主が上手から登場。宮司の「そっちは神さんじゃ」のひと言で慌てて引っ込み、しばらくして何食わぬ顔で下手から出てくる。鏡餅にみかんを載せたお供えを手に、階段を昇る神主。みかんが落ち、トン、トン、トンと階段を転がって、ボクの足元にゴロリ。何事も無かったように餅だけを供える神主。

その後、境内にある沢山の神様を順に御詣りして回るのだか、その時も神主が一部の神様の存在を忘れていて、儀式が終了してから気付く始末。これでは祓われるどころか、逆に祟られそうな感じである。

そんな日本一の神社、裏手に回ると、狸が転がっていた。金にならなくなって放置されたのか、なかなかシュールな光景だ。今まで見たことがないハートの石を持ち上げたら何とか・・・などという新しい神様ができる一方で、こうして廃れていく狸もいる。神様の世界も生きていくのは大変なようだ。
コメント
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