パノラマ陸連

日々の記録。

ジュノ ノーカントリー モテキ

2011-08-27 01:03:48 | 映画
「JUNO」

酔っ払いながら観たからだろうか、
なんだか号泣してしまった。

オスカーの脚本賞をとったのか?
セリフがいちいち洒落ていました。
映像にお洒落な要素もあり、主演の女優さんの存在感も相まって、
ワンパターンな感じにストーリーが展開しそうでしないんだけど、
でもしよっかな~、でもやっぱそうじゃないよ~
みたいな、蛇行運転のような作品だった。でも酔わなかった。
登場人物それぞれが、愛情を一見軽んじて扱っていると見せかけて、実はそうでもない
っていうところにまんまと乗せられて号泣したのかもしれない。

あの主演の女の子、大竹しのぶみたいだ。
綺麗じゃないけど、すごい存在感。インセプションでもそうだった。


「ノーカントリー」
怖いって。怖いって。目、開きすぎ。
瞬きしなさすぎ。ちょっとやりすぎかなーあれは。
なんだよあの変な髪形。怖いよ。

超面白かった。





いまさら、初めて、「モテキ」見た。
テレビの再放送で。
原作も読みたいなーと思いつつ読んでない。
面白いねー、モテキ。
森山未来に恋をしたよ。
ダメ加減のお芝居が天才的だ。
これを見てると、男と女は違う生き物なんだなーっていうことが
改めて分る。
男が人の話を聴かないこともなんとなく分った気になるよ。
自分のことばっかりなのね、ダメ男って。
そして女は打算的だ。
ダメ男くんたちにはこのドラマを見て勉強してほしい。
このドラマの主人公が生きてきた時代がもろ自分の世代とかぶるので
なんだかもう色々恥ずかしい。学生の頃の部屋に『H』がいっぱいあったり、
小沢健二の曲で猛烈にやる気出しちゃったり、あーn恥ずかしい

その3点 ほか

2011-08-27 00:10:22 | music
8月22日(月)

「青木繁展」を鑑賞。
ブリジストン美術館。

自信家で、自分は画家で成功すると確信して、
実際そのとおりになったけど、
成功は継続しなくて、挫折して人生が転落していって
若くして病死してしまった方らしい。
日曜美術館のみの知識なので、本当にざっくりとしか知らない。

でも美術に全然明るくない私でも、なんか綺麗だなあと、
絵を観て感じたので、観に行った。

最近やっと絵を描く難しさを少し分った気がする。
いわゆる技術的なもの。遠近法とか陰影とかそういうの。
感性だけでない、数学的な知識も必要みたいなので。
青木さんの絵は海の絵が多かったけど、ちょっと離れたとこから絵を見ると、
波の音が聞こえるのです。それも、絵によって、波の大きさや強さに違いがあることが分るのです。
こういう技術はやっぱりプロだと思うのです。

絶筆という、「朝陽」の絵。本来朝陽は昇らない海に、朝陽が昇っている絵で、
泣きそうになった。

そのあと、渋谷のアップリンクで「ミツバチの羽音と地球の回転」を鑑賞。
ずっと観たくてやっと観れた。
アップリンク初めて行った。
私の中で東京を象徴するナンバー1の場所に躍り出ました。
おしゃれな所なんですね。でも嫌な感じじゃなかった。
ずーっと入り浸っていたい雰囲気があります。
受付にいたお兄さんが松ケンみたいにかっこよかった。
やっぱりお洒落スポットにはお洒落従業員がいるのね。
でも嫌な感じじゃないのです。

映画は良かった。祝島のドキュメンタリーだったけど、
あんな奇跡的な場所があったのか、日本に。
天国にいちばん近い島だな。景色とかじゃなくて、住んでいる人間が。
時代の波に丁度良く乗りながら、同時に逆らいながら、
誰に言われるともなく、多分一番いいであろう生き方を島中の住民が本能で分って暮らしている空間という印象。
だから揺るがない信念でもって原発を推進する電力会社に逆らうことができるのだろう。
今回の大震災で、多分あとから振り返ったときに良い方向へ行ったこととしては、
祝島のような生き方に日本全体がシフトしていったこと、と考察することになる気がする。

そのあと、duoミュージックエクスチェンジで「その3点」を鑑賞。
さすがに疲労。
Lampと七尾旅人と馬の骨の競演。
この3点、なんとなく観たくなるじゃないか。ひとりでぼーーーっと。できれば蝋燭の灯りの下で。
きっとそんな感じで見られるかも~と思ってチケットを取りました。

