二次元が好きだ!!

SSなどの二次創作作品の連載、気に入ったSSの紹介をします。
現在ストパン憑依物「ヴァルハラの乙女」を連載中。

おススメSS FGO語り

2016-10-08 23:46:25 | おススメSS

FGO語り

毒舌ショタコン作家ことアンデルセンが語るSSです。
多くの英霊がなぜマスター(ぐた子)に協力するか語り、
両義式の本質を見抜き、巌窟王は人間を愛していると童話作家は語る・・・。

人生初の投稿。
と明言されていますが非常によく考えられています。
キャラの性格、感情表現も初めて書かれたとは思えない出来合いです。

ぜひみてください。


「だが……」

この沈黙を破ったのは、
元凶であるアンデルセンさんだった。
意外にも、彼の話はまだ終わっていなかったのだ。

「サーヴァント同士をまとめ上げ、
 カルデアを一つにする、という点においては比類なき才覚を持っている」

……?どういう意味だろう。
マスター失格だとついさっき言った彼が、突然彼女を褒めた。

「そう神妙な顔つきをするな。
 考えてもみろ、このカルデアの異常性を。
 騎士王やジャンヌ・ダルクのような聖人がいると思えば、
 ジャック・ザ・リッパーや酒呑童子のような悪霊まがいもいる。
 そうかと思えば、アルテミスのように頭がヒャッハーなスイーツ女、
 自分以外の価値観をまるで顧みない金ピカ。おまけにカルナとアルジュナ、
 エジソンとテスラの喧嘩コンビだ。普通なら即分裂、内乱が起きても不思議じゃない」

確かにそうだ。
第六特異点まで旅してきた私たちカルデア内部は、
いまやサーヴァントの宝庫だ。
エジソンさん風に言うなら「人種のサラダボウル」だろうか。

これほど多様な人々が集まってしまうと、
不平等や格差が生じ、不満が溜まり、それが争いとなって噴出する。

それが社会の基本だ。
なのに、口喧嘩はともかく、深刻な争いや反乱の兆しは全くない。

「それはグランドオーダー、人類に対する共通の敵がいるからでは……?」

「違うな、それだけなら金ピカがあそこまで本気を出さない。
 ……これはマスターが普通の人間だからこそできる奇跡、夢見る少女だからだ」

「夢……?」

思わず聞き返した。
アンデルセンさんは「愛」や「夢」という言葉を迂闊に使わない。
よほど彼にとって重要な人物を評する際にしか用いないのだ。

「いいかマシュ。何の取り柄もない普通の人間が一生懸命になるからこそ、英雄が手を差し伸べるのだ。
 英雄というのは人物そのものではなく、既に達成した軌跡のようなものだからな。
 そんな達成した存在だからこそ、未だ到達してない者に憧れを抱く。
 私は旅を終えてしまったが、あの人はまだ旅を続けている、まだ夢を見ている……とな。
 そういう奴を前にすると、英雄は己が愛を捨て、夢見る人に協力する。本心から、凡夫の夢を応援するのだ。
 あのマスターがそれを自覚しているのかどうかは判らないが、少なくとも実践している。
 どんなに危険でも、どんな状況下でも、人類を救うという確固たる夢を追い続けている。
 ただ地道に、ひた向きにな。そんな彼女に応じて、サーヴァントたちも力を合わせているのだ。
 そこに英雄同士の執念や闘争はない。緩衝材も必要ない。自然とサーヴァントがまとまり、一つになって魔術王に立ち向かう。
 結果、内部崩壊という悲劇のエンディングは永遠に訪れない。
 おそらく、マスターはこのグランドオーダーという特異な状況下にこそ必要たる人間なのだろう。
 多数の異才をまとめ上げる凡人。中国の故事を拝借するなら、『将の将たる器』と呼ぶ。
 ……以上だ。何か言い返すことはあるか、マシュ?」





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