Lamp初めてだった。想像通り。キリンジのお腹の中から出てきた3人なのでしょう。
もちろん好きな音楽だけど、、、、ゆとりですか?違うかぁ。
なんだろう、真似することは悪いことではないというのは絶対的なことだけれど、
真似することでもって普通に自然にプロになるのだな、新しい世代なのだろうか、これは。
MCとか、本当に気合をいれず、自然体ということなんでしょうか、ゆとりですか?違うかぁ。
いいわるいではなくて、初見としてはそういう感想、私も自然に。感じたままに。

七尾旅人さんも初めて。
そう、今回の3点は、それぞれワンマンだったら、行かないかもしれない。
この3点が一緒だったから良かったのだ。バランスが。
期待通り、蝋燭の下で聴きたいような、そんな感じだった。

馬は、良かったです。
初めて多分協演をしている、キーボードの諸岡大也さんという方の演奏が
すごくいいアクセントになっている気がしたのだが、どうなんだろう。
ベース弾きながらキーボードを弾くという、なんだか音楽的技術力が高そうな方で、
多分彼オリジナルのフレーズを沢山弾いてて、それが原曲の良さを引き立たせている気がしたのだが、
原曲そのままが好きな人にとってはアリだったのか分らないけど、
私はスゴーくかっこいいなあと思った。キーボードの音が、オルガンに近くて、
馬の骨の曲って昔のロックンロールくらいの印象しかなかったんだけど、
諸岡さんのアレンジが足されて聴くと、AORなどの要素も入ったロックだったのかと
感じたりしました。うーん、でも専門的なことはよくわからないけど、
あの『ドアーズ』の有名な曲とか、そんな感じの思い出した。
そんなこんなで、今まで至上最高に私の中で盛り上がった馬の骨アクトだった。
泰行さんもすごくかっこよく見えました。実際かっこいいんだろうけど。シュッとしてるし、最近。

夕食

2011-08-16 11:26:11 | ご飯


ごはん
出汁巻き卵
ほうれんそうとウィンナーのバターソテー
冷奴・食べるラー油とミョウガのせ

村娘

2011-08-15 14:37:16 | show


憧れの女性大久保佳代子さんの舞台「村娘」を購入。

思った以上にバタバタと、また下品なシーンのオンパレードでした。

でも「ブスとひがみはイコールなのよ」というのがテーマだったので、
納得。

でも私は、大久保さんはそんなに不細工じゃないと思うんだけど。
顔小さいし、スタイルいいし。
髪の毛スッキリさせて、メイク頑張れば、全然イケると思うんだけど。

でも大久保さんはそんなこと知っていて、あえてそうしないんだと思う。

光浦さんのブスと美人へのオマージュがふんだんに溢れていて、
ここまでできる光浦さんはきっとある程度達観しているんだろうなと想像する。

私はまだまだ顔や性格の明るさによって、生きやすい人たちへの未連みたいなものが
断ち切れずにいる、小さな人間です

そんなことは小さなくだらないことだとは分かっているけど、
そんなことでウジウジできる人生も、それもまた面白いんじゃないかと思う。
開き直りか?


終盤、自分の鬱屈した気持ちを爆発させる大久保さんに、
「人間顔じゃないわよ」的なことを言う美人役の人に向かって
「そういう奴が戦争起こすんだよ!」と捨て台詞を吐く大久保さんに
どきっとした。

あとでコメンタリー聞きながら見直していたら、宮崎吐夢さんがこの場面で
『正義感の強い人ほど戦争を引き起こすらしいよ』って言っていて
なんか面白いと思った。

その宮崎吐夢さんが圧巻だったなー。デミデミムーア・デミムーア。
ビーフorチキン。ラブorダイ。
大久保佳代子劇団は、大人計画と似ているようで全然違うということを
宮崎吐夢さんひとりで証明しているようだった。
しゅごいなー・


リキュール

2011-08-15 14:28:38 | とてもなんて事ないこと


先述したが、「木漏れ日の家で」では、
90過ぎた婆さんがリキュールをロックでクイックイっと飲む場面がある。

熱い紅茶を飲みたいんだけど、入れに行くのが億劫で、
「紅茶の代わりよ、紅茶の代わり」と犬に言い訳をしながら
赤いお酒をショットグラスにトクトクとなみなみ注ぐ。
それをそのままズルズルと飲んで「ぷはー」、
またズルズルと飲んで「ぷはー」っとやるのだ。

それが美味しそうで美味しそうで、さっそくリキュールとやらをお店で探したらあった!
カシスリキュールが。ああ~、いつも飲んでいるカシスソーダやカシスウ―ロンはこれが
原液なのかー。

早速、ショットグラスに注いでみたら、トクトクトクと、映画と同じ塩梅で注がれた。
これだー!
婆さんと同じようにズルズル・プは―っとやったら美味しいのなんの。
これじゃあ90過ぎた老人もイケるはずだ。

すんごく甘いので、アルコール度数20度だが、ぐいぐい飲める。
超うまい。

マイキ―&ニッキ―

2011-08-15 14:06:22 | 映画


「木漏れ日の家で」を観たその日に、
レイトショーでユーロスペースで鑑賞。

ジョン・カサヴェテス初めて観ました・・・。

こんなにカッコイイ人だったのか・・・。はぁ

低予算で質の良いインディペンデント映画を製作した先駆けの方なんですか?

深夜映画を観ているようだった。
B級シネマ。
登場人物が限られていて、マイキーとニッキ―の掛け合いがしつこいほどたっぷり。
時間は深夜から明け方までの設定。

途中ちょっとだれたり、コミカルに楽しく終わるかと思いきや、ラストは非常に後味の悪さが残るが、
他では味わえない、オリジナルな渋いご飯を頂いた後のような心持・・。

シンプルなプロットを二人の名優ががっつり演じ合っているからなのかな。。

ハッピーエンドで終わっていたとしたら、
女子にも好まれる作品になっているかもしれないけど、
悲劇で終わったので、北野武の映画が好きな人や
男子に好まれる作品に仕上がっているのかな。。
なんかもう1回観たくなる。

カケラ

2011-08-15 14:03:00 | 映画

満島ひかりは本当にのどから手が出るほど、邦画界から求めらる女優だろうなあという
気がする。特にインディペンデント系の製作会社からは求められるんだろうなと思う。
こんなにミステリアスでセクシーで可愛げのある女優はなかなか出てこないから。


同性愛ということに関しては、この間まで私は寛容だった。
同性愛を蔑視する世の中を私は蔑視していた。
世の中には男と女しかいないんだから、男には女を、
女には男を結びつけるだけのことのほうが無理があると思っていた。
男も女も人間なのだから、区別するほうが無理があると思った。
それを理解するのは芸術家だと思っていた。それを理解できないのは芸術家ではないと思っていた。

ただ最近考えが変わってきた。
男である意味、女である意味があるような気がしているのかもしれない。
男には女をあてがう、という根拠のない根拠もアリかもしれないと思ってきているフシがある。なんだそれ。

男と女を区別するのは意味があってなされたことなのかもね~という気が。

それでも同性愛を否定する気はないけど。
浮気な愛に比べれば、同性だろうが異性だろうが、真っ直ぐな恋愛は美しい。

木漏れ日の家で

2011-08-15 13:46:41 | 映画


下高井戸シネマ。

初めて下高井戸にまともに行った。
三軒茶屋から世田谷線で終点まで。あっという間。

電車を降りるとのんびりとした雰囲気と丁度いい商店街。
少し歩くと『東京らすく』という看板。
この街に住みたい!

おばあさんが一人きりで古民家で犬と話したり(と言っても犬は話さないので独りごと)
隣の家を望遠鏡で覗いていたり、たまに訪ねてくる息子と孫とは仲が良くなかったり、
昔の思い出にひたったり、熱い紅茶を飲んでバタートーストを食べたり、
たまにリキュールをクイッと飲んだり、そんな話。

敵だと思っていた嫁が実は情があったり、逆に愛していた息子から仕打ちを受けたり、
「神はなんのために私にこんな仕打ちを・・・・」と言って
90過ぎて自ら命を断とうとしたり。

神はなんのために、幼子を苦しめるのか。
ご飯をもらえなくて、紙おむつを食べて餓死した幼児のニュースとか聞くと
そう思わずにはいられない。

この作品のように、長い人生を生きてきたのに、
死を目の前にして、それでも自ら命を断とうとする人もいるだろう。

それでも、どんなときでも、私はこの作品を思い出していきたいと思う。

川の底からこんにちは

2011-08-01 13:43:14 | 映画
面白かった。

満島ひかりは安っぽくないというか、オーラがちょっと違う。

「中の下!中の下!大したことないんだから、頑張るしかしょうがない」っていう思想は面白い。

でも満島ひかりは中の下じゃないよ~…と思った。


あと、会社ってあんなに緩い雰囲気じゃないと思う